洗濯機の排水口が掃除できない!?プロが勧める3つの解決方法

洗濯機の排水口を掃除したいけれども、「洗濯機を動かせない…」「排水口を外せない…」など、お困りの方は多いです。
洗濯機下の排水口は、カビや汚れが集まりやすく定期的な掃除が必要です。
そのため、本記事では排水口の掃除ができない方向けに排水口掃除の対処方法を紹介します!
分かりやすく解説しますので、最後まで是非ご覧ください。

なお、この記事は、月間50台以上の洗濯機をクリーニングしている「洗濯機のまじん」スタッフが監修しています。
経験に基づき、洗濯機のお手入れ方法を分かりやすく解説!
この記事が洗濯機を清潔に保ち、日々の洗濯を快適にする手助けになれば幸いです。

洗濯機の排水口の汚れ

洗濯機の排水口を示す画像
異臭や排水詰まりの原因が多い!

洗濯機の排水口は髪の毛やカビ、ヘドロ汚れが蓄積しており、排水詰まりや異臭が発生します。
これらの汚れを放っておくと、排水詰まりや異臭の他に、排水エラーで洗濯機を使用できなくなったり、カビが洗濯機本体に広がったりします。
そのため、洗濯機の排水口掃除は1か月に1度の頻度で必要です。

しかし、いざ「排水口の掃除をしよう!」と思っても「洗濯機を動かせない…」「排水口を外せない…」など、掃除できない場合があるかと思います。
そんな時は、
①かさ上げする方法
②排水口を外さずに掃除する方法
③業者に依頼
の3つの解決法があるため順番に解説していきます!

①かさ上げする方法

かさ上げで洗濯機の振動低減も!

洗濯機が重く動かせなくて、排水口に手が届かない場合は、かさ上げを行いましょう!
かさ上げとは、洗濯機の下に台を設置して高さを上げることです。
かさ上げ台を設置することで、床と洗濯機の間にスペースが生まれるため、排水口に手が届きやすくなります。
また後述しますが、かさ上げ導入で洗濯機下のホコリ掃除も楽にできます。
かさ上げの方法は少し力がいりますが、簡単にできます!

<かさ上げ方法>

  1. 洗濯機の手前側を持ち上げて、傾ける
  2. かさ上げ台を洗濯機の手前側2か所に配置する
  3. 洗濯機を反対側に傾けて、同様にかさ上げ台を配置
  4. 洗濯機を元の位置に戻し、かさ上げ台がしっかりと設置されていることを確認

Beltex 設置コスト不要のかさ上げ台

かさ上げを行っても排水口まで手が届かない場合は、解決方法③の業者に依頼する必要があります。
そのため、かさ上げを行う前に排水口の位置を確認するところから行いましょう!

②洗濯機の排水口を外さずに掃除する方法

洗濯機横に字配置されている排水口の画像
外さずに掃除は簡単!

排水口に手が届く場合や排水口のパーツが固くて取り外せない場合などは、排水口を外さずに掃除が可能です。
以下の道具を揃えて掃除しましょう!

  • 掃除機
  • ぞうきん
  • パイプクリーナー

パイプクリーナーは、ジョンソン社のパイプユニッシュがおすすめです!
掃除手順は以下の4ステップです。

<掃除手順>

  1. 排水口側の排水ホースを取り外す
  2. 排水口内にパイプクリーナーを注入する
  3. 30分ほどつけ置きする
  4. 排水口内を水で洗い流す

<注意点>

パイプクリーナーのつけ置き時間は商品の指示に従ってください。
つけ置き時間が長ければ効果があるというわけではありません。
なお、パイプクリーナーのつけ置き後に水で洗い流す際は、水を排水口内に一気に注ぎこまないようにしてください。

洗濯機の排水口を外さずに掃除する方法について詳細記事が他にありますので参考にしてください。

【簡単】洗濯機の排水口を外さずに掃除する方法を紹介

分解して掃除する方法も!

洗濯機の排水口が汚れている様子
排水口は非常に汚い!

洗濯機の排水口が丸ごと見える場合や、洗濯機を動かせる場合は排水トラップを分解して徹底的な掃除をおすすめします。
排水口は洗濯機の下で特に汚れが蓄積しやすいため、分解して掃除をおすすめします!
必要なものを下記に紹介します。

  • ぞうきん・スポンジ
  • 浴室用洗剤
  • パイプクリーナー
  • ブラシ

排水口の掃除手順は以下の8ステップで完了です。

<掃除手順>

  1. 水抜きをし、電源とコンセントを切る
  2. 排水ホースを取り外す
  3. 排水口の各パーツを取り外す
  4. 排水口内にパイプクリーナーを注入する
  5. 30分ほどつけ置きする
  6. 排水口の各パーツをこすり洗いする
  7. 排水口内を水で洗い流す
  8. 排水口の各パーツを取り付ける

<注意点>

排水口の各パーツは写真を撮っておくと元に戻す際に役立ちます!
排水トラップの外し方の詳細は以下の記事で丁寧に解説しているため参考にして下さい。

【洗濯機掃除の教科書】排水トラップの外し方と掃除方法をプロが徹底解説

洗濯機の排水口掃除はパイプユニッシュ

ジョンソン社の「パイプユニッシュ」商品画像
排水口クリーナーはパイプユニッシュ一択!

なお、パイプクリーナーは、「ジョンソン パイプユニッシュ」を使用するとよいです。
パイプユニッシュはパイプクリーナーで売上NO.1と多くのホームセンターやドラックストアなどで販売しています。
アルカリ性のパイプユニッシュ濃密ジェルが髪の毛やヘドロをしっかりと溶かし、簡単にお手入れ可能なためおすすめです。

パイプクリーナー 液体タイプ

なお、使用上の注意点として、酸性のクリーナーと混ぜて使用するのは絶対にやめてください。
有毒ガスが発生し、人体に危険な影響を及ぼすため、使用する際は商品の指示に従いましょう。
パイプユニッシュを使用した掃除方法について詳細記事が他にありますので、こちらも参考にしてください。

洗濯機の排水口掃除はパイプユニッシュ!臭いやつまりの掃除方法を紹介

一緒に行いたい洗濯機パンの掃除

洗濯機の下が汚れている様子
洗濯機下は汚れが溜まりやすい!

排水口掃除を行う際は、同時に洗濯パンの掃除も行ってしまいましょう!
洗濯パンは洗濯物を出し入れする過程などで髪の毛やゴミが集まり、ホコリとして溜まりやすいです。
また、洗濯機の下は暗く湿気が多い環境のため、しばらく掃除をしていないと湿気とホコリが混ざり合いカビの発生に繋がります。

<関連記事>
洗濯機の下を掃除する方法!洗濯機下の掃除は3か所あります

洗濯パンに蓄積したホコリが排水口に入り込むことで排水口の汚れが増すため、洗濯パンの掃除方法を紹介します。
洗濯機を動かせない場合、必要なものは下記です。

  • ハンディモップ
  • ぞうきん
  • 浴室用洗剤

洗濯機を動かせない場合の洗濯パン掃除手順は以下の2ステップです。

<掃除手順>

  1. ハンディモップを洗濯機の下にかける
  2. 雑巾で拭き掃除をする

<注意点>

ハンディモップをかける際はライトなどで照らしながら行うと掃除しやすいです。

自作のハンディモップの作り方

ハンディモップが無い場合は針金(ハンガー)とストッキングで代用できます。
針金(ハンガー)を縦横に広げて四角形を作り、それをストッキングで覆うことで、手作りのモップの完成です。
ストッキングは静電気を発生させやすいため、乾いているホコリを絡めとります。
これを洗濯機の下にくぐらせてホコリを取りましょう!

洗濯パンの掃除方法について詳細記事が他にありますので参考にしてください。

洗濯パン(下の台)の掃除方法をプロが解説

洗濯機下に水が溜まっていた場合

洗濯機の下に水が溜まっている様子
漏電の可能性もあり危険!

排水口掃除や洗濯パン掃除を行っている際、洗濯機下に少量の水が溜まっていれば対処が必要です。
この場合、洗濯機の電源を切り、タイルで水をふき取ってください。
また、排水ホースや排水口が正しく設置されているか確認し、排水ホースに損傷がないかも確認してください。

それでも水漏れが発生する場合や大量の水が溜まってしまう場合は、プロの業者に依頼してみましょう。
洗濯機は電気と水を扱う機械のため、漏電を引き起こす可能性があるからです。
なお、洗濯機下に水が溜まった時の掃除方法について詳細記事が他にありますので参考にしてください。

洗濯機下に水が溜まった時の掃除方法をプロが解説

③業者に依頼

洗濯機の分解洗浄専門業者「洗濯機のまじん」
業者依頼はコスパ良い!

洗濯機を動かせない場合や排水口に手が届かない場合などはプロの業者へ依頼も選択肢の1つです。
洗濯機の排水口は特に汚れが蓄積しやすく、徹底的な掃除を行わないと、排水口からカビが洗濯機本体へ広がる可能性もあります。
そのため、一度、徹底した掃除をプロに任せても良いでしょう。
業者による掃除はお悩み事を一瞬で解決できるためタイパも優れています!

また、洗濯機の下に限らず、この際に洗濯機本体の汚れも洗浄してみませんか?
一見、綺麗に見える洗濯機ですが、内部はカビや汚れがびっしり詰まっていることが多いため、洗濯機の分解洗浄をすることで洗濯機を新品同様な状態に復元できます。

10年間掃除をしていない洗濯機の状態は?!業者の掃除方法を紹介
プロ業者による洗濯機の掃除内容を紹介!分解洗浄で臭いやカビをクリーニング

本記事を提供する「洗濯機のまじん」は、ドラム式洗濯機の分解洗浄を得意とする業界初の“洗濯機クリーニング専門業者”です。
あらゆるメーカー・タイプの洗濯機に対応し、細部の汚れも徹底的に清掃します。
サービス満足度96%とたくさんの方に高評価をいただいておりますので、洗濯機をピカピカにしたい方はぜひお気軽にご相談ください!
排水口掃除の相談も現地で適切なアドバイスも行えます!

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は、洗濯機の排水口を掃除ができない方向けへ解決方法を3つ紹介しました。
洗濯機下の排水口は、カビや汚れが集まりやすく定期的な掃除が必要です。
1か月に1度の頻度で洗濯機の排水口掃除を行うことで、日々の洗濯が気持ちよくなります!
当サイトには他にも洗濯機清掃に関するコンテンツが多くあるため、気になる方はチェックしてください

投稿者プロフィール

小島 裕到
小島 裕到
洗濯機クリーニングのスペシャリスト。毎月50台以上の洗濯機を新品同様の状態にしています。見過ごされがちな部分まで徹底的に清掃し、最高の状態でお客様に返却。責任を持って提供するサービスで、お客様の満足度を常に追求しています。