【簡単】カーテンのカビを取る方法！漂白剤なしでもできる落とし方と予防法

カーテンに黒カビやピンク色の汚れがついてしまって困った経験はありませんか？
忙しい毎日が続くと、カーテンのカビに気付きながらも、ついお手入れがあと回しになりがちです。
来客時の見た目を考えると、カビ汚れをそのままにはしておきたくないですよね。
実は、カーテンの素材に合った洗い方と予防を意識すれば、簡単にカーテンのカビ取りができます。
この記事では、自宅で実践しやすいカーテンのカビ取り方法と予防のコツを紹介します。

この記事は月間500台以上の洗濯機をクリーニングしている「洗濯機のまじん」スタッフが監修しています。

洗濯機を清潔に保ち、日々の洗濯を快適にする手助けになれば幸いです。

カーテンにカビが生える主な原因

カーテンは窓際で湿気や結露の影響を受けやすく、黒カビやピンク汚れが集まりやすい場所です。
防カビ対策や掃除の回数が少ないと目に入りにくい部分でカビや雑菌が増え、知らないうちに生地の奥まで汚れがしみ込みます。
ここでは、カーテンにカビが生えやすくなる主な原因を整理し、カーテンのカビが生まれる仕組みを解説します。

湿気と結露でカビが発生しやすくなる

カーテンの黒カビの大きな原因は、部屋の湿気と窓ガラスの結露です。
外気との温度差が大きい窓まわりでは、朝晩に水滴が付きやすく、カーテン生地がじわじわと水分を吸い込みます。厚手の遮光カーテンやレースカーテンは乾きにくいため常に湿った状態に近い環境になりやすいです。

ホコリ・皮脂汚れがカビのエサになる

カビは湿気だけでなく、ホコリや皮脂汚れ、キッチンから流れてくる油煙などもエサにします。
換気をするときに入り込む砂ぼこりや排気ガスも、カーテン生地に付着して汚れが積み重なります。
カーテンの端は手が触れやすい部分で皮脂汚れも残りやすく、カビが育ちやすい環境です。

洗濯頻度が少なく汚れが蓄積する

毎日目に入るカーテンですが、実際の洗濯回数は少なくなりがちです。年に一度も洗濯機で洗わない家庭も珍しくありません。
長期間洗わないままカーテンを吊りっぱなしにすると、湿気とホコリ、皮脂汚れが重なり、カーテン生地の奥まで汚れがたまります。黒カビだけでなく、イヤなニオイも発生しやすくなるため、少なくとも年に1〜2回を目安に洗濯機や手洗いでリセットし、カビが根を張る前に汚れを取り除きましょう。

素材別に見るカーテンのカビ取り方法

カーテンのカビを取る際には、カーテン生地の素材にぴったりの洗い方が大切です。洗い方を間違えると、カーテン生地の傷みや色落ちにつながるため、注意が必要です。
ここでは、カーテン生地の素材別で取り入れやすいカビ取りの方法や手順を解説します。

ポリエステルカーテンは酸素系漂白剤が有効

ポリエステルのカーテンは丈夫で水洗いしやすく、黒カビやピンク汚れには酸素系漂白剤を使ったつけ置き洗いが向いています。酸素系漂白剤は、塩素系のものにくらべて色柄への影響が少なく、生地への負担もおさえやすいのでおすすめです。
洗濯機に入れる前に一度、目立たない裏側で色落ちテストをおこないましょう。問題がなければ洗濯ネットに入れて手洗いコースで洗ってください。すすぎ回数を多めに設定すると、洗剤残りが減り、再びカビが増えにくい状態に近づきます。

天然素材(綿・麻)はやさしく手洗いが基本

綿や麻などの天然素材は風合いの良さが素敵ですが、洗う場合は強い漂白剤や激しい水流には弱いです。
もし黒カビが気になる場合は、あらかじめ洗濯表示で水洗い可能かを確認し、まず中性洗剤をぬるま湯に溶かします。ゴシゴシこするのは避け、押し洗いを基本にしたやさしい手洗いで汚れを浮かせることから始めましょう。
その後しっかりすすぎ、タオルで水気を軽くとってから陰干しで自然乾燥させます。

レースカーテンの黒カビ・ピンク汚れ対策

レースカーテンは薄くて軽い一方で、引っかかりやすく傷みやすい素材です。
もし黒カビやピンク汚れが出た場合は、丁寧にたたんで洗濯ネットに入れ、手洗いコースやドライコースで短時間の洗濯を選びましょう。汚れの種類に合わせて洗剤を使い分けると、生地を守りながらケアしやすくなります。

レースカーテンの汚れ別ケアの目安

洗ったあとは、直射日光ではなく風通しのよい場所での陰干しがおすすめです。紫外線による黄ばみや劣化を防ぎながら、しっかり乾かしましょう。

漂白剤なしでカーテンのカビを取るナチュラルクリーニングの方法とは？

小さな子どもやペットと暮らす家庭では、強い漂白剤の使用に不安を感じる場面も多いですよね。
漂白剤を使わず、重曹やクエン酸などを取り入れて刺激をおさえながら、カーテンのカビ汚れやニオイのケアをしたいと考える人もいるでしょう。
ここでは、漂白剤を使わないカビ取り方法を紹介します。

重曹・クエン酸を使ったカーテンのカビ取り方法

重曹とクエン酸は、家庭で使いやすいナチュラルクリーニングの代表的なアイテムです。
重曹は弱アルカリ性で皮脂汚れや皮脂由来の黒ずみに働きかけやすく、クエン酸は水垢や結露が乾いたあとに残る白っぽい筋汚れのケアにぴったりです。

お風呂場でのつけ置き洗いで汚れを浮かせる

カーテン全体に黒カビやピンク汚れが広がると、洗濯機だけでは落としにくい場合があります。そのようなときは、お風呂場を使ったつけ置き洗いが便利です。浴槽にぬるま湯をため、洗剤や酸素系漂白剤、重曹のいずれかを溶かしてからカーテンを浸すと、生地全体の汚れをふんわりと浮かせやすくなります。

つけ置き後に洗濯ネットへ入れて手洗いコースで回すと、細かな汚れも取り除きやすくなります。

柔軟剤の防臭・抗菌成分でニオイをおさえる

カビ取り後のカーテンは見た目がきれいになっても、部屋干しのニオイが残る場合があります。
洗濯時に防臭や抗菌成分を含む柔軟剤を取り入れると、ニオイ対策と防カビ対策の両面でサポートを受けやすくなります。ただし、柔軟剤を入れすぎるとベタつきや洗剤残りにつながるため、表示どおりの分量を守り、すすぎを丁寧におこなうよう意識しましょう。

洗濯機でカーテンを洗うときのポイント

手洗いで優しく生地を守りながらカーテンを洗うのも大事ですが、できれば洗濯機の機能を上手に活用してラクにカビや汚れを落とせたらうれしいですよね。
ここでは、カーテンを洗濯機洗いする方法や、洗う際に失敗しにくいコツ、押さえておきたいポイントを紹介します。

洗濯ネット＋手洗いコースで型崩れ防止

洗濯機でカーテンを洗う前に、フックを外して蛇腹状にたたみ、大きめの洗濯ネットに入れると、生地同士の絡まりや型崩れを防ぎやすくなります。
洗濯コースは標準ではなく、手洗いコースやドライコースのように水流がやさしい設定を選びましょう。
レースカーテンや薄手のカーテンはとくに生地が傷みやすいため、ネット使いと手洗いコースの組み合わせがおすすめです。
脱水時間は短めにして、取り出したらすぐに吊るせばシワや縮みをおさえながら乾かせます。

素材に合った洗剤を選んで色柄を守る

カーテンの色柄を長く楽しみたい、生地ダメージを減らしたい、を叶えるためには生地素材に合った洗剤選びが大切です。
ポリエステルなどの合成繊維には一般的な洗濯洗剤で十分ですが、綿や麻、レースなどデリケートな素材を洗う際には中性タイプやおしゃれ着用の洗剤を選びましょう。

素材別・洗剤選びの目安

塩素系漂白剤はカビ取りの効果が強いですが、一方で生地や色柄への影響も大きくなります。どうしても必要な場面を除き、まず酸素系漂白剤を優先して検討しましょう。

乾燥は陰干しで風通しをよくする

洗濯後の乾燥方法は、カビの再発やカーテンの寿命につながります。
長時間の天日干しは殺菌効果もありますが、紫外線による色あせや生地の劣化が気になるところです。
カーテンを干す際には、部屋の換気をしながらカーテンレールにかけて陰干しする、サーキュレーターや除湿機を使うなど、風通しを意識した乾燥環境を整えましょう。
生乾きのまま時間がたつと黒カビやピンク汚れが戻りやすくなるため、晴れていて乾燥時間を確保しやすい日に洗濯する段取りも大切です。

美しいカーテンを保つために大切なこと

丁寧にカーテンのカビ取りや洗濯をしても、洗濯機自体が汚れていると黒い斑点やニオイが再びカーテンにつくリスクがあります。カーテンを洗う際には洗濯機も一緒に見直すと、家全体の洗濯まわりがすっきりします。
ここでは、洗濯槽の汚れがカーテンに与える影響と、自宅でできる洗濯機ケア、さらにプロの洗濯機クリーニングの活用ポイントを解説します。

洗濯槽の黒カビがカーテンへ再付着するリスク

見た目ではわかりにくい状態でも、洗濯槽の裏側やゴムパッキンに黒カビが広がっていると、洗濯中の水流に乗ってカビや汚れのかけらがはがれ落ちます。
洗濯機内が汚れたままカーテンを洗うと、洗い上がったカーテンに黒い点が増えたり、嫌なニオイが残ったりするリスクがあります。
また、カーテンのカビ取り目的でぬるま湯や酸素系漂白剤を使うと、洗濯槽の汚れも一気に浮き出やすくなり、汚れた水がカーテンに触れる時間も長くなります。定期的な洗濯槽洗浄が大切です。

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洗濯槽が汚れる原因と自宅でできるケア

洗濯槽が汚れやすくなる主な要因は、洗剤や柔軟剤の入れすぎや、洗濯物の入れすぎ、湿気がこもりやすい環境です。洗濯が終わったあとに洗濯物を入れたまま放置すると、洗濯槽内の湿度が高い状態が続き、カビが増えやすくなります。
洗濯機内の見えない部分に汚れがたまる前に、日常的な洗濯槽掃除を取り入れるとカビの広がりをおさえやすくなります。

洗濯槽の状態が清潔だと、カーテンだけでなく毎日の洗濯物全体の仕上がりが変わります。清潔感のあるニオイと見た目をキープしやすくなり、家族も気持ちよく過ごせますよ。

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プロの洗濯機クリーニングでカーテンの清潔を長く保つ

長年使用している洗濯機や、黒カビのニオイが強い洗濯機では、自宅での洗濯槽クリーニングや掃除のケアだけでは限界があります。
一度、洗濯機の分解洗浄までおこなうプロの洗濯機クリーニングを検討すると、洗濯槽の裏側にこびり付いた汚れまでしっかり取り除けます。
洗濯槽内部がすっきりした洗濯機で洗うと、カーテンに黒い斑点がつきにくくなり、洗い上がりのニオイも軽くなります。カーテンのお手入れもラクになり、せっかくきれいにしたカビ取りの効果も長く続くでしょう。
家庭での洗濯機ケアにあわせて、2～3年に一度はプロの洗濯機クリーニング業者による分解洗浄を検討しましょう。

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まとめ

窓際のカーテンは湿気や結露、ホコリが集まりやすく、黒カビやピンク汚れが広がりやすい場所です。
放置しておくと、見た目だけでなく家族の健康にも影響しやすいため、素材に合った洗い方で早めのケアが大切です。ポリエステルは酸素系漂白剤、綿や麻は中性洗剤や手洗いのように、カーテン生地にあった洗濯方法を取り入れると安心です。
重曹やクエン酸を使ったナチュラル洗剤を用いた洗浄方法や、お風呂場でのつけ置き洗いもよいでしょう。
さらに、洗ったカーテンを長く清潔に保つためには、洗濯槽の衛生状態も欠かせません。もし洗濯物や洗濯機のニオイや黒い点が気になる場合は、洗濯機ケアの見直しや、プロのクリーニングも一度検討してみてくださいね。

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