【黄砂の時期の洗濯対策】外干しは危険?トラブル例と正しい洗い方を解説

日本では3月から5月ごろに黄砂の飛来が多くなり、とくに4月がピークになりやすいとされています。

黄砂が舞う季節は、洗濯物を外に干しても大丈夫なのか、ざらつきやニオイは防げるのかと不安になりますよね。

実は黄砂は洗濯物だけでなく、洗濯機の内部にも入り込み、放置するとカビや黒いカス、嫌なニオイにつながるおそれがあります。

この記事では、黄砂の時期でも洗濯物と洗濯機を清潔に保つための干し方・洗い方・掃除のポイントをわかりやすく解説します。

正しい黄砂対策が知れて、春の洗濯に迷わず、家族の衣類を安心して気持ちよく着られる毎日に変えましょう。


洗濯機の目に見えない汚れをそのままにしていると、カビや雑菌が混じった水で、毎日家族の衣類を洗い続けているかもしれません……

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この記事は月間1100台以上の洗濯機をクリーニングしている「洗濯機のまじん」スタッフが監修しています。

洗濯機を清潔に保ち、日々の洗濯を快適にする手助けになれば幸いです。

黄砂の時期に洗濯物を外干しすると起こるトラブル

毎日使う衣類だからこそ、黄砂の多い日の洗濯物は外に干してよいのか、清潔さは保たれるのか気になりますよね。

ここでは黄砂の特徴と外干しによる影響について解説します。

黄砂が付着するとどうなる?

黄砂は、中国やモンゴルの乾燥地帯の土や砂が風で舞い上がり、日本まで運ばれてくる現象です。

日本に届く粒子の大きさは、直径およそ4μm(マイクロメートル)前後とされています。

スギ花粉は約25〜30μm(マイクロメートル)ほどあるため、黄砂はそれよりも小さな粒子です。

黄砂は粒子が小さいため、衣類の繊維のすき間に入り込みやすい特徴があります。

外干しした洗濯物に付着すると、手触りがざらついたり、黒や濃色の衣類が白っぽくくすんだりします。

取り込むときに粉っぽさを感じる場合もあり、乾いたはずの洗濯物に違和感が残ります。

衣類への影響

細かな砂粒が繊維の間に入り込むと、生地同士の摩擦が強まりやすくなります。

黄砂が多い日に洗濯物を外干しすると、洗濯した衣類の風合いが変化しやすくなります。

衣類を長持ちさせるために、飛来が多い日は室内干しへ切り替えるのがよいでしょう。

黄砂の時期に洗濯物へ起こりやすい変化

  • 洗濯物がざらつく
  • 黒や濃色衣類が白っぽくくすむ
  • タオルがゴワつく
  • 取り込み時に粉っぽさを感じる

洗濯物を外で干していて、上記のような変化に気づいたら、干し方や洗い方を見直すサインだととらえましょう。

黄砂の時期でも洗濯物は外干ししてもいい?判断基準と注意点

晴れている日は外に干したくなりますが、黄砂の飛来が多い日は室内干しを選ぶほうが安心です。

空がかすんで見える日や黄砂情報が出ている日は、とくに注意が必要です。

ここでは、黄砂が多い日の判断基準と洗濯への対策について解説します。

黄砂が多い日は部屋干しを選ぶ理由

黄砂情報で飛来が出ている日は、外干しはお休みしましょう。

空が白っぽくかすんで、遠くの景色がぼんやりしている日は、目に見えない細かな砂が多いサインです。

晴れていても、洗濯物には砂がつきやすくなるので、室内干しや乾燥機に切り替えて、ざらつきやくすみを防ぎましょう。

肌着やタオルなど、家族の肌に直接触れるものは、とくに室内干しにするのがおすすめです。

黄砂が多い日の目安

  • 3月〜5月、とくに4月は飛来が増えやすい
  • 黄砂情報で「飛来あり」と出ている
  • 空が白くかすみ、視界がぼんやりしている
  • ベランダや車にうっすら砂が見える

どうしても外干しする場合の最低限の対策

仕事の予定や家族の生活リズムによっては、どうしても外干しが必要な日もありますよね。

そんな日は、できる範囲で付着を減らす工夫を取り入れましょう。

長時間干さず、風が直接当たりにくい位置を選ぶだけでも違いが出ます。

洗濯物カバーを使うと、黄砂が直接洗濯物に付く量をおさえやすくなります。

取り込む前に軽くはたくひと手間も効果的です。

外干しの日に意識したいポイント

  • できるだけ短時間で取り込む
  • 風が直接当たりにくい位置に干す
  • 洗濯物カバーや花粉対策カバーを活用する
  • 取り込む前に衣類を軽くはたく
  • 肌着やタオルは室内干しに分ける

部屋干し・乾燥機を上手に活用する方法

黄砂の時期の洗濯は、室内干しや乾燥機を上手に取り入れましょう。

室内干しは乾きにくいと感じがちですが、空気を動かすだけで乾き方が変わります。

エアコンやサーキュレーターの風を当て、衣類の間隔をあけると乾燥が進みやすくなります。

タオルや子どもの衣類は乾燥機を優先すると、干す手間もなくなり乾燥時間も短縮されるため、家事の負担が軽くなります。

室内干しを快適にするコツ

  • エアコンやサーキュレーターで風を送る
  • 衣類同士の間隔をあける
  • 丈の長い物と短い物を交互に干す
  • タオルや肌着は乾燥機を優先する

黄砂の時期の正しい洗濯方法と予防対策

黄砂が多い時期は、干し方だけでなく洗い方にも目を向けましょう。

少しの工夫で、黄砂が洗濯物に付くのを減らしやすくなります。

ここでは、黄砂の時期に意識したい洗濯方法と予防対策を紹介します。

洗濯前にできるひと工夫

外出後の衣類や外干しした洗濯物は、洗濯機に入れる前に軽くはたいて黄砂を落としましょう。

表面についた黄砂の粒子を減らすだけでも、ほかの衣類へ広がりにくくなります。

目立つ黄砂汚れは、ブラッシングしてから洗うと生地への負担をおさえやすいです。

肌に直接触れる衣類と上着類を分けて洗うのも、黄砂対策として取り入れやすいので実践してみてください。

洗濯前に意識したいポイント

  • 洗濯機に入れる前に黄砂を軽くはたく
  • 目立つ黄砂汚れはブラッシングする
  • インナーとアウターを分けて洗う
  • 洗濯ネットを活用する

洗剤・コース選びのポイント

黄砂が気になる時期は、しっかり洗い流す意識が洗濯のポイントです。

十分な水量に設定し、標準コースを選ぶと洗濯で黄砂の粒子を落としやすくなります。

すすぎを1回増やすだけでも、黄砂や洗剤残りを減らせます。

デリケートな衣類を洗うときは、弱水流を選び洗濯ネットを併用すると生地への負担をおさえやすいです。

目的洗い方の目安
黄砂を落とす水量多めで標準コース
仕上がりをすっきりさせるすすぎ回数を1回増やす
生地を守る弱水流設定+洗濯ネットに入れる

室内干しを成功させるコツ

黄砂の時期は、室内干しを前提に一日の流れを考えておくと気持ちに余裕が生まれます。

洗濯物を詰め込みすぎず、できれば朝のうちに回して日中に乾かすと、部屋のジメジメ感も残りにくいでしょう。

厚手のタオルやパーカーは乾きにくいので、できれば途中で位置を入れ替えるだけでも乾燥時間や仕上がりが変わります。

ちょっとした工夫で、室内干しへの気持ちもぐっと楽になります。

黄砂の時期こそ見直したい洗濯機の掃除ポイント

洗濯物についた黄砂は、洗濯して水と一緒に流れるわけではなく、一部が洗濯機内部に残ります。

黄砂の時期は、衣類だけでなく洗濯機の中にも目を向けたいタイミングです。

ここでは、黄砂の時期に意識したい洗濯機の掃除ポイントを解説します。

糸くずフィルター・排水口のチェック

黄砂の時期は、衣類から落ちた黄砂や糸くずがフィルターや排水まわりに集まりやすいです。

糸くずフィルターにゴミが残ると、次の洗濯で汚れが戻ったり、排水の流れが弱くなったりします。

排水口は見えにくい分あと回しになりがちですが、糸くず・髪の毛・洗剤カスが重なるとニオイや脱水エラー、ひどい場合は逆流につながります。

月1回の見直しで洗濯機トラブルを減らしましょう。

黄砂の時期に見直したい洗濯機のチェックポイント

項目目安・ポイント
糸くずフィルター洗濯のたびにゴミを取り除く/月1回は水洗いしてカビも確認
排水口月1回を目安に点検(ニオイや脱水エラーが出たら早めに)
排水口掃除の前電源をOFFにする → コンセントを抜く → 蛇口を締める
排水口掃除の要点パーツを外して洗う → 洗浄剤は15〜30分置く → 水は数回に分けて流す

糸くずフィルターと排水口掃除については「糸くずフィルターの掃除方法をプロが解説」「洗濯機の排水口 掃除のやり方!原因から対策まで徹底解説」で詳しく掃除方法を紹介しています。気になる人はあわせてご覧ください。

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洗濯槽に入り込んだ黄砂対策

外干しが続く時期は、衣類から落ちた黄砂が洗濯槽の内側だけでなく、裏側に付いた洗剤カスや糸くずなどの汚れにからみやすくなります。

洗濯槽の裏側の汚れが重なると、洗濯物に嫌なニオイがしたり、黒いカスの付着につながりやすいです。

黄砂の蓄積を防ぐためにも、月1回を目安に洗濯槽クリーナーで槽洗浄をし、黄砂が多い時期やニオイが気になるときにはさらに追加して洗浄しましょう。

洗濯槽クリーナーには酸素系と塩素系の2種類があり、汚れを目で見ながら落としたい場合は酸素系、ニオイや汚れが強い場合は塩素系を選ぶのがおすすめです。

市販の洗濯槽クリーナーってどれを使ったらいいの?洗濯槽掃除ってどうやるの?と迷ったら、「洗濯槽クリーナーのおすすめ10選!洗剤の種類と効果も紹介」「プロが教える!家庭でできる洗濯槽の掃除のやり方と裏ワザ」で詳しく紹介しています。

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槽洗浄と分解洗浄

洗濯機のお手入れは、自宅でできる槽洗浄と、プロの洗濯機クリーニング業者がおこなう分解洗浄に分かれます。

槽洗浄は、洗濯槽クリーナーの力で槽の内側や水が通る部分の汚れを落としていく方法です。

ただ、汚れが層になっている場合や、洗濯槽の裏側や見えない部分まで広がっている場合は、家庭の槽洗浄だけでは落としきれません。

洗濯機からニオイや黒いカスが何度も出るときは分解洗浄をすると、汚れを根本的に取り除けるため、洗い上がりのストレスから解放されます。

種類できる範囲掃除の目安
槽洗浄洗濯槽の内側中心(クリーナーで汚れを浮かせて流す)月1回の定期ケア
黄砂やにおいが気になる時期のメンテナンスに
分解洗浄洗濯槽の裏側・パーツ・配管まわりまで(分解して直接洗浄)黒いカスが繰り返し出る
フタを開けた瞬間にニオイがする
槽洗浄をしても変化が少ない

槽洗浄を続けても、汚れやニオイが改善しにくい場合は、汚れが見えない奥に残っているサインです。

家事の手間を増やさないためにも、分解洗浄を検討するタイミングだと覚えておくとよいでしょう。

黄砂やカビ汚れが気になるならプロの洗濯機クリーニングも検討を

黄砂の季節は、洗濯物だけでなく洗濯機の内部にも細かな汚れが入り込みやすくなります。

市販クリーナーでの槽洗浄は大切な洗濯機ケアですが、ニオイや黒いカスが続く場合は槽洗浄では限界のサインです。

ここではプロの洗濯機クリーニングを検討する目安を解説します。

自分で掃除できない内部の汚れ

洗濯槽の裏側のほかに乾燥ダクト内部や乾燥フィルターの奥にも、黄砂やホコリ、洗剤カスが少しずつたまります。

月に1回の槽洗浄やフィルター掃除は基本ですが、分解しないと届かない部分の汚れまでは取り切れません。

とくにドラム式は乾燥経路に細かなホコリが詰まりやすく、放置するとニオイや乾燥効率の低下につながります。

定期的な洗濯機掃除に加えて、2~3年に1回を目安に分解洗浄を取り入れるのがおすすめです。

実際に分解洗浄をしたことがない洗濯機が気になる人は「10年間掃除をしていない洗濯機の状態は?!業者の掃除方法を紹介」がおすすめです。
分解洗浄をうけているときの様子を詳しく知りたかったら「プロ業者による洗濯機の掃除内容を紹介!分解洗浄で臭いやカビをクリーニング」もあわせてご覧ください。

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分解洗浄で改善が期待できる症状

分解洗浄では、洗濯槽を取り外し、洗濯槽の裏側に付着したカビや皮脂汚れまで直接洗浄します。

黒いカスが出続ける、洗濯物がなんとなく臭う、乾燥に時間がかかるなどの悩みは、内部の汚れが原因の場合があります。

分解洗浄なら、専用の薬剤やブラシで徹底的に汚れを落とせるため、洗浄力や乾燥効率が新品時のときのように回復することが期待できます。

家族の衣類を清潔に保ちたいと感じたタイミングで、洗濯機の汚れを見直してみましょう。

分解洗浄で改善が期待できる主な症状

  • 洗濯後に黒いカスが付く
  • 生乾きのようなニオイが残る
  • 乾燥時間が以前より長い
  • 洗濯槽クリーナーを使っても変化がない

こんなサインがあれば依頼の目安

月に1度、槽洗浄をしてもニオイが改善しない場合や、購入から3年以上経過している場合は、一度洗濯機内部の状態を確認する価値があります。

小さなお子さまがいるご家庭や、花粉・黄砂が気になる地域では、洗濯機内部の清潔さが衣類の快適さに直結します。

洗濯物に触れたときの違和感や乾燥不足を感じたら、早めにプロの洗濯機クリーニング会社へ相談してみましょう。

分解洗浄を依頼する目安

  • 使用年数が3〜5年以上経過している
  • 引っ越しや出産前など、生活環境が変わるタイミング
  • 市販クリーナーでの掃除を1年以上していない
  • 分解洗浄を1度も依頼した経験がない

どの業者に頼んだらいいの?と迷ったら「【おすすめ】洗濯機の掃除業者12社ランキング!料金やサービス内容で比較」をご覧ください。

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よくある質問(Q&A)

黄砂の時期は洗濯に関する不安が増えやすいものです。

ここでは黄砂と洗濯に関するよくある質問を解説します。

黄砂の日に洗濯すると衣類は傷みますか?

黄砂そのものがすぐに衣類を傷めるわけではありません。

ただし外干しで黄砂が付着したまま強くこすると、繊維に細かな摩擦が生じます。

黄砂が多い日は室内干しや乾燥機を活用し、取り込む前に軽くはたくなどのひと手間を意識しましょう。

黄砂は洗濯機の中に残りますか?

通常の洗濯で多くは排水されますが、細かな砂やホコリは洗濯槽の裏側やゴムパッキン周辺に残る場合があります。

残った黄砂が皮脂汚れや洗剤カスと結びつくと、カビが繁殖しやすい環境になり、結果として黒いカスが出たり、衣類に嫌なニオイが付いたりする原因につながります。

黄砂が気になる時期は、糸くずフィルターやパッキンのこまめな掃除に加えて、月1回の槽洗浄をしましょう。

乾燥機を使えば安心ですか?

乾燥機を使うと外気の黄砂付着は防げます。

ただし乾燥フィルターにホコリや黄砂がたまりやすくなるため、使用後は毎回フィルター確認をして乾燥効率を保つことが大切です。

まとめ

黄砂の時期は、外干しによる付着や室内干しのニオイなど、洗濯に関する悩みが増えやすい季節です。

天気予報や黄砂情報を確認し、飛来が多い日は室内干しや乾燥機へ切り替えましょう。

また、衣類に付いた黄砂は一部が洗濯機内部に残るため、糸くずフィルターや排水口の点検、月1回の槽洗浄が実践したいポイントです。

もし槽洗浄を続けても嫌なニオイや黒いカスが洗濯で続く場合は、プロによる分解洗浄の検討も選択肢に入れてみてください。

できる範囲の対策から始めて、家族の衣類を安心して着られる環境を作っていきましょう。

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