犬の毛や汚れで起こりがちな洗濯機トラブルと正しい掃除・対策をプロが解説

犬と暮らしていると、洗濯物に毛や汚れが付きやすくなり、洗濯機のニオイや汚れが気になる場面がありませんか?

散歩後のタオルや犬用マットを洗うたびに、「この洗い方で大丈夫かな」「洗濯機が傷まないかな」と迷う人も多いのではないでしょうか。

犬の毛や砂、皮脂は少しずつ洗濯機にたまり、知らないうちに洗濯トラブルにつながる場合もあります。

この記事では、犬がいる家庭で起こりやすい洗濯機の悩みを整理し、家庭でできる対策と、洗濯機クリーニングをプロに頼る判断目安をわかりやすく紹介します。

目次


洗濯機の目に見えない汚れをそのままにしていると、カビや雑菌が混じった水で、毎日家族の衣類を洗い続けているかもしれません……

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この記事は月間1100台以上の洗濯機をクリーニングしている「洗濯機のまじん」スタッフが監修しています。

洗濯機を清潔に保ち、日々の洗濯を快適にする手助けになれば幸いです。

犬との生活で起こりがちな洗濯機トラブルとは?

犬と一緒に暮らしていると、洗濯物に毛や汚れが付きやすくなり、洗濯機のニオイや汚れが気になる場面も増えてきます。実は、犬の毛や散歩後の汚れが少しずつ洗濯機にたまり、洗濯機トラブルにつながる場合があります。

ここでは、犬のいる家庭で起こりやすい洗濯機トラブルを紹介します。

散歩後の衣類やタオルに犬の毛と汚れが残る

散歩から帰ったあとの犬用タオルや服には、犬の毛だけでなく、土や砂、泥が思っている以上に付いています。

泥や砂は繊維に絡みやすいため、そのまま洗濯すると洗濯物に汚れが残りがちです。また、汚れが洗濯槽や排水口に流れ込み、見えない部分にたまりやすくなります。

とくに犬の換毛期は、少し洗っただけでも毛が広がりやすいため洗濯機の中が毛だらけになる場合もあります。

洗濯機や洗濯物から犬特有のニオイが出る

犬の体臭のもとになる皮脂汚れは、水に溶けにくく、洗濯槽に残りやすい汚れです。

濡れた犬用タオルやマットを、洗うまで洗濯機に入れたままにしておくと、湿った状態が続き、雑菌が増えやすくなります。結果として、洗ったはずなのにニオイが残ります。

洗濯物だけでなく、洗濯機のフタを開けた瞬間にニオイを感じたら、洗濯槽の内側や裏側に汚れがたまっているサインです。

黒い汚れ・砂・カスが洗濯物に付着する

洗濯が終わったあと、洗濯物に黒いポロポロした汚れが付いたり、砂のようなザラつきが残っていたりすると不安になりますよね。多くの場合、洗濯槽の裏側やフィルターにたまった汚れが、洗濯中にはがれて洗濯物に付着しています

犬の毛や皮脂、泥は絡み合いやすく、目に見えない場所に少しずつ蓄積します。気付かないまま使い続けると、洗濯物の仕上がりが悪くなり、洗濯がストレスに感じやすくなります。

家族の衣類と一緒に洗うと衛生面が気になる

犬用タオルやマットを家族の衣類と一緒に洗ってよいのか、迷う人は多いです。

洗剤やすすぎの設定を増やせば大きな問題は起きにくいものの、毛が付いたりニオイが残ったりすると気になりますよね。

無理のない範囲で洗い分けをすれば、毎日の洗濯が気持ちよく続けやすくなります。とくに小さな子どもがいる家庭や、来客用のタオルなどは分けたほうがよいでしょう。

犬と暮らすと洗濯機が汚れやすくなる理由

犬がいる家庭では、洗濯物の量が増えるだけでなく、汚れの種類も変わります。普段どおり洗濯機を使っていても汚れがたまりやすい理由を知ると、掃除や洗い方を見直しやすくなります。

ここでは、犬と暮らすと洗濯機が汚れやすくなる理由を解説します。

散歩で付いた汚れが犬の足や毛から洗濯機に入りやすい

犬と暮らしていると、毎日の散歩が習慣になります。散歩に出た犬の足や毛、お腹や尻尾には、土や砂、花粉が付着します。 

散歩後に犬の足を拭いたタオルをそのまま洗濯機に入れると、汚れが水と一緒に洗濯槽の中へ広がります。足裏やお腹など地面に近い部分は汚れが落ちにくく、細かな砂や皮脂がタオルに残りやすいです。

砂と皮脂が混ざった汚れは排水まわりや槽の底に残りやすく、毎日の積み重ねで洗濯機内部の汚れにつながります。

犬特有の皮脂や体臭成分が洗濯槽に残りやすい

犬の皮脂や体臭のもとになる成分は水に溶けにくいため、犬用タオルやマットを繰り返し洗うと、少しずつ洗濯槽の内側や裏側に蓄積します。気付いたときには、ニオイを感じるようになります。

汚れの種類残りやすい場所
皮脂・体臭成分洗濯槽の内側・裏側
毛・フケ糸くずフィルター
泥・砂洗濯槽の底・排水まわり

大型犬・多頭飼いで洗濯物の水分量が増える

大型犬や多頭飼いの家庭では、散歩後に犬の足やお腹を拭くタオルやマットの量が増えやすくなります。体が大きかったり犬の数が多かったりする分、使うタオルも厚手になり、濡れると多くの水分を含みます。

重い洗濯物をまとめて洗うと、洗濯槽の回転が不安定になり、脱水時にバランスが崩れやすくなります。洗濯物がうまく動かない状態では、水や洗剤が行き渡りにくく、汚れが落ち切らないまま残りやすくなります。

犬の毛や屋外汚れがたまりやすい洗濯機の掃除ポイント

犬がいる家庭の洗濯機は、毛や皮脂、散歩で付いた汚れが特定の場所に集まりやすくなります。すべてを一度に掃除しようとすると負担が大きくなりがちですが、汚れやすいポイントを知っておくと効率よく掃除できます。

ここでは、犬の毛や汚れがたまりやすい洗濯機の掃除ポイントを紹介します。

糸くずフィルター・排水口にたまる毛と砂

犬の抜け毛や、足拭きタオルに付いた砂は、洗濯時に糸くずフィルターや排水口に集まりやすい汚れです。放置して毛や砂がたまると、水の流れが悪くなり、ニオイや排水不良につながります。

犬用タオルを洗ったあとに確認するだけでも、トラブルを防ぎやすくなります。とくに換毛期や雨の日が続く時期は、こまめなチェックをしましょう。

毛や砂がたまりやすい場所と起こりやすい影響

たまりやすい場所起こりやすい影響
糸くずフィルター排水が遅くなる・ニオイ
排水口水が流れにくい・詰まり
排水まわりぬめり・汚れの再付着

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洗濯槽の底・側面に残る皮脂汚れ

犬の毛や皮脂が付いた洗濯物を繰り返し洗うと、洗濯槽の底や側面に汚れが残りやすくなります。見た目では分かりにくいものの少しずつ蓄積し、黒いカスやニオイの原因になります。

普段の洗濯では落とし切れない汚れのため、定期的な槽洗浄が必要です。槽洗浄は月に一度が目安ですが、犬のいるご家庭では洗濯槽の汚れが進みやすいため、洗濯機の様子をみながらニオイや汚れ具合に応じて、槽洗浄を追加して取り入れるとよいでしょう。

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洗剤・柔軟剤投入口に残るぬめり汚れ

犬用タオルをしっかり洗うために、ついつい洗剤や柔軟剤を多めに入れたくなりませんか?実は、多すぎる洗剤や柔軟剤は、投入口に溶け残りが出やすくなります。

また、洗濯機の残った洗剤や柔軟剤が湿気と混ざると、ぬめりやカビ、嫌なニオイの原因にもなります。

外せるタイプの投入口は、洗濯時毎回洗う習慣をもつと、汚れがたまりにくくなります。

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ドラム式のゴムパッキンに付着する犬の毛と泥

ドラム式洗濯機では、扉まわりのゴムパッキンに犬の毛や泥がたまりやすくなります。

ゴムのすき間は湿気が残りやすく、毛や砂が入り込むとカビやニオイの原因になります。

犬用タオルを洗ったあとは、ゴムパッキンを軽くめくって毛や汚れを拭き取り、乾かす習慣をつけましょう。少しの時間でもフタを開けておくと、湿気がこもりにくくなり、ニオイやカビの発生をおさえやすくなります。

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犬がいる家庭で洗濯機トラブルを防ぐためにできる対策

犬の毛や散歩後の汚れによる洗濯機トラブルは、洗濯前・洗い方・洗濯後のちょっとした工夫で防ぎやすくなります。できるところから取り入れて、洗濯機をニオイや汚れがたまりにくい環境にしましょう。

ここでは、家庭で無理なく続けやすい対策を紹介します。

洗濯前に実践したい犬の毛・汚れ対策

洗濯機に入れる前のひと手間で、犬の毛や砂を持ち込む量は変わります。洗濯後のニオイや黒い汚れを減らすためにも、洗濯前の行動が大切です。

散歩後はブラッシングやタオルで汚れを落とす

散歩から帰ったらタオルで犬の足やお腹を拭く前に、玄関先で軽くブラッシングしましょう。抜け毛や花粉を落としやすくなります。

換毛期や雨の日は、とくに毛や汚れが増えやすいため、このひと手間で洗濯機の汚れ方に差が出やすくなります。

足拭き・体拭きタオルはそのまま入れない

泥や砂が付いたタオルをそのまま洗濯機に入れると、汚れが一気に洗濯槽の中へ広がります。先に外ではたいて大きな汚れを落とすか、軽く水ですすいでから洗濯機に入れて洗うと、排水口やフィルターに汚れが集まりにくくなります。

犬用の洗濯物は洗い方を工夫しましょう

犬用タオルやマットは、汗や軽い汚れが中心の人の衣類と比べて、泥や砂、毛、皮脂など落ちにくい汚れが付きやすくなります。洗い方を少し変えるだけで、毛残りやニオイが出にくくなります。

犬用洗濯物を洗うときに意識したいポイント

意識したい点内容
洗い分け犬用は可能な範囲で別洗い
水量いつもより少し多め
洗濯後フィルターを確認し、汚れを落とす

犬用タオル・マットは家族の衣類と分けて洗う

必ず分けなければならないわけではありませんが、毛やニオイが気になる場合は別洗いにすると衣類への付着を減らせます。

一緒に洗う場合は、犬用タオルやマットを洗濯ネットに入れ、洗濯後に糸くずフィルターを確認すると、毛の付着をおさえやすくなります。

水量を多めにして毛と汚れを流し切る

洗濯時の水量が少ないと、毛や砂が布に残りやすくなります。

犬用洗濯物を洗うときは、水量を一段階上げると、汚れを流しやすくなります。

犬がいる家庭の洗濯機に関するQ&A

犬と暮らしていると、洗濯機の使い方やお手入れについて、ふとした疑問が出てきます。犬の毛や汚れが洗濯機に与える影響は、わかりにくい部分も多いですよね。

ここでは、犬がいる家庭からよく聞かれる洗濯機の疑問を、わかりやすく解説します。

犬の毛や汚れが原因で洗濯機が壊れることはある?

犬の毛や汚れそのものが、すぐに洗濯機を壊すわけではありません。ただし、毛や砂が糸くずフィルターや排水口にたまり続けると、水の流れが悪くなり、エラーや異音につながる場合があります。
また、犬用の重たいタオルやマットを前処理せずにまとめて洗うと、洗濯槽の回転が不安定になり、エラーや運転停止になるなどの影響が出るケースもあります。日頃からフィルターの確認や汚れをためにくい使い方を意識しましょう。

雨の日の散歩後、洗濯機の使い方で注意点は?

雨の日の散歩後は、犬の足やお腹、尻尾に泥や砂が付きやすくなります。そのまま拭いたタオルを洗濯機に入れると、泥水や細かな砂が一気に洗濯槽の中へ広がります。
洗濯前に、タオルを外ではたいたり、軽くすすいだりすると、洗濯機に入る汚れを減らせます。洗濯後は、糸くずフィルターや排水まわりも早めにチェックしましょう。

大型犬・多頭飼いでは洗濯機への影響は大きい?

大型犬や多頭飼いの家庭では、犬用タオルやマットの量が増えやすく、濡れた状態では洗濯物が重くなります。重い洗濯物をまとめて洗うと、洗濯槽の回転が不安定になり、脱水時にエラーが出る場合もあります。
一度に洗う量を減らす、洗濯回数を分ける、など工夫すると洗濯機の動きが安定しやすくなります。厚手のマットが多い場合は、コインランドリーを併用するのもおすすめです。

犬用の洗濯物と家族の洗濯物は分けるべき?

必ず分けなければならないわけではありません。ですが、犬の毛やニオイが家族の衣類にうつるのが気になる場合は、別洗いにするとよいでしょう。
一緒に洗う場合は、犬用タオルやマットを洗濯ネットに入れ、洗濯後に糸くずフィルターを確認する習慣をつけると、毛が残りにくくなります。家庭の状況に合わせて、無理のない洗い分けを選んでくださいね

プロの洗濯機クリーニングを依頼するとできること

自分で洗濯機を掃除しても、犬の毛やニオイが改善されない場合は、プロの洗濯機クリーニングを受けるのもおすすめです。市販の洗濯槽クリーナーでは届かない部分まで手入れできる点が大きな違いです。

ここでは、プロに依頼すると具体的にどこまで対応してもらえるのかを解説します。

分解洗浄で犬の毛・皮脂・雑菌を根本から除去

プロの洗濯機クリーニングでは、洗濯機の状態を確認したあと、洗濯槽を本体から取り外して分解します。洗濯槽の裏側や外槽に付いた犬の毛、皮脂、洗剤カスを目で見ながら落とし、必要に応じてパーツも外して洗浄します。手が届かない部分まで洗えるため、ニオイや黒いカスの原因をまとめて減らせます。

分解洗浄でおこなう主な作業(例)

  • 本体の動作・汚れの状態を確認
  • 洗濯槽を取り外して分解
  • 洗濯槽の裏側・外槽の汚れを洗浄
  • 糸くずフィルター周辺や内部の付着汚れを洗浄
  • 組み立て後に動作確認・仕上げ

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犬の毛や砂は、排水口や排水ホース、洗濯槽の底など、普段の掃除では見えない場所にもたまりやすくなります。プロの洗濯機クリーニングでは、排水まわりも含めて汚れのたまり方を確認し、詰まりやぬめりの原因になる汚れを洗い流します。水の流れが整うと、排水の遅さやニオイの残りが気になりにくくなり、洗濯物への汚れの再付着も起こりにくくなります。

どこまで洗ってもらえる?主なクリーニング箇所

クリーニング箇所期待できる変化
洗濯槽の裏側・外槽ニオイ・黒いカスの原因を除去
洗濯槽の底まわり汚れのたまりをリセット
排水口・排水ホースまわり排水の流れが整う
糸くずフィルター周辺毛の詰まりを除去

こんな人はプロへの依頼を検討すると安心

家庭での掃除だけでは対応しきれない場面もあります。次のような状況に当てはまる場合は、プロの洗濯機クリーニングを検討してみましょう。

プロの洗濯機クリーニングを検討する目安

  • 洗濯槽クリーナーを使っても、ニオイや黒いカスが改善しない
  • 犬用タオルやマットを洗う回数が多く、汚れがたまりやすい
  • 大型犬・多頭飼いで、洗濯機の使用頻度が高い
  • 排水の流れや脱水時の動きに違和感がある

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まとめ

犬と暮らす家庭では、散歩後の土や砂、犬の毛や皮脂が洗濯機に入りやすく、ニオイや汚れがたまりやすくなります。糸くずフィルターや排水口、洗濯槽の裏側など、目に見えない場所に汚れが蓄積すると、洗濯物の仕上がりに影響が出やすくなります。

洗濯前のひと手間や洗い方の工夫を取り入れると、洗濯機を清潔な状態に保ちやすくなります。

一方で、掃除をしても改善しないニオイや黒い汚れが続く場合は、プロの洗濯機クリーニングを検討するタイミングです。

分解洗浄で内部まで手入れすると、原因をまとめてリセットしやすくなります。家庭でできる対策とプロに頼る判断を整理し、犬との生活を気持ちよく続けていきましょう。

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