洗濯機のメンテナンスって必要?家庭でできる方法と長持ちの秘訣
毎日の洗濯を支えてくれる洗濯機。
気付けば何年も使っているけれど、「そういえばお手入れってしてないかも…」と思う人も多いのではないでしょうか。
実は、洗濯機の内部は皮脂や洗剤カスが残りやすく、放っておくとカビやにおいの原因になります。
この記事では、家庭でできる洗濯機のメンテナンス方法と、清潔を保ちながら長持ちさせるコツを紹介します。
- 1. 洗濯機のメンテナンスって本当に必要?
- 1.1. 放置すると起こるトラブル
- 1.2. メンテナンス不足のサイン
- 1.2.1. 洗濯物に黒い汚れがつく
- 1.2.2. 洗濯物が生乾き臭くなる
- 1.2.3. 排水が遅い・異音がする
- 2. 家庭でできる洗濯機メンテナンスの方法
- 2.1. 毎日・週1回できるお手入れ習慣
- 2.2. 換気と環境づくりでカビ予防
- 3. 定期的に取り入れたい洗濯機のメンテナンス方法
- 3.1. 洗濯槽クリーナーを使った洗濯槽掃除
- 3.2. 部位別のお手入れポイント
- 3.2.1. ゴムパッキンに潜む黒カビ対策
- 3.2.2. 排水ホースや排水口の掃除
- 3.2.3. 給水フィルターのチェック
- 4. 洗濯機の種類別メンテナンスの注意点
- 4.1. 縦型洗濯機のメンテナンス方法
- 4.2. ドラム式洗濯機のメンテナンス方法
- 4.3. 乾燥機能付き洗濯機ならではの注意点
- 5. 洗濯機メンテナンスの頻度はどのくらい?
- 5.1. 日常・月ごとの目安
- 5.2. 年に数回は徹底的に掃除したい箇所
- 6. こんなときはプロに依頼すべき!
- 6.1. 自分で掃除してもニオイや汚れが残ったら
- 6.2. 内部のカビが広がっていると感じたら
- 6.3. 2〜3年に一度はプロのクリーニングで安心
- 7. まとめ
この記事は月間500台以上の洗濯機をクリーニングしている「洗濯機のまじん」スタッフが監修しています。
洗濯機を清潔に保ち、日々の洗濯を快適にする手助けになれば幸いです。
洗濯機のメンテナンスって本当に必要?

洗濯機は、外側がきれいでも洗濯槽の裏やホース周辺には皮脂や洗剤カスが残りやすいです。
湿気が重なるとカビが発生し、においや黒い付着物、動作不良につながります。
ここでは、洗濯機に発生しやすいトラブルと見分け方を解説します。
放置すると起こるトラブル
洗濯槽の裏は湿気がこもりやすく、菌が増えやすい環境です。
黒い粒の付着や、生乾き臭、排水の遅れや異音が出始めたら注意が必要です。
異音やエラー表示が出るようになると、分解洗浄や部品交換が必要になる場合もあります。
メンテナンス不足のサイン
洗濯機を日常的にメンテナンスしていないと、見た目では気付きにくい内部のカビやフィルター詰まりを招きます。
早めに気付けば簡単な掃除で洗濯機の不調を改善できる場合も多くあるので、まずは自宅の洗濯機がメンテナンス不足になっていないかどうかを以下の章でチェックしてみましょう。
洗濯物に黒い汚れがつく
洗濯槽の裏やパッキンの汚れがはがれて衣類に付いていませんか?
洗濯物に黒い汚れが付いている場合はカビが洗濯機にこびり付いているかもしれません。
まずは洗濯槽とパッキンの掃除を取り入れましょう。
洗濯物が生乾き臭くなる
洗濯した後すぐに干しても、洗濯物から生乾きの臭いがするなどの困りごとはありませんか?
もしかしたら、洗濯機内の換気不足やフィルター詰まりが原因かもしれません。
使用後はフタを開けて風を通し、糸くずフィルターと投入口を定期的に掃除しましょう。清潔な風通しを保つことがポイントです。
排水が遅い・異音がする
洗濯する際に排水が今までより遅く感じたり、異音が出てしまったりなどの不調を感じる場合は、排水ホースの折れや詰まり、ポンプへの負荷が考えられます。接続部のゆるみや汚れを確認し、改善しない場合は専門業者への点検を検討しましょう。
【トラブル早見表】
症状 | 想定される原因 | 初動の目安 |
---|---|---|
黒い付着物 | 槽裏・パッキンの汚れ | 槽洗浄+パッキン拭き |
生乾き臭 | 換気不足・排水不良 | 乾燥時間確保+フィルター清掃 |
排水遅延・異音 | ホース詰まり・ポンプ負荷 | 接続確認→改善薄い場合は点検 |
家庭でできる洗濯機メンテナンスの方法

洗濯機のメンテナンスは自分でできるの?と思う人もいるかもしれませんが、毎日の拭き取りと週一回の軽い掃除で洗濯機は清潔をキープできます。
ここでは、毎日の生活のなかで取り入れたい洗濯機のお手入れ方法を紹介します。
毎日・週1回できるお手入れ習慣
まず、洗濯後は洗濯機のフタを開けて内部を乾燥させる流れを習慣にしましょう。
洗濯機のフタ裏やパッキンはやわらかい布で水滴を拭き取ります。週に一度は洗剤や柔軟剤投入口を取り外してすすぎ、糸くずフィルターの目詰まりを落としましょう。
槽乾燥機能や空運転を時々おこなうと、湿気がたまりにくくなります。
洗剤の入れすぎにも注意が必要です。
習慣チェックリスト
- 使用毎に運転後にフタを開けて送風・乾燥
- 使用毎にフタ裏とパッキンの水分を拭き取り
- 週一で投入口と糸くずフィルターを洗浄
- 月一で、槽乾燥や空運転を実施
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換気と環境づくりでカビ予防
洗濯機の周りに、ものが多く置かれていませんか?
実は洗濯機の周りに物が多いと、風が通らず湿気がこもりやすくなります。
洗濯機は側面や背面に少し空間をつくり、浴室の蒸気が直接当たらないよう配置しましょう。
花粉や皮脂汚れが増える季節は、洗剤量を見直すのもおすすめです。
乾燥機能を使う家庭は、使用後のフィルター清掃を意識するだけで、乾燥性能が保たれますよ。
定期的に取り入れたい洗濯機のメンテナンス方法

月に一度、洗濯槽洗浄をおこなうと洗濯機の中を清潔に保ちやすくなります。
さらに、季節の変わり目にホースやフィルターを点検すると、急なトラブルを防ぎやすく安心です。
ここでは、洗濯槽クリーナーの選び方と部位ごとのお手入れ方法を紹介します。
洗濯槽クリーナーを使った洗濯槽掃除
市販の洗濯槽クリーナーには、主に酸素系と塩素系の2種類のクリーナーがあります。
酸素系クリーナーは発泡の力で皮脂や洗剤カスを浮かせて落とし、カビの発生を防ぐのに対し、塩素系クリーナーは強い除菌効果があり、においや黒い汚れが目立つときにおすすめです。
いずれも使いすぎは部品を痛める原因になるため、使用頻度と時間を守りましょう。
掃除の際は換気をしっかりおこない、手袋を着用して安全に扱いましょう。
槽洗浄モードがある機種では、積極的に活用するのもおすすめです。
種類 | 得意分野 | 使用目安 |
---|---|---|
酸素系 | 皮脂・洗剤カスの除去 | 月1回・発泡で汚れを浮かせて排出 |
塩素系 | 強い除菌・漂白 | においが強いときに短時間で使用 |
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部位別のお手入れポイント
ゴムパッキンや排水ホース、給水フィルターはそれぞれ汚れやすい箇所です。定期的に点検と掃除をしましょう。
簡単に取り外して洗える部分は掃除し、排水の流れやフィルターの詰まりまでチェックできれば、洗濯機そのものの寿命を延ばせますよ。
ゴムパッキンに潜む黒カビ対策
ゴムパッキンは洗濯後の湿気が残りやすく、黒カビが増えやすい部分です。
浴室用洗剤を使用し、やさしく拭き取りましょう。硬いブラシはゴムパッキンの傷や劣化の原因になるため避けたいところです。
掃除後はしっかり乾かし、清潔な状態を保つのが黒カビ対策のポイントです。
排水ホースや排水口の掃除
排水ホースや排水口は、髪の毛や糸くずが詰まりやすい場所です。
もし排水が遅く感じる場合は、ホースの折れや曲がりを直し、外せる部分を外して水ですすぎます。
ぬめりが強い場合は中性洗剤を使って洗い、最後に接続部分のゆるみを確認します。
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給水フィルターのチェック
給水フィルターには砂やサビがたまりやすく、目詰まりが給水不良の原因になる場合があります。
月に一度はフィルターを取り外し、流水で汚れを洗い流します。
給水が遅いときやエラー表示が出るときは、優先的にチェックしましょう。フィルターが劣化している場合は、新しいものに交換します。
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洗濯機の種類別メンテナンスの注意点

洗濯機のタイプによって、汚れやすい部分やお手入れのコツが少しずつ違います。
縦型洗濯機は洗濯槽の底や側面、ドラム式洗濯機はパッキンや乾燥フィルター、乾燥機能付きはダクトや排気経路がポイントになります。
タイプごとの特徴を知ると、掃除の手間を減らしながら清潔を保ちやすくなります。
ここでは、洗濯機の種類別にお手入れのコツを紹介します。
縦型洗濯機のメンテナンス方法
縦型洗濯機は水量が多く、洗濯槽の底や側面に皮脂汚れや洗剤カスが残りやすいです。
月に一度は洗濯槽クリーナーで槽洗浄をし、洗剤投入口や糸くずフィルターは週に一度掃除しましょう。
フタを開けてしっかり乾かすと、黒カビの発生をおさえられます。
洗濯時は洗濯ネットを積極的に使うと、糸くずの再付着を防ぎやすく、洗濯後の仕上がりがすっきりします。
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ドラム式洗濯機のメンテナンス方法
ドラム式洗濯機は構造上、ゴムパッキンの奥に水分がたまりやすく、カビが発生しやすいです。
使用後はパッキンの内側をやさしく拭き、ドアを少し開けて風を通しましょう。
乾燥フィルターは毎回掃除し、排気経路は月に一度チェックしましょう。
もし洗濯機がくさい…と感じたら、塩素系クリーナーを使った洗濯槽洗浄がおすすめです。
湿度が高い時期は、槽乾燥モードの使用を増やすと清潔を保ちやすくなります。
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乾燥機能付き洗濯機ならではの注意点
乾燥機能付きタイプの洗濯機は、高温と強い風でホコリがたまりやすく、詰まると乾燥効率が落ちます。
使用のたびに乾燥フィルターを掃除し、月に一度はダクトの詰まりを点検しましょう。
ホコリが残ると乾燥時間が長くなり、電気代も上がるので注意が必要です。乾燥途中で一時停止し、フィルターのホコリを取る習慣をつけましょう。
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種類別のお手入れまとめ
- 縦型洗濯機:槽の底と側面の汚れに注意し、月1回の酸素系槽洗浄を実施
- ドラム式洗濯機:パッキンの拭き上げと乾燥フィルターの毎回清掃が基本
- 乾燥機能付き洗濯機:ダクトの詰まりを月1回点検し、風の通りを維持
洗濯機メンテナンスの頻度はどのくらい?

洗濯機の使用頻度や水の質、設置環境によって、メンテナンスの頻度は異なりますが、目安を決めておくと、計画的に掃除を続けやすくなります。
毎日・週・月ごとのお手入れを整理し、季節の変わり目に重点的な掃除ができれば、洗濯機の清潔を保ちやすく洗濯物も安心ですよね
。ここでは、無理なく続けられる洗濯機のメンテナンス頻度を紹介します。
日常・月ごとの目安
日々のケアでは、乾燥と拭き上げを中心におこないましょう。
洗濯機を使うたびに洗剤投入口を洗い、月に一度は糸くずフィルター掃除や酸素系クリーナーで槽洗浄をするのが理想です。
花粉や汗が増える季節は、それぞれ掃除のタイミングを早めるのがおすすめです。
頻度とお手入れの目安
頻度 | 主なお手入れ内容 |
---|---|
日常 | フタを開けて乾燥・パッキンの拭き上げ・洗剤投入口・乾燥フィルター |
月1 | 糸くずフィルターの清掃・乾燥ダクト(ドラム式)・ゴムパッキン・排水ホース、排水口・洗濯パン、酸素系クリーナーで槽洗浄・乾燥経路の点検 |
年1 | 給水ホース |
年に数回は徹底的に掃除したい箇所
春や秋の衣替えの時期には、排水ホース・排水口・給水フィルターを重点的に掃除します。ホースの折れやゆるみ、排水口のぬめり、フィルターの目詰まりを確認するとトラブルを防ぎやすくなります。黒い汚れやにおいが気になる場合は、塩素系クリーナーを短時間使用し、最後に槽乾燥をおこなうと仕上がりがすっきりします。
こんなときはプロに依頼すべき!

日常のお手入れや市販クリーナーでも改善しない場合、洗濯機内部の見えない場所で汚れが進んでいる可能性があります。
見えない場所に汚れが残ると、においや故障の原因になる場合があるため、プロへクリーニングを依頼できると安心です。
ここでは、プロの洗濯機クリーニング会社へ洗濯機掃除を依頼すべきタイミングを紹介します。
自分で掃除してもニオイや汚れが残ったら
酸素系や塩素系クリーナーを使っても生乾き臭が取れない場合は、洗濯槽の裏や配管の奥に汚れがたまっている可能性があります。
プロによる分解洗浄では、ひとつひとつ洗濯機のパーツを丁寧にはずし、見えない場所までしっかり洗い上げられます。
洗濯してもすぐにおう場合は、一度洗濯機をまるっとリセットするつもりでプロへ依頼すると、依頼後の掃除もぐっと楽になりますよ。
内部のカビが広がっていると感じたら
黒い汚れが繰り返し洗濯物へ付着したり、脱水時の音が大きくなったり、運転時間が長く感じられる場合は、カビや汚れが内部に広がっている可能性があります。プロへ相談すれば、洗濯機を分解して汚れの範囲を正確に確認し、必要な箇所を丁寧に清掃します。
放置すると部品の交換が必要になる場合もあるため、気付いた段階で依頼するのが安心です。
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2〜3年に一度はプロのクリーニングで安心
どんなに丁寧に掃除しても、見えない部分には少しずつ汚れがたまります。
2〜3年に一度、分解洗浄をプロへ依頼すると、洗濯槽の裏やモーターまわり、配管など手の届かない部分の汚れをしっかり取り除け、動作音や乾燥効率が改善します。プロのクリーニング後は日常の手入れがぐっと楽になり、清潔さを長く保ちやすくなります。
プロ依頼の目安
- 市販クリーナー使用後もにおいが残る
- 黒い汚れが短期間で再発する
- 排水が遅い・異音・エラーが繰り返し出る
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まとめ

洗濯機を清潔に保つには、日々の小さなケアが大切です。
洗濯後にフタを開けて乾かしたり、週に一度フィルターや投入口を洗うだけで、カビやにおいの発生を防げます。
月に一度の槽洗浄や、季節ごとのホース・フィルター点検を習慣にすれば、突然のトラブルも起こりにくくなります。
また、縦型は槽の底や側面、ドラム式はパッキン、乾燥機能付きはフィルターやダクトなど、それぞれ汚れやすい部分を意識してお手入れしましょう。
ただし、見えない部分の汚れは少しずつ蓄積していきます。2〜3年に一度はプロの分解クリーニングを依頼すれば、見えない奥までしっかり清掃され、動作音や乾燥効率も回復します。
毎日のケアと定期的なメンテナンスを組み合わせることで、洗濯機は長く快適に使えます。
今日から少しずつ、おうちの洗濯機をいたわる時間を取り入れてみましょう。
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