洗濯機キャスターは危ない?メリット・デメリットや設置時の注意点を解説

洗濯機の下をのぞいたとき、たまったホコリの量に驚いた経験はないでしょうか。

重い洗濯機を動かせずに掃除を諦めると、湿気と混ざったホコリがカビや悪臭の原因になる場合があります。

この記事では、洗濯機キャスターのメリット・デメリット、後悔しない選び方、安全な設置方法について紹介します。

読み進めて、ご自宅の洗濯機まわりをもっと快適にするヒントを一緒に見つけましょう。

洗濯機キャスターを安全に使うためのポイント 

  • 洗濯機キャスターには掃除のしやすさと移動のしやすさのメリットがあります
  • 脱水時の振動や転倒、床への負担といったデメリットにも注意が必要です
  • 耐荷重やサイズ、ドラム式対応の有無を確認すると失敗を防ぎやすくなります
  • 設置後は水平調整とストッパーの固定で振動を抑えられます
  • 見えない部分の汚れは、プロのクリーニングという選択肢もあります

目次


洗濯機の目に見えない汚れをそのままにしていると、カビや雑菌が混じった水で、毎日家族の衣類を洗い続けているかもしれません……

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この記事の監修・情報提供

監修:藤本ヒロミ
ハウスクリーニングアドバイザー

ハウスクリーニング会社や住宅関連企業など、複数の企業メディアで住まいや清掃に関するコラムを執筆・監修。ハウスクリーニングアドバイザー、クリーニングインストラクター、整理収納インストラクター、収納マイスターの資格を保有。専門知識を生かした記事監修を行う。

情報提供:洗濯機のまじん

累計施工件数10,000台を突破した洗濯機クリーニング専門店。利用者の96%が「また依頼したい」と回答し、地上波テレビでも紹介された実績を持つ。現場で培った知見をもとに、記事内容の確認や専門的な情報提供を行う。

洗濯機キャスターは危ない?メリット・デメリットと導入前に確認したいポイント

洗濯機の掃除をしようとして、動かせずに諦めてしまった経験はないでしょうか。

無理に動かそうとすると、腰を痛めたり床を傷つけたりする心配もあります。

ここでは、洗濯機キャスターのメリットとデメリット、導入前に確認したいポイントを解説します。

洗濯機キャスターのメリット・デメリット早見表

項目内容
メリット掃除のしやすさ、移動のしやすさ、かさ上げによる排水トラブルの防止
デメリット脱水時の振動、転倒のリスク、床への傷やへこみ
導入前の確認点耐荷重、設置スペース、防水パンの有無

洗濯機キャスターのメリット|掃除しやすさ・移動のしやすさ・かさ上げ効果

洗濯機置き台にキャスターが付いていると、重い洗濯機でも比較的少ない力で動かせます。

ふだん手が届きにくい洗濯機の下や背面を掃除しやすくなり、衛生的な状態を保ちやすい点も魅力です。

また、かさ上げによって洗濯機の高さが上がるため、排水ホースのスペースを確保しやすく、ホースの折れ曲がりによる排水トラブルの防止にもつながります。

掃除のしやすさとメンテナンス性を重視する人におすすめです。 

排水ホースの汚れが気になったら「【簡単】洗濯機の排水ホースの掃除方法をプロが徹底解説」で詳しいお掃除手順を紹介しています。

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洗濯機キャスターのデメリット|振動・転倒・床への負担に注意

一方で、キャスターは動きやすい構造のため、脱水運転の振動で意図せず動いてしまう場合があります。※1

ストッパーのかけ忘れや耐荷重を超えた使用は、転倒や水漏れを招くおそれも考えられるでしょう。

さらに、洗濯機の重さを小さな車輪の面積で支えるため、床に傷やへこみがつくケースが見られます

振動対策や耐荷重の確認を怠ると、思わぬトラブルを招きやすくなるため、注意が必要です。

引用:日立 電気洗濯乾燥機 据付説明書(例:BW-DX120C形)

導入前のチェックリスト|耐荷重・設置場所・防水パンを確認しよう

導入前には、まず使用中の洗濯機の重量に置き台の耐荷重が対応しているか、チェックしてみてください。設置場所に十分なスペースがあるかどうかも、事前に確認しておきたいポイントです。

あわせて防水パンの有無やサイズも確認しましょう。防水パンがない場合は、水漏れ時に床が浸水するおそれがあります。

耐荷重に余裕のある置き台を選び、防水パンとの併用を検討すると安心です。

導入前に確認したい4つのポイント

  • 洗濯機本体の重量に対応した耐荷重があるか
  • 設置スペースに十分な余裕があるか
  • 防水パンの有無とサイズが合っているか
  • 防水パンがない場合は敷きパッドの併用を検討したか

もし設置後に水漏れが起きてしまった場合は、「『洗濯機の水漏れ』自分で直せる?原因と直し方、対策方法を簡単解説」も参考になります。 

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後悔しない洗濯機キャスターの選び方|安全性と使いやすさがポイント

いざ置き台を選ぼうとしても、種類が多くてどれを選べばよいか迷う人もいるのではないでしょうか。

耐荷重や対応機種を誤って選ぶと、破損や転倒のリスクにつながりかねません。

ここでは、後悔しない洗濯機キャスターの選び方を紹介します。

失敗しない選び方チェックポイント

  • 耐荷重は洗濯機本体・水・洗濯物の重さを見込んで選ぶ
  • 自宅の洗濯機サイズに合う伸縮式かどうかを確認する
  • ドラム式か縦型か、対応機種をチェックする
  • ストッパーや防振パッドの有無も比較する

耐荷重・サイズ・対応機種の確認方法

洗濯機置き台を選ぶ際は、本体の重量に加えて、水や洗濯物の重さも考慮して耐荷重を確認しましょう。

洗濯機本体に水や洗濯物の重さを加えた総重量を把握し、耐荷重(150kg〜500kgなど製品によって様々です)に十分な余裕のある製品を選ぶと安心です。 

自宅の洗濯機の幅や奥行きに合わせて調整できる伸縮式のタイプかどうかも確認しておくと、失敗を防ぎやすくなります。

サイズがあわない置き台は設置後にぐらつく場合があるため、購入前の採寸がおすすめです。

ドラム式・縦型で異なる選び方と注意点

ドラム式洗濯機は縦型と比べて本体が重く、洗濯中の振動が大きくなる場合があるため、「ドラム式対応」と明記された丈夫な置き台を選びましょう。

縦型専用の製品にドラム式洗濯機を乗せると、耐荷重や構造が合わず、破損につながるおそれがあります。

購入前には、パッケージや商品ページで対応機種を確認しておくと安心です。

集合住宅では、振動や騒音を抑えられる製品を選ぶと、階下への振動や騒音への配慮につながります。 

ドラム式と縦型の選び方の違い

洗濯機の種類選び方のポイント
ドラム式「ドラム式対応」明記の製品を選び、耐荷重と防振性を重視する
縦型縦型専用の製品でも使用できるが、耐荷重の確認は必須

対応機種の記載がない置き台は、事故を防ぐためにも避けるのが無難です。

防振・ストッパー付きがおすすめな理由

キャスターの不意な動きを防ぐには、ストッパー付きの製品を選ぶのが基本です。あわせて、大型のジャッキ(固定脚)や防振パッドが付いているタイプを選ぶと、洗濯機を固定しやすくなります。

固定力が高い製品ほど、床への振動や騒音を抑えられるでしょう。

ストッパーと防振パッドの両方がそろった製品を選ぶと、安全性と静音性を確保しやすくなります。

洗濯機キャスターを安全に設置する方法と長く使うコツ

せっかくキャスター付き置き台を導入しても、設置方法を誤ると振動や転倒のリスクが残ります。

水平が保たれていないと、洗濯機の寿命を縮めてしまうことも。

ここでは、安全な設置手順と長く使うためのコツを解説します。

安全に設置するための3ステップ

  • 水平器で置き台を水平に調整する
  • ストッパーとジャッキで固定する
  • 脱水運転をおこない、ズレや揺れがないか確認する

設置手順|水平調整・固定・脱水時のチェックポイント

置き台の設置は、手順を一つ飛ばしただけでも、振動やズレにつながる場合があります。

とくに水平が保たれていないと、脱水時の振動が大きくなりやすいため注意が必要です。

設置後は、実際に脱水運転をおこない、異常な揺れがないか確認しましょう。

下記の手順に沿って進めると、はじめてでも迷わず設置できます。 

設置手順の流れ

  1. 水平器で置き台の水平を調整する
  2. ストッパーをロックする
  3. ジャッキを下ろして固定する
  4. 脱水運転でズレや揺れを確認する

振動・騒音・ズレを防ぐための対策

より振動を抑えるためには、置き台の四隅に防振ゴムパッドを敷くのが効果的です。

キャスターだけで支えるのではなく、ジャッキをしっかり張って固定すると、動作中のズレや騒音を抑えられます。

フローリングの場合は、床材を保護するマットを併用する方法もあります。

防振パッドとジャッキを併用して、静音性と安定性を両立しましょう。

対策をしても洗濯機の振動や異音が改善しない場合は、「洗濯機がガタガタうるさい!5つの原因と自分でできる直し方を解説」もチェックしてみてください。 

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キャスター設置後に行いたい掃除とメンテナンス

キャスターを長期間使用していると、洗濯機の振動によって置き台のネジや固定部分がゆるむ場合があります。ゆるみに気づかず使い続けると、ぐらつきや異音の原因に。

数ヶ月に一度を目安にネジのゆるみを点検し、締め直しましょう。

あわせて、キャスター周辺のホコリや糸くずも定期的に取り除くと、動きをスムーズに保てます。

キャスター設置は洗濯機を見直すチャンス!掃除できる範囲とできない範囲

キャスターを設置して洗濯機を動かすと、ふだん目にしない汚れの多さに驚くかもしれません。

汚れを放置すると、ニオイやカビの原因につながります。

ここでは、家庭で掃除できる洗濯機まわりの範囲と、プロにクリーニングを任せたい範囲について紹介します。

掃除できる範囲の目安

  • 家庭でできる:置き台まわりの床、かさ上げでできた隙間のホコリ
  • プロに任せたい:洗濯槽の裏側、排水ホース内部、排水口の奥

キャスターを設置すると見えてくる洗濯機周りの汚れ

キャスターを使って洗濯機を動かすと、下に積もっていたホコリや糸くずが見えてくる場合があります。

ホコリや糸くずは湿気を含みやすいため、放置するとカビや悪臭につながります。

普段見えない場所こそ、キャスター設置をきっかけに一度チェックしておくと安心です。

掃除の際は、フローリングワイパーや掃除機を使い、床を傷付けずに汚れを取り除きましょう。

家庭で掃除できる場所・できない場所

キャスターを設置すると、洗濯機の下や周辺は掃除しやすくなります。一方で、洗濯槽の裏側や排水ホースの奥など、見えない部分までは家庭で掃除するのが難しい場所もあります。

無理に分解すると故障や破損につながるおそれがあるため、掃除できる範囲を確認しながらお手入れを進めましょう。 

洗濯機まわりはどこまで家庭で掃除できる? 

場所家庭でのお手入れポイント
置き台まわりの床掃除機やワイパーで掃除できる
かさ上げした隙間ホコリや糸くずを取り除ける
洗濯槽の裏側×分解洗浄が必要
排水ホース内部ホースの洗浄はできるが、本体側の奥までは難しい
排水口の奥手前は掃除できるが、配管の奥までは難しい

洗濯機の下の具体的な掃除方法をさらに詳しく知りたいと思ったら、「洗濯機の下を掃除する方法!洗濯機下の掃除は3か所あります」で紹介しています。 

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こんな状態ならプロのクリーニングを検討しましょう

洗濯機の下だけでなく、内部に汚れがたまっている場合は、家庭での掃除だけでは改善が難しいケースもあります。

次のような症状が続く場合は、プロのクリーニングを検討してみましょう。

プロへの依頼を検討したいサイン

  • 洗濯物から嫌なニオイがする
  • 黒い汚れやカスが衣類に付着する
  • 排水口や排水ホースの汚れが気になる
  • 家庭で掃除しても改善しない

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気になる人は、公式LINEから気軽に相談してみてください。

洗濯機の汚れ具合や黒いカスの正体が気になる場合は、「洗濯機から黒いカスが出る原因は?正体・対処法・再発防止をプロが解説」も参考にしてみてください。 

他の業者と比較してから検討したい場合は、「洗濯機クリーニング業者はどこがいい?おすすめ12社を料金・口コミ・サービスで比較」もあわせてご覧ください。

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洗濯機キャスターに関するよくある質問

ここでは、洗濯機キャスターの導入を検討する際の、よくある質問を紹介します。

Q. 洗濯機のキャスターは禁止されていますか?

メーカーによっては、転倒や水漏れなどのリスクから、キャスター付き置き台の使用を推奨していないことがあります。対応はメーカーごとに異なるため、設置前に取扱説明書を確認しましょう。

記載がない場合は、メーカーへ問い合わせると安心です。 

Q. 洗濯機にキャスターを付けると保証対象外になりますか?

メーカーが推奨しない方法で設置し、その設置が原因で故障した場合は、保証対象外となる可能性があります。事前に保証内容や取扱説明書を確認しておきましょう。

判断に迷う場合は、購入店やメーカーへ確認するのがおすすめです。

 

Q. 洗濯機はかさ上げしたほうがよいですか?

かさ上げすると、洗濯機下を掃除しやすくなり、排水ホースのつぶれを防ぎやすくなります。

設置スペースに余裕がある家庭では、取り入れやすい方法です。耐荷重や安定性を確認したうえで設置しましょう。 

Q. 洗濯機キャスターと防振かさ上げ台はどちらがおすすめですか?

掃除のために洗濯機を動かしたい場合は、キャスター付きタイプが便利ですが、安定性や振動対策を重視する場合は、防振かさ上げ台がおすすめです。 

掃除のしやすさと設置環境を比較して選びましょう。 

まとめ

洗濯機キャスターは、掃除やメンテナンスをしやすくする便利なアイテムです。一方で、設置方法や製品選びを誤ると、脱水時の振動や転倒、水漏れなどのトラブルにつながるおそれもあります。

導入する際は、洗濯機に合った耐荷重やサイズの製品を選び、ジャッキやストッパーでしっかり固定しましょう。また、キャスターを活用しても、洗濯槽の裏側や排水ホースの奥などは家庭で掃除しにくい場所です。

見えない部分の汚れが気になる場合は、プロの洗濯機クリーニングを検討しましょう。

無料分解診断を実施している「洗濯機のまじん」で、実際の汚れを確認したうえでクリーニングが必要かどうか相談してみてくださいね。 

投稿者プロフィール

洗濯機のまじん編集部
洗濯機のまじん編集部
洗濯機のまじん編集部は、洗濯機の掃除やメンテナンス、買い替えに役立つ情報を発信する編集チームです。
専門資格を持つ監修者と連携し、メーカー公式情報や公的機関の情報、現場から得られた知見をもとに、正確で分かりやすい記事制作を心掛けています。
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