新生児の洗濯は「洗剤選び」がカギ！安心・安全な洗い方とママが守るべきポイント

2025年11月30日 2025年11月30日

洗濯機のまじん編集部

出産準備でそろえた小さな肌着やガーゼを前に、「どの洗剤なら安心かな」「大人と同じ洗い方で大丈夫かな」と考えてしまいませんか？
新生児の肌はとてもデリケートです。選択の際には洗剤選びや洗い方に少し気を配るだけで、かゆみや湿疹などのトラブルをぐっと減らせます。
この記事では赤ちゃんの肌に寄り添いながら、無理なく続けやすい洗濯のコツを整理していきます。

1. 新生児の洗濯に使う洗剤は何がいい？選び方の基本
1.1. 大人と同じ洗剤ではダメ？
1.2. ベビー用洗剤と大人用洗剤の違い
1.3. おすすめの成分と避けたい成分
2. 新生児に安心して使える代表的な赤ちゃん用洗剤
2.1. 赤ちゃん用洗剤を選ぶときのポイント
3. 赤ちゃんの洗濯で気をつけたい3つのポイント
3.1. ①衣類は分けて洗う
3.2. ②洗剤は少なめ・すすぎは多め
3.3. ③柔軟剤や漂白剤は基本NG
4. 新生児の衣類を清潔に保つ洗濯機の使い方
4.1. 洗濯槽のカビや雑菌を防ぐ習慣
4.2. 赤ちゃん衣類を洗うときのおすすめコース設定
4.3. ドラム式と縦型での注意点の違い
5. こんなときどうする？ママが悩みがちなQ&A
5.1. いつから大人と一緒に洗っていいの？
5.2. ガーゼやスタイはどう洗えばいい？
5.3. ミルクの吐き戻し汚れはどう落とす？
6. 清潔を保つために！洗濯機も定期的にお手入れを
6.1. 赤ちゃんの肌は「見えない汚れ」に敏感
6.2. 家庭でできる簡単な洗濯槽掃除
6.3. 洗濯槽の黒カビが取れないときは？
7. プロの洗濯機クリーニングで、赤ちゃんの肌を守りましょう
7.1. 家庭の掃除では落としきれない洗濯槽裏のカビや皮脂汚れを徹底除去
7.2. 定期的にプロの分解クリーニングを依頼すれば、洗濯機内部を清潔に保てる
7.3. 清潔な洗濯機なら、赤ちゃんの衣類も安心
8. まとめ

この記事は月間500台以上の洗濯機をクリーニングしている「洗濯機のまじん」スタッフが監修しています。

洗濯機を清潔に保ち、日々の洗濯を快適にする手助けになれば幸いです。

新生児の洗濯に使う洗剤は何がいい？選び方の基本

新生児の衣類を洗う洗剤は何がよいのか迷ってしまいますよね。
洗剤選びを誤ると、すすぎ後にわずかに残っただけでも赤ちゃんの肌の刺激につながる場合があります。
ここでは、新生児の洗濯に使う洗剤選びを解説します。

大人と同じ洗剤ではダメ？

大人向け洗剤は皮脂や汗をしっかり落とす目的で作られ、香りも強めに設計された商品が多いです。
新生児の肌は、大人よりも角層が薄く敏感です。衣類に残った洗剤の香料や界面活性剤に触れると、肌に赤みやざらつきが出る可能性があります。
新生児期は大人の衣類と同じ洗剤を使うより、赤ちゃん専用の洗濯洗剤や無香料の低刺激洗剤を使ったほうが安心です。

ベビー用洗剤と大人用洗剤の違い

ベビー用洗剤と大人用洗剤の違いは、おもに香りと添加物、洗浄成分のバランスです。
ベビー用洗剤は、必要な洗浄力を保ちながら、刺激になりやすい成分をできるだけ減らしたものが多いです。一方、大人用洗剤は洗濯物の白さや香りの持続性を重視する洗剤が多く、赤ちゃんの敏感な肌には負担が大きくなりやすいです。

ベビー用洗剤と大人用洗剤の比較

項目	ベビー用洗剤	大人用洗剤
香り	無香料・微香が中心	合成香料による強い香りの商品が多い
添加物	無添加・低刺激処方が中心	蛍光増白剤や着色料を含む商品が多い
洗浄力	生地にやさしい穏やかな洗浄力	皮脂や黒ずみをしっかり落とす高い洗浄力

新生児に安心して使える代表的な赤ちゃん用洗剤

赤ちゃん用洗剤には、ドラッグストアで手に入りやすい定番品から、成分にこだわったオーガニック系まで幅広いラインナップがあります。
ここでは、赤ちゃん用洗剤を選ぶときのポイントと市販の洗濯洗剤で代表的な商品を紹介します。

赤ちゃん用洗剤を選ぶときのポイント

新生児の肌はとてもデリケートです。洗濯洗剤は無香料・無着色・無添加を基本に選びましょう。
石油系界面活性剤が控えめですすぎ落ちしやすいものなら、洗剤が生地に残りにくく安心しやすいです。

洗剤選びのチェックポイント

無香料・無着色・無添加
石油系界面活性剤が控えめ
ベビー用、新生児から使用可と書かれている
敏感肌テスト済み・皮膚科医監修などの表示がある

代表的なベビー用洗剤一覧

代表的なメーカー別に、赤ちゃん用洗剤をまとめました。
ドラッグストアや通販サイトで選ぶときの目安にしてみてください。

■ ピジョン（Pigeon）
ピュア洗たく用洗剤
 赤ちゃんの洗たく用洗剤ピュア洗浄力Plus+

■ サラヤ（SARAYA / アラウベビー）
arau.(アラウ) アラウベビー洗濯せっけん無香タイプ

■ P&G さらさ（sarasa）
さらさ洗濯洗剤液体

■ エコストア（ecostore）
ランドリーリキッド【無香料】

■ ミヨシ石鹸
無添加お肌のための洗濯用液せっけん

香りの強さやボトルの形状、詰め替えのしやすさなど、使い続けやすいポイントも合わせて見ると、自分の家庭にしっくり合う1本が見つかりやすいです。

赤ちゃんの洗濯で気をつけたい3つのポイント

新生児の洗濯では、洗剤選びに加えて少しの配慮を取り入れると赤ちゃんの肌トラブル予防につながります。
ここでは赤ちゃん用品の洗濯時に意識したい3つのポイントを紹介します。

①衣類は分けて洗う

新生児期は、赤ちゃんの衣類と大人の衣類を分けて洗うように意識しましょう。
大人の服には、外出先で付いた花粉やホコリ、排気ガス、香りの強い柔軟仕上げ剤などが残りやすく、赤ちゃんの敏感な肌への刺激につながる心配があります。
肌着やベビー服、ガーゼ、スタイ、沐浴用タオルなど、赤ちゃん専用のアイテムをひとまとめにして専用ネットに入れて洗うと、生地が絡まず傷みにくいです。

②洗剤は少なめ・すすぎは多め

洗剤量を増やすと汚れ落ちが良くなるイメージがありますが、実際には規定量を超えるとすすぎ残しが増えやすくなります。
新生児の衣類は、洗剤の量を標準〜やや少なめにとどめ、代わりにすすぎ回数を増やしたほうが肌にやさしいです。
とくにドラム式洗濯機は使用水量が少ないため、すすぎを2回以上に設定するのがおすすめです。

洗剤量とすすぎの目安

項目	目安
洗剤量	パッケージに記載された標準量〜やや少なめ
すすぎ	2回以上
水量	自動より一段多めに設定する

③柔軟剤や漂白剤は基本NG

柔軟剤を使うとタオルや肌着がふわふわに仕上がりやすいですが、多くの商品に合成香料や界面活性剤が使われています。
新生児期は香りや成分の刺激が気になるため、基本的に使用を控えたほうが安心です。
白さを保つために使う漂白剤も、赤ちゃんにとっては刺激が強めです。黄ばみやニオイが気になる場合でも、まずはつけ置き洗いと日光や風通しのよい場所での乾燥を取り入れ、どうしても必要なときだけ刺激が穏やかな商品を選ぶようにしましょう
ふんわり感は、柔軟剤を使わなくてもタオルを干す前に軽く振る、乾燥後に手でほぐすなどのひと手間で補いやすいです。

新生児の衣類を清潔に保つ洗濯機の使い方

赤ちゃんにやさしい洗剤を選んでも、洗濯機の中がカビや皮脂汚れでいっぱいになると、洗い上がりの衣類に見えない汚れやカビが付着しやすくなります。
ここでは、洗濯機を清潔に保つ習慣と赤ちゃん用衣類の洗濯コースのポイントを解説します。

洗濯槽のカビや雑菌を防ぐ習慣

洗濯槽のカビや雑菌は、湿気がこもった状態で増えやすいです。
洗濯後に洗濯物を長時間入れたままにしたり、フタを閉めっぱなしにしたりすると、ニオイや黒いカビ汚れが出やすくなります。
赤ちゃんの衣類を安心して洗うためには、毎日の小さな習慣でカビを寄せつけない環境づくりが重要です。

洗濯槽のカビや雑菌を防ぐ基本の習慣

洗濯後はすぐに衣類を取り出し、洗濯槽を乾かすためにフタを開けておく
脱いだ衣類を濡れたまま洗濯機の中に入れっぱなしにしない
月に1回、市販の洗濯槽クリーナーで槽洗浄をする
洗剤投入口や糸くずフィルターも定期的に拭き掃除や水洗いをする

こうした習慣を家族の暮らしに馴染ませると、赤ちゃんの肌着も気持ち良く洗い上がります。

赤ちゃん衣類を洗うときのおすすめコース設定

新生児の肌着やガーゼは、生地が薄くて繊細なものが多いです。
強い水流や長時間の脱水は、生地の傷みや型崩れにつながります。
洗濯する際にはソフト、手洗い、おしゃれ着などの弱水流コースを選び、水量はやや多め、すすぎは2回以上に設定すると、洗剤残りをおさえながら生地へのダメージも軽くできます。脱水時間はやや短めにして、干したあとに軽く手で伸ばすと、シワも整いやすいです。ネットにまとめて入れれば、ボタンやスナップが他の衣類に引っかかる心配も減るので、ぜひ実践してみてください。

ドラム式と縦型での注意点の違い

ドラム式洗濯機は、少ない水でたたき洗いをする仕組みです。
節水に優れていますが、すすぎに使う水も少なめになるため洗剤残りに注意が必要です。
新生児の衣類を洗うときは、すすぎ回数を増やし、必要に応じて念入りコースを選ぶとよいでしょう。

縦型洗濯機は、たっぷりの水でかくはんしながら洗う仕組みです。
すすぎやすい反面、洗濯槽の水面より上の部分にカビが付きやすい特徴があります。定期的な槽洗浄と、洗濯後の換気を習慣にしましょう。

こんなときどうする？ママが悩みがちなQ&A

新生児との暮らしが始まると、洗濯に関する細かな疑問が次々と湧きやすいですよね。迷いやすい場面を先に知っておくと、毎日の家事にも余裕が生まれます。
ここでは、赤ちゃんの洗濯でよくある悩みを解説します。

いつから大人と一緒に洗っていいの？

新生児期から生後3ヶ月頃までは、肌のバリア機能が未熟なため、分け洗いを続けるのがおすすめです。
生後3か月を過ぎて赤ちゃんの肌の状態が落ち着いていれば、少しずつ大人の衣類と一緒に洗うタイミングを検討しても大丈夫です。大人と洗濯を一緒にする際は、香りが穏やかな洗剤を選び、柔軟仕上げ剤は控えめにしてください。しばらくの間は様子を見ながら調整し、もし赤ちゃんの肌が荒れた場合には再び分け洗いへ戻しましょう。

ガーゼやスタイはどう洗えばいい？

ガーゼやスタイは、よだれやミルクが付着しやすく、口元に直接触れるアイテムです。清潔さと肌へのやさしさの両方を大事にしたいですよね。赤ちゃん用洗剤を使い、ほかのベビー服と一緒に洗っても問題ありませんが、小さな生地は洗濯ネットに入れて、やさしいコースで洗うと傷みにくいです。

ガーゼやスタイを長く快適に使うコツ

汚れが強い部分は、洗濯前に水やぬるま湯で軽く下洗いする
ネットに入れてソフトコースなど弱水流で洗う
直射日光だけでなく、風通しのよい日陰干しも取り入れる

ミルクの吐き戻し汚れはどう落とす？

ミルクの吐き戻しは、時間が経つと黄ばみやニオイにつながりやすいため、できれば早めのケアが大切です。
汚れに気付いたら、まずティッシュやガーゼでやさしく拭き取り、水かぬるま湯でたたき洗いをします。そのあと、赤ちゃん用洗剤を溶かしたぬるま湯に短時間つけてから、いつもの洗濯コースで洗います。
1回で落ち切らない黄ばみは強い漂白剤にすぐ頼らず、繰り返しの洗濯と天日干しや日陰干しで少しずつ薄くするイメージでケアすると、生地への負担もおさえやすいです。

清潔を保つために！洗濯機も定期的にお手入れを

新生児の衣類を丁寧に洗っても、洗濯機内部が汚れていると、目に見えないカビや皮脂汚れが洗濯物に付きやすくなります。赤ちゃんの衣類は清潔な洗濯機環境で安心して洗いたいですよね。
ここでは、汚れた洗濯機で赤ちゃんの衣類を洗った場合のリスクや、洗濯機のお手入れ内容や掃除頻度の目安を解説します。

赤ちゃんの肌は「見えない汚れ」に敏感

生まれたての赤ちゃんの肌は敏感で、できれば少量の雑菌やカビにも触れさせたくないですよね。
洗濯槽の裏側に汚れがたまっていると、目に見える黒い汚れが衣類につかなくても、洗い上がった服にイヤなニオイが残ったり、皮膚の薄い赤ちゃんの肌がムズムズしやすくなるかもしれません。
赤ちゃんの肌着やガーゼを安心して着せたいときは、洗剤だけでなく、洗濯機の状態もチェックしましょう。

家庭でできる簡単な洗濯槽掃除

家庭でも、市販の洗濯槽クリーナーを使えば、定期的なカビ対策ができます。
縦型・ドラム式どちらのタイプかを確認し、対応したクリーナーを選んでから、「槽洗浄」や「槽クリーン」コースを使う流れが基本です。
新生児がいる家庭では、洗濯槽のケア頻度も少し高めに設定して清潔さをキープしましょう。

洗濯槽ケアの目安

頻度	お手入れ内容
毎日したい洗濯機掃除	・糸くずフィルターのゴミ取り・洗剤・柔軟剤投入口を軽くすすぐ／拭く・洗濯後はフタを開けてしっかり乾燥
週1回の洗濯機掃除	・槽乾燥
月1回の洗濯機掃除	・洗濯槽（槽洗浄）をクリーナーで洗う・糸くずフィルターを水洗い・外装を拭き掃除・洗濯パンのホコリ取り・排水口の簡単な掃除・パルセーターの裏側を洗う
年1回の洗濯機掃除	・給水ホースの劣化や汚れをチェック・排水ホースを外して水洗い
2〜3年に1回のケア	・プロの分解洗浄を依頼して内部のカビや汚れを徹底除去

洗濯槽の黒カビが取れないときは？

もし洗濯槽クリーナーを何度使っても黒い汚れが繰り返し出る場合や、強いニオイが残る場合は、洗濯槽の裏側でカビがかなり広がっている可能性があります。
自宅で洗濯槽クリーナーを使って洗濯機の掃除をしても、カビやニオイが気になる状態になったときは、プロの洗濯機クリーニングの分解洗浄を一度検討しましょう。

プロの洗濯機クリーニングで、赤ちゃんの肌を守りましょう

洗濯槽の汚れが内部に広がると、市販の洗濯槽クリーナーを使った掃除だけでは限界があります。
プロによる洗濯機の分解クリーニングを上手に取り入れれば、新品のときのようなピカピカの洗濯機にリセットされて赤ちゃん用洗剤の良さを十分に活かせる環境づくりにつながります。
ここでは、プロの洗濯機クリーニングを受けるメリットを紹介します。

家庭の掃除では落としきれない洗濯槽裏のカビや皮脂汚れを徹底除去

プロの洗濯機クリーニングでは、洗濯槽を本体から取り外し、裏側や細かなパーツまで洗浄します。
家庭用クリーナーで浮き出た汚れが再び洗濯機内に付着する心配もなくなり、根本的なカビ対策につながります。
分解洗浄後の洗濯槽は、内部の汚れやぬめりがすっきりとリセットされるため、新生児の衣類を洗う場面でも心配がなくなります。

定期的にプロの分解クリーニングを依頼すれば、洗濯機内部を清潔に保てる

プロの分解洗浄は、2～3年に1度のペースで継続して依頼するのがおすすめです。
定期的に依頼して洗濯機内の汚れをリセットすれば、洗濯機内部の清潔さを長く保つだけでなく、洗濯機そのものの寿命も延びて買い替えの負担も軽くなります。
家族が多い家庭や、子どもが小さいうちは毎日複数回洗濯機を回す家庭も多く、洗濯機内の汚れがたまりやすい環境になりやすいため、定期的なクリーニングを検討しましょう。

清潔な洗濯機なら、赤ちゃんの衣類も安心

洗濯槽の内部まで清潔な洗濯機で洗えば、赤ちゃん用洗剤の低刺激な洗浄力も活かしやすくなります。
ベビー服や肌着、ガーゼ、沐浴用タオルなど、毎日何度も洗うアイテムを気持ち良く着せられる状態に整えやすいです。
新生児の肌を守るために、洗剤選びだけでなく洗濯機そのものの状態にも目を向けてみましょう。

まとめ

新生児の洗濯は、特別なテクニックよりも肌へのやさしさを意識した小さな工夫の積み重ねがなにより大切です。
無香料・無添加のベビー用洗剤を選び、分け洗いと控えめな洗剤量、ゆとりのあるすすぎ設定を意識するだけで、肌トラブルのリスクは減ります。
洗濯機内部の清潔さにも気を配れば、毎日使う肌着やガーゼを安心して洗える環境が整いやすいです。
完璧を目指さず、ママの負担にならない範囲で続けられる洗濯習慣を選びながら、赤ちゃんの心地よさと家族の暮らしやすさを両立して過ごしてくださいね。

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