【簡単】洗濯機の排水口を外さずに掃除する方法を紹介
洗濯機の排水口掃除をしたいのに、洗濯機がズラせなかったり、排水口のパーツが固くて取り外せなかったりと、洗濯機の排水口を外さずに掃除できないか悩んでいる方はいませんか?
この記事では、排水口を取り外さずに洗濯機を掃除する方法を紹介します。
さらに、排水口の汚れやつまりの原因や、他の簡単な洗濯機クリーニング方法についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
Contents
ドラム式洗濯機の掃除については、こちらの記事がおすすめです↓
ドラム式洗濯機の掃除方法をプロが解説!
この記事は、長年洗濯機のクリーニングに携わるプロが監修しています。
私たちの経験を生かして、洗濯機のお手入れ方法について分かりやすくお伝えします。
この情報があなたの洗濯機を清潔に保ち、日々の洗濯をもっと快適にするお手伝いができれば幸いです。
排水口の汚れやつまりの原因とは?
洗濯機の排水口を掃除する前に、汚れやつまりの原因について理解しておきましょう。
排水口は目につきにくいところにあるため、つい掃除をせずに過ごしてしまいがちです。
しかし、つまってからでは対処が大変であるため、定期的に掃除をすることをおすすめします。
汚れやつまりの主な原因となる、以下の3つについて解説します。
衣類に付着しているゴミ
洗濯機の排水には、衣類に付着している、髪の毛、糸くず、 ほこり、皮脂汚れ、砂や泥などが含まれています。
ゴミの一部は糸くずフィルターなどによって取り除かれますが、フィルターが目詰まりしていたり、衣類が汚れていてゴミが多かったりする場合には、排水口に蓄積して、汚れの原因となります。
さらに汚れが排水溝にこびりつき蓄積すると、つまりの原因になります。
洗剤カス
洗剤、柔軟剤、洗濯石けんが溶け残ると、洗剤カスが発生します。
洗剤カスが排水口に流れ込み、蓄積すると、汚れの原因になります。
カビ・雑菌
排水口には大量の排水が流れ込むため、湿度が高くなります。
そのため、排水口の内部はカビや雑菌が発生、増殖しやすい環境です。
さらに皮脂汚れや洗剤カスなどの有機物は、雑菌を繁殖させます。
カビや雑菌は、汚れの原因となります。
洗濯機の排水口の構造
排水口がつまりやすいのは、排水口の構造にも関係があります。
洗濯機から排水ホースを通って流された水は、排水口へ流れ込みます。
排水口の下には、「排水トラップ」と呼ばれる、一定量の水が溜まる構造部分があるのが一般的です。
排水経路の途中に水を溜めておくことで、悪臭が上ってきたり、害虫などが侵入してきたりするのを防いでいます。
この排水トラップは、水を溜めておくために、S字構造、あるいはお椀型構造になっています。
そのため、排水トラップがない場合と比べると、どうしてもつまりやすくなっているのです。
排水口を取り外さずに掃除する方法

排水口を外さずに掃除する方法は、洗濯槽にぬるま湯(45〜50℃)を洗濯機の1/3くらいまで溜め、そのなかに塩素系クリーナーを入れて、排水又は通常コースで洗濯機を回すことで簡単に完了します。
しかし、劇的な効果はあまりないため、時短で行いたい方やどうしてもできない方向けです。
以下に排水口を外さずに掃除する5つの手順を紹介します。
STEP1:事前準備
①掃除用具の準備
洗浄剤
洗浄剤は、塩素系のクリーナーがおすすめです。
酸素系クリーナーや重曹でも洗浄可能ですが、より強力な塩素系クリーナーをおすすめします。
バケツ
ぬるま湯を洗濯機に移すためにバケツが必要です。
温水洗浄を搭載した洗濯機の場合は不要です。
STEP2:取り外しなしの排水口掃除方法
②洗濯機の1/3くらいを目安にぬるま湯を入れます。
洗濯機の中に衣類がないことを確認してから、洗濯機の1/3くらいを目安にぬるま湯(45〜50℃)を入れます。
温水洗浄を搭載した洗濯機の場合はうまく調整してぬるま湯を溜めます。
もしくは、バケツでぬるま湯を洗濯機内部に直接入れます。
③洗浄剤を入れる
ぬるま湯の中に洗浄剤をいれます。
ドラム式洗濯機の場合は、バケツ1杯分でよいです。
水ではなくぬるま湯(45〜50℃)を使用することで、汚れが落ちやすくなります。
④排水
排水のみまたは通常コースで洗濯機を回します。
⑤空運転
空運転を一度してください。
温水洗浄を搭載した洗濯機の場合は温水を選択するとよいです。
お疲れさまでした!
以上で排水口を外さずに掃除する手順の終了です。
洗濯機の排水口汚れの予防法

洗濯機の排水口汚れは、適切に対処することで予防できます。
4つの予防法を紹介しますので、参考にしてください。
糸くずフィルターやゴミ取りネットをチェックする
可能であれば、毎月、スポンジ、雑巾、ブラシなどを用いて排水口とその周辺を清掃しましょう。
ブラシは古い歯ブラシを使ってもかまいません。
清掃する際には、洗濯機の蛇口は閉めておいたほうがよいでしょう。 また、糸くずフィルターやゴミ取りネットのチェックも行いましょう。
これにより、洗濯機の排水性能を維持し、不快な臭いや衛生問題を防げます。
また、洗濯機の内部や外部もきれいに保つことで、衣類の洗浄効果を高め、洗濯機自体の寿命も延ばすことができます。
糸くずフィルター(ゴミ取りネット)のお掃除方法の詳細は以下の記事で解説しているため、詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
【洗濯機掃除の教科書】糸くずフィルターの掃除方法をプロが解説
排水ホースを交換する
排水口が原因ではなく、排水ホースに原因がある事例もあります。
長期間同じ排水ホースを使用していると、内部に汚れやカビが蓄積し、臭いが発生します。
排水ホースのお掃除方法の詳細は以下の記事で解説しているため、詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
【洗濯機掃除の教科書】排水ホースの簡単な掃除方法をプロが徹底解説
お風呂の残り湯を使用しない
節水のために、お風呂の残り湯で洗濯をする方もいます。
ただし、残り湯には、皮脂汚れ、髪の毛、雑菌などが含まれているため、排水口汚れの原因になります。
排水口汚れを予防するためには、残り湯ではなく、水道水で洗濯したほうがよいでしょう。
洗濯槽を洗浄する
洗濯槽の内部に付着した洗剤カスや皮脂汚れがはがれて、排水口に流れ込んできます。
そのため、洗濯槽を洗浄してきれいな状態を保つことで、排水口汚れが予防できるでしょう。
月に1回程度を目安として、洗濯槽クリーナーを用いて洗浄することをおすすめします。
排水口の汚れやつまりを放っておくとどうなるのか

洗濯機の排水口は洗濯後の水を排出し、糸くずフィルター等が糸くずやゴミを捕捉してつまりを防ぐ重要な機能です。
これらのフィルターは定期的に清掃が必要で、適切に機能しない場合排水口のつまりや汚れが生じます。
つまりを放っておくと以下の現象が発生します。
脱水時の洗濯機エラー
排水口の詰まりにより洗濯水が正しく排水されず、洗濯機がエラーを示すことがあります。
このため、脱水が適切に行われない状態になります。
エラーが頻発する場合、専門業者に相談し、排水口の問題か洗濯機自体の問題かを確認してもらうことが重要です。
悪臭の問題
排水口や排水管に蓄積した汚れにより、下水や腐った水のような不快な臭いが生じることがあります。
排水トラップが機能しなくなると、悪臭が室内に広がり、生活環境の快適性が低下します。
排水の逆流
排水口の深刻な詰まりは、排水が逆方向に流れ、防水パンを超えて床へと溢れ出るリスクをもたらします。
これは床材の損傷や室内浸水といった深刻な被害を引き起こします。
洗濯機のクリーニング業者に依頼するのもおすすめ
洗濯機の掃除箇所は、多岐に渡ります。
定期的なお掃除でご自宅の洗濯機を長持ちさせることは可能ですが、一般的なお掃除方法では手が届かない場所がかなりあります。
そんな時に、洗濯機のクリーニング業者を試してみるのもいいかもしれません。
たとえば、洗濯機の分解洗浄は、プロの作業員でも4時間以上かかる場合があります。
これを、初心者の方が行うと1日で終わらない可能性もありますので、コストパフォーマンスを考慮して、プロへ依頼するのがおすすめです。
この記事を提供しているのは、洗濯機クリーニングを専門としている洗濯機清掃サービス業者です。
サポート範囲は、縦型洗濯機の薬剤投入洗浄から、ドラム式洗濯機の分解洗浄まで幅広く網羅しております。
久しぶりに洗濯機をピカピカにしたい方や、洗濯機に異変を感じる方はぜひ、ご相談ください。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は洗濯機の排水口を外さずに掃除する方法や、排水口の汚れやつまりの原因、さらには予防策について紹介しました。
定期的なお手入れで、洗濯機の性能を維持し、快適な洗濯生活を送りましょう。
この他にも洗濯機清掃に関するコンテンツが多くあるため、気になる方はチェックしてください。
投稿者プロフィール

- 洗濯機クリーニングのスペシャリスト。毎月50台以上の洗濯機を新品同様に蘇らせることで顧客からの絶大な信頼を築いています。単に清掃を行うだけでなく、お客様とのコミュニケーションを重視し、日々のお手入れ方法について専門的なアドバイスを提供。期待を超えるサービスで、お客様に感動と笑顔をお届けします。
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