ドラム式洗濯機の分解掃除を自分で!やり方をプロが紹介
ドラム式洗濯機の分解洗浄を自分で行う掃除方法をご存じでしょうか?
分解洗浄は複雑な作業で時間がかかるため、初心者の方は難しいですが、正しい手順で行えばご自身でも行えます。
そのため本記事では、ご自身で行えるドラム式洗濯機の分解洗浄のやり方から、排水口の分解洗浄方法まで解説します!
「最近、洗濯物にホコリが付いている・・・」
「洗濯時間や乾燥時間が延びてきている・・・」
「洗濯機や洗濯物が臭い・・・」
分解洗浄を行うことで、これらのお悩みが解決できるため、最後までぜひご覧ください!
Contents
なお、この記事は、月間50台以上の洗濯機をクリーニングしている「洗濯機のまじん」スタッフが監修しています。
経験に基づき、洗濯機のお手入れ方法を分かりやすく解説!
この記事が洗濯機を清潔に保ち、日々の洗濯を快適にする手助けになれば幸いです。
<関連記事>
洗濯機は掃除が必要?掃除の頻度や手順をプロが徹底解説!
ドラム式洗濯機の掃除方法をプロが解説!掃除すべき10箇所と頻度は?
【簡単4ステップ】パナソニック製ドラム式洗濯機の掃除方法!
糸くずフィルターの掃除方法をプロが解説
ドラム式洗濯機の乾燥フィルター奥の掃除方法をプロが解説
ドラム式洗濯機のゴムパッキンのカビ・ホコリの掃除方法をプロが解説
ドラム式洗濯機の掃除業者おすすめ6選!分解洗浄対応の業者で比較
ドラム式洗濯機の分解洗浄について
分解洗浄の頻度は?
ドラム式洗濯機の分解洗浄は、1年に1回の頻度で必要です。
それは、洗濯機の購入から1年経過すると、洗濯機の内部は汚れやカビなどビッシリと詰まっていることが多く、徹底した掃除を定期的に行う必要があるためです。
洗濯槽クリーナーの掃除は月に1度の頻度でおすすめしていますが、槽洗浄では落としきれない汚れや、クリーナーが行き届かない箇所が多くあります。
そのため、洗濯機の分解洗浄は1年に1回の頻度で行いましょう!
分解洗浄の難易度は?
ドラム式洗濯機の分解洗浄はプロの作業員が行っても4時間以上かかることがあります。
洗濯機は電気と水を扱う精密な家電のため、慎重に行う必要があるからです。
また、縦型洗濯機に比べて、ドラム式洗濯機は分解する部品やネジが多く、時間がかかります。
初心者の方が挑戦しても丸一日かけても終わらなかったり、途中で元に戻せなくなったりするケースがあるため、コストパフォーマンスを考慮して業者依頼も検討してもよいでしょう!
<関連記事>
【料金】洗濯機分解クリーニングの相場と失敗しない業者の選び方を解説
分解洗浄のやり方
ここからは、洗濯機の分解洗浄をご自身で行う方法を解説します。
ドラム式洗濯機本体に限らず、排水ホースや排水口の分解も行っていきます。
初心者でも安心して取り組めるよう、4つのステップと15の具体的な手順で説明していきます。
ぜひ注意深く手順を追って掃除を進めてください!
STEP1:事前準備
事前準備は、必要な道具を揃えるなど分解を始める前に行う重要なステップです。
安全かつ効率的に作業を進めるために確認してください!
①掃除用具の準備
初めに、掃除用具の準備をします。
以下の道具をあらかじめ用意しましょう!
<ドライバー(プラス・マイナス・六角)>
洗濯機のパーツを分解・組み立てる際に必要となる基本的な工具です。
異なるサイズのネジに対応できるよう、プラスとマイナスの両方を用意しましょう。
<掃除用のブラシ・スポンジ・雑巾>
洗濯機内部の細かい部分や表面の汚れを取り除くために使用します。
ブラシは隅々の汚れをかき出し、スポンジは広範囲の汚れを洗浄し、雑巾は最後の拭き取りに役立ちます。
<保護用ゴム手袋>
手肌を洗剤や汚れから守るために使用します。
また、滑りにくい材質のものを選ぶことで、工具の操作時のグリップ力を向上させる効果もあります。
<浴室用洗剤>
洗濯機の汚れを効果的に除去するために使用する洗浄剤です。
塩素系のアルカリ洗剤の使用がおすすめです!
<パイプクリーナー>
排水口の汚れを除去するために使用します。
②洗濯機の確認
安全のため、まず洗濯機の電源を切り、コンセントからプラグを抜きます。
これにより、感電リスクを避けるとともに、誤作動による損傷を防ぎます。
その後、水漏れを防ぐため、給水用の蛇口をしっかりと閉めてください。
また、可能であれば、排水ホースを含む配管が取り外し可能かを確認し、取り外せる場合はしておくと作業がしやすくなります。
③十分なスペースを確保する
作業をスムーズに進めるため、洗濯機の周囲に十分な作業スペースを確保してください。
排水口の分解洗浄を行う場合は、洗濯機の位置をずらしておく必要があります。
また、洗濯機を動かす際は排水ホースが外れないように気を付けてください。
なお、床が濡れることを防ぐため、必要に応じて防水シートやタオルを敷くと良いでしょう。
STEP2:分解作業
ここからは実際に洗濯機を分解していく手順に入ります。
ネジを洗濯機の底へ落としてしまうと、取り出しの手間がかかるため、正しい手順で集中して取り外していきましょう!
④乾燥フィルターと天板を取り出す
初めに、乾燥フィルターの上にあるフタのネジを外します。
フタのネジを取りましたら乾燥フィルターを取り出し、天板後ろのネジを外してから天板を外します。
⑤洗濯機の操作パネルを外す
洗剤ケースを取り外し、操作パネル周辺のネジを外していきます。
全てのネジを外せましたら操作パネルを外します。
⑥排水フィルターと下カバーを取り出す
次に排水フィルター(糸くずフィルター)を取り出し、フィルター下のネジを外してから下カバーを取り外します。
⑦洗濯機のドアを取り外す
次は洗濯機のドアを取り外します。
ドアを支えながら、ドア側のネジを外すとドアが外れます。
この際、ドアを支えていないと足元にドアが落ちるため注意しましょう!
⑧本体カバーとドアセンサーを取る
本体カバー周辺のネジを外すと本体カバーが取り外せます。
その後、ドアセンサーも取り外していきます。
⑨前面固定鉄板を外す
次は前面固定鉄板を外します。
ここも周辺のネジを外すと前面固定鉄板が取り出せます。
⑩排水ホースとドラム脱水カバーを取り出す
排水ホースを取り出します。
その後、ドラム脱水カバーの下ネジから外し、ドラム脱水カバーを取り出します。
⑪脱水槽を取り出す
脱水槽を取り出した後に、脱水槽のネジを外してさらに分解します。
⑫排水口の各パーツを取り外す
排水エルボ(L字形状などになっているパーツ)、目皿(エルボの受け部分)、目皿を外すと防臭パイプや泡防止パイプなどの排水トラップの各パーツを外してください。
排水トラップの外し方の詳細は以下の記事で種類別で丁寧に解説しているため参考にして下さい。
【洗濯機掃除の教科書】排水トラップの外し方と掃除方法をプロが徹底解説
以上で、洗濯機の分解は完了です。
さて、ここからがメインの掃除になります!
STEP3:洗浄作業
分解している途中でカビや汚れを見つけたかと思います。
その汚れをゴシゴシと落としていきましょう!
⑬お湯と洗剤で掃除
分解した各パーツをお風呂や庭などへ持っていき、広いスペースで掃除を行います。
まずは、60度以上のお湯を洗濯槽全体にかけ、カビや汚れをほぐします。
その後、パーツにクリーナーを適量かけ、ブラシやスポンジ、雑巾を使って頑固な汚れやカビを丁寧に擦り洗いします。
最後に、再度お湯をかけてすすぎ洗いを行い、洗剤や汚れを洗い流します。
排水ホースに関しては、ホース内側に洗浄剤をまんべんなく注ぎ入れ、一定時間(推奨は30分以上)つけ置きをおすすめします。
この時、ホースの両端をラップと輪ゴムで密閉すると効果的です!
⑭排水口内にパイプクリーナーを注入する
パイプクリーナーを排水口内に注入します。
このとき、パイプクリーナーの指示に従い、適切な量を使用してください。
パイプクリーナーは排水口内の汚れやヘドロ、糸くずなどを効果的に溶かし出します!
STEP4:組み立てる
⑮乾かしてから組み立てる
分解洗浄を終えた後は、タオルや雑巾を使って表面の水分をしっかりとふき取りましょう。
完全に乾燥させ、さらに、アルコール除菌スプレーを全体に噴霧すると、なお状態が良くなります。
乾燥しましたら、分解した逆の手順で組み立てていきます。
組み立て後は試運転を行い、問題がないか確認をするようにしましょう!
以上でドラム式洗濯機の分解洗浄は終了です。
不安の場合は業者依頼も!
ドラム式洗濯機の分解洗浄はプロでも4時間以上かかる場合があり、とても難しいです。
そのため、ドラム式洗濯機の分解洗浄はプロに依頼するのも選択肢の1つです。
本記事を提供する「洗濯機のまじん」は、ドラム式洗濯機の分解洗浄を得意とする業界初の“洗濯機クリーニング専門業者”です。
あらゆるメーカー・タイプの洗濯機に対応し、細部の汚れも徹底的に清掃します。
サービス満足度96%とたくさんの方に高評価をいただいておりますので、洗濯機に異変を感じる方やピカピカにしたい方はぜひお気軽にご相談ください!
専門業者である強みを活かし、確かな技術力で、あなたの洗濯機を新品同様によみがえらせます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、ドラム式洗濯機の分解洗浄を自分で行う掃除方法を紹介しました。
また、ご自身で分解洗浄が難しい場合は、費用対効果を考慮して業者依頼がおすすめです。
定期的な洗濯機の分解洗浄を行うことで、日々の洗濯が気持ちよくなることでしょう!
当サイトには他にも洗濯機清掃に関するコンテンツが多くあるため、気になる方はチェックしてください。
投稿者プロフィール
- 洗濯機クリーニングのスペシャリスト。毎月50台以上の洗濯機を新品同様の状態にしています。見過ごされがちな部分まで徹底的に清掃し、最高の状態でお客様に返却。責任を持って提供するサービスで、お客様の満足度を常に追求しています。
最新の投稿
- 洗濯機の掃除2024年7月1日塩素系漂白剤クリーナーを使用した洗濯機の掃除方法をプロが解説!
- 洗濯機の掃除2024年6月24日洗濯機の排水口が掃除できない!?プロが勧める3つの解決方法
- 洗濯機の掃除2024年6月17日ドラム式洗濯機の分解掃除を自分で!やり方をプロが紹介
- 洗濯機の掃除2024年6月9日ハイターを使用した槽洗浄のやり方!キッチン/ワイドハイターで可能?