洗濯機で水通しのやり方って?ベビー服や新品衣類を清潔に仕上げる正しい手順を解説
新品衣類やベビー服を着せる前に水通しが必要なのは分かっていても、「洗濯機でやって大丈夫なの?」「手洗いじゃないと不安…」と感じる場面がありませんか?
とくに赤ちゃんの肌はデリケートなので、水通しのやり方を間違えたくない気持ちも強くなりますよね。
実は、水通しは洗濯機で簡単にできて、準備や設定を知っていれば仕上がりも清潔に整います。
この記事では、洗濯機を使った水通しのやり方を分かりやすく紹介します。
- 1. 水通しとは?洗濯機でおこなう目的と効果
- 1.1. そもそも「水通し」って何?
- 1.2. 水通しをする理由と得られる効果
- 1.2.1. 化学物質やホコリを落として肌トラブルを防ぐ
- 1.2.2. 新品特有のハリを和らげて着心地を良くする
- 2. 洗濯機でできる!水通しの正しいやり方
- 2.1. 準備するもの
- 2.1.1. 洗剤は「無添加・中性」タイプを選ぶ
- 2.1.2. 柔軟剤は使わずに、すすぎ1回でOK
- 2.2. 洗濯機での基本手順
- 2.2.1. 事前準備
- 2.2.2. 1. 洗濯ネットに入れて型崩れを防ぐ
- 2.2.3. 2. 水量は多め、脱水は短めがポイント
- 2.3. 乾かし方のコツと注意点
- 2.3.1. 直射日光を避けた部屋干しがおすすめ
- 2.3.2. シワを伸ばして陰干しすると時短になる
- 3. 水通しにぴったりのタイミング
- 3.1. いつやるのがベスト?初めて着る前が基本
- 3.2. ベビー服や下着はこまめな水通しが必要?
- 4. やってはいけないNGな水通し方法
- 4.1. 洗剤を入れすぎる・柔軟剤を使う
- 4.2. 汚れた洗濯槽でおこなう
- 4.3. 乾燥機で一気に乾かす
- 5. 水通し前に確認!洗濯機のお手入れチェック
- 5.1. 糸くずフィルター・洗剤投入口の汚れを確認
- 5.2. 洗濯槽のカビ・ヌメリを落とす
- 6. プロの分解クリーニングで洗濯機をリセットしましょう
- 6.1. 内部のカビや洗剤カスは家庭では落とせない
- 6.2. プロの洗濯機分解クリーニングで得られるメリット
- 6.2.1. 洗濯物のニオイ・黒ずみ予防に効果的
- 6.2.2. 水通しや洗濯の仕上がりが格段にアップ
- 7. まとめ
この記事は月間500台以上の洗濯機をクリーニングしている「洗濯機のまじん」スタッフが監修しています。
洗濯機を清潔に保ち、日々の洗濯を快適にする手助けになれば幸いです。
水通しとは?洗濯機でおこなう目的と効果

洗濯機で新品衣類やベビー服を使う前におこなう水通しは、糊(のり)やほこり、花粉を落とし、肌トラブルを防ぎながら吸水性を高める前準備です。
ここでは、水通しの目的と効果を解説します。
そもそも「水通し」って何?
水通しは、新品衣類やベビー服、下着に残った糊(のり)や微細なほこりを洗い流し、安心して衣類に肌を通すための前準備です。
基本的には洗濯ネットを使い、ベビー服やおしゃれ着にも使える中性タイプの洗濯洗剤を少量使って柔軟剤なしでやさしく洗います。
すすぎ1回で短時間の運転にすると繊維負担が軽くなります。
ドラム式の場合は手洗いコースのような弱い動きで水通しをおこない、縦型洗濯機は水量を多めにして埃除去を意識すると水通しの効果が安定します。
| 対象 | 目的 | 推奨ポイント |
|---|---|---|
| 新品衣類・ベビー服・下着 | 糊(のり)・ほこり・花粉の除去 | 中性洗剤/すすぎ1回/洗濯ネット |
水通しをする理由と得られる効果
水通しの狙いは、肌トラブル予防と着心地の改善です。
新品衣類には糊(のり)や繊維粉じんが残りやすく、敏感肌や赤ちゃんの肌へ刺激になりがちです。
新品の服を着る前に水通しをしておけば、肌当たりがやわらぎ、吸水性があがります。
化学物質やホコリを落として肌トラブルを防ぐ
新品衣類やベビー服には、製造過程で使われた糊(のり)や染料、防縮剤などの化学成分が残っている場合があります。
さらに、縫製や輸送の際に付着したほこりや花粉が繊維に入り込みやすいです。
化学成分や微粒子が汗や体温で溶け出すと、赤みやかゆみを起こす原因になります。
水通しで糊(のり)やほこりを落とせば、肌への刺激が減り、衣類が本来持つやわらかさと吸水性が戻ります。
新品特有のハリを和らげて着心地を良くする
新品衣類のハリやかたさは、製造時に使われた糊(のり)によって生まれます。
糊(のり)を落とすと繊維が自然に動くようになり、からだにやわらかく沿います。
生地が空気を含みやすくなるため汗を吸いやすく通気性も上がり、繊維がほぐれると摩擦が減って肌への刺激もやわらぎます。
洗濯機でできる!水通しの正しいやり方

新品衣類やベビー服の水通しは、家庭の洗濯機で簡単にできます。
使う洗剤や洗濯ネットの種類、洗濯機の設定を正しく選び、生地を傷めずに糊(のり)やほこりを落としましょう。
ここでは、洗濯機で水通しをするための準備と手順を解説します。
準備するもの
水通しを始める前に、洗剤やネット、コース設定を見直しましょう。
中性タイプの洗濯洗剤と洗濯ネットを使い、やさしく回るコースを選ぶと、生地の風合いを保ちながら清潔に仕上がります。
水通しに必要なもの
洗剤(無添加・中性タイプ)/洗濯ネット/ハンガー
あると便利なもの
洗濯槽クリーナー/タオル/室内干しスタンド
洗剤は「無添加・中性」タイプを選ぶ
新品衣類やベビー服の水通しには、ベビー用やおしゃれ着用などの無添加・中性タイプの洗濯洗剤が向いています。
糊(のり)やほこりを落としながらも、強い洗浄成分が含まれていないため、繊維や肌への刺激を抑えらるためです。
香料や蛍光剤が入っていない洗剤を選ぶようにしましょう。
柔軟剤は使わずに、すすぎ1回でOK
柔軟剤を使うと香料や成分が繊維に残り、赤ちゃんや敏感肌の人に刺激を与えるおそれがあります。
水通しは糊(のり)やほこりを落とす目的なので、柔軟剤はなしで十分です。
一般的にはすすぎ1回で問題ありませんが、出産準備でベビー服を初めて洗うときは、より安心を優先してすすぎを2回にするとよいでしょう。
洗濯機での基本手順
洗濯機を使う前に洗濯槽の汚れを確認し、衣類をネットに入れてからスタートします。
洗濯量を控えめにして水を多めに使うと、糊(のり)やほこりが効率よく流れます。
繊維の傷みを防げるために、脱水を短く設定しましょう。
事前準備
洗濯槽の汚れやカビが残っていると、黒ずみやニオイが衣類に移りやすくなります。
水通しの前に糸くずフィルターや洗濯槽の内側を確認し、汚れを取り除いておきましょう。
洗濯機の内部が清潔な状態で水洗いができれば、衣類の糊(のり)やほこりがしっかり除去できます。
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1. 洗濯ネットに入れて型崩れを防ぐ
衣類をネットに入れると、摩擦による型崩れや糸のほつれを防げます。
とくにベビー服や薄手の生地は絡みやすいため、1枚ずつネットに入れると安心です。
ネットは大きめのサイズを選び、衣類が動ける余裕を持たせましょう。
2. 水量は多め、脱水は短めがポイント
水通しの目的は汚れ落としではなく、糊(のり)やほこりを流すことです。
水量を多めに設定すると繊維の間に水が行き渡り、残留しにくくなります。
脱水を短めにすると、生地の風合いがやわらかく保てます。
乾かし方のコツと注意点
乾かし方によっても仕上がりの質が変わります。
できるだけ直射日光を避け、風通しのよい場所で乾かすと、繊維のやわらかさを保ちやすくなります。
部屋干しでも湿気がこもらないようにすれば、乾きが早く、清潔に仕上がります。
直射日光を避けた部屋干しがおすすめ
直射日光は繊維を硬化させる原因になりやすいです。
部屋干しや日陰での乾燥に切り替えると、生地のやわらかさを保ちながら、花粉やほこりの付着を防げます。
風通しを意識して干すと乾燥が早まります。
シワを伸ばして陰干しすると時短になる
干す前に軽くシワを伸ばして形を整えると、乾いたあとにアイロンをかける手間が減ります。
陰干しにすると繊維がやわらかく保たれるため、乾燥機を使わずに陰干しで仕上げると、生地のふんわり感が長持ちします。
水通しにぴったりのタイミング

水通しは、糊(のり)やほこりを落とすのが目的のため、新品衣類やベビー服を着る前に一度おこなえば十分です。
ここでは、水通しをおこなうタイミングと頻度を紹介します。
いつやるのがベスト?初めて着る前が基本
新品衣類やベビー服は、購入後に糊(のり)やほこりが付いた状態になりやすいため、タグを外したら一度水通しをしましょう。
糊(のり)を落とすと吸水性が上がり、肌に触れたときの刺激も減ります。
出産準備としてベビー服を整える場合は、妊娠後期の天気が良い日を選ぶと乾きやすく清潔に仕上がります。
体調が安定している日を選んで無理なく進めてくださいね。
| 時期 | 水通しの目安 |
|---|---|
| 購入直後 | タグを外したら一度水通し |
| 妊娠後期 | 天気が良く、体調が安定している日に実施 |
ベビー服や下着はこまめな水通しが必要?
基本的に水通しは一度で十分です。
新品衣類やベビー服の糊(のり)やほこりを落とす目的なので、繰り返す必要はありません。
すでに水通しを済ませてから長く保管し、ほこりや花粉が気になる場合は、もう一度軽く洗い直してもよいでしょう。
まとめて水通しする場合のポイント
衣類をまとめて水通しする場合は、素材や色の濃さで分けて洗うと色移りや生地の摩耗を防げます。
水量を多めにして洗うと、糊(のり)が残りにくくやわらかい仕上がりとなり、脱水を短めに設定すると繊維への負担を抑えられます。
事前に糸くずフィルターを掃除してほこりの再付着を防ぎましょう。
やってはいけないNGな水通し方法

水通しは簡単な作業ではありますが、やり方によっては衣類を傷めたり、肌への刺激を増やす原因になります。
仕上がりをやさしく整えるためにも避けたいポイントをあらかじめ押さえておきましょう。
ここでは、水通しで失敗しやすい注意点を紹介します。
洗剤を入れすぎる・柔軟剤を使う
水通しは汚れ落としが目的ではないため、洗剤の量を多くしても効果は高まりません。
洗剤を入れすぎると成分が繊維に残りやすく、敏感肌や赤ちゃんの肌に刺激が生じる可能性があります。
柔軟剤は香料や成分が残留しやすいので使用せず、無添加・中性タイプの洗剤を少量使うだけにしましょう。
汚れた洗濯槽でおこなう
新品衣類の糊(のり)やほこりをしっかり落とすために、洗濯槽内の汚れやカビを先に取り除いておきましょう。
洗濯槽に汚れが残っていると、繊維が黒ずんだり、ニオイが移りやすくなります。
清潔な洗濯槽で水洗いをすれば、水流が均一に広がるため糊(のり)やほこりが流れやすくなります。
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乾燥機で一気に乾かす
乾燥機の高温は生地への負担が大きく、新品衣類やベビー服の繊維が硬くなりやすいです。
乾燥によっては縮みや色あせが起きる場合もあります。
水通しした衣類は、風通しの良い場所で陰干しにすると繊維がやわらかく整い、吸水性も保ちやすくなります。
水通し前に確認!洗濯機のお手入れチェック

水通しは糊(のり)やほこりをしっかり落とすために、清潔な洗濯機でおこなうのがとても大切なポイントです。
ここでは、水通しの前にキレイにしておきたい洗濯機のチェックポイントを紹介します。
糸くずフィルター・洗剤投入口の汚れを確認
糸くずフィルターが詰まると、繊維のくずが回収されにくいため、洗濯中に繊維のくずが再び衣類に付着しやすくなります。
また、洗剤投入口に汚れが残っている場合も洗剤が溶けにくくなり、洗剤成分が残りやすくなるためにおいやベタつきの原因につながります。
水通しの前にフィルターのゴミを取り除き、洗剤投入口をぬるま湯で洗っておきましょう。
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洗濯槽のカビ・ヌメリを落とす
洗濯槽の奥には湿気がこもりやすく、カビやヌメリが残りやすいです。
洗濯槽内に汚れがついたまま水通しをすると、衣類にカビや黒ずみ、ニオイが移りやすくなります。
洗濯槽クリーナーを使い、月に1度は自宅で洗濯槽クリーニングをおこなって洗濯機内を清潔な状態に保ちましょう。
プロの分解クリーニングで洗濯機をリセットしましょう

実は、自宅で洗濯槽クリーニングをしても届かない汚れが洗濯槽の奥に蓄積されています。
洗濯槽の汚れを放置すると、洗ってもニオイが残ったり黒ずみが広がったりして、水通しをしても逆効果になるかもしれません。
ここでは、プロに洗濯機クリーニングを依頼する必要性とメリットを紹介します。
内部のカビや洗剤カスは家庭では落とせない
洗濯槽の裏側やパッキンの奥は、カビや洗剤カスがこびりつきやすいです。
家庭でおこなう洗濯槽洗浄では汚れへアプローチできない部分が多く、汚れが残ると洗濯物に黒ずみやニオイが広がる原因になります。
とくにドラム式は構造が複雑なため、汚れが溜まりやすい傾向です。
洗濯機の内部を分解して洗うプロの洗濯機クリーニングなら、普段目に見えない汚れまでしっかり取り除けます。
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プロの洗濯機分解クリーニングで得られるメリット
プロが洗濯機を分解して洗うと、洗濯槽の奥に残った汚れを根本から除去でき、毎日の洗濯が衛生的に保ちやすくなります。
内部の湿気や汚れが減るため、衣類へのニオイ移りや黒ずみも防ぎやすくなります。
水通しも通常の洗濯も仕上がりが整い、ベビー服や敏感肌向けの衣類を安心して洗える環境につながります。
洗濯物のニオイ・黒ずみ予防に効果的
プロが洗濯機を分解して洗うと、洗濯槽の奥にこびりついた汚れを根本から除去できます。
内部の湿気や汚れが減るため、衣類へのニオイ移りや黒ずみが起きにくくなり、新品のときのような洗浄力に近づきます。
洗濯機の負担も軽くなるので、故障のリスクが減り、寿命が延びやすくなります。
水通しも普段の洗濯も仕上がりが整い、ベビー服や敏感肌向けの衣類を安心して洗える環境につながるでしょう。
水通しや洗濯の仕上がりが格段にアップ
分解クリーニング後は、水流がスムーズに広がりやすくなり、糊(のり)やほこりも落としやすくなります。
洗剤が繊維に行き渡りやすくなるため、水通しの仕上がりがふんわりと整うだけでなく、普段の洗濯でも吸水性や肌ざわりが優しく仕上がり、洗濯物を清潔に保てます。
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まとめ

水通しは手洗いで時間をかけておこなうイメージがありますが、家庭の洗濯機でも十分きれいに仕上がります。
新品衣類やベビー服に残りやすい糊(のり)やほこりを落とすために、中性洗剤を少量使い、柔軟剤なし・すすぎ1回・脱水短めに整えれば、生地本来のやわらかさと吸水性が戻ります。洗濯ネットをつかったりコース設定を工夫したりすれば繊維への負担も抑えられます。
水通しの効果がより安定し、清潔な衣類にするためには糸くずフィルターや洗濯槽の汚れを事前に整えておくのがとても大切です。
洗濯槽の汚れが気になる人は、水通しの前に一度プロの洗濯機クリーニングを検討してみてくださいね。
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