【簡単4ステップ】パナソニック製ドラム式洗濯機の掃除方法!
パナソニック製のドラム式洗濯機の掃除方法についてご存じでしょうか?
お手入れ手順は難しくなく、4ステップで行えます!
本記事では、ご自身で行えるパナソニック製のドラム式洗濯機の掃除方法を解説します。
また、ドラム式洗濯機の掃除を楽にする、ちょっとした日々の工夫ポイントも紹介しますので、最後までぜひご覧ください。
Contents
なお、この記事は、月間50台以上の洗濯機をクリーニングしている「洗濯機のまじん」スタッフが監修しています。
経験に基づき、洗濯機のお手入れ方法を分かりやすく解説!
この記事が洗濯機を清潔に保ち、日々の洗濯を快適にする手助けになれば幸いです。
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パナソニック製ドラム式洗濯機の掃除はなぜ必要?放置のリスクとは

パナソニック製のドラム式洗濯機は、エコ性能・省エネ性の高い製品が多いですが、適切な掃除を定期的に行う必要があります。
高性能な洗濯機でも例外なく、機能を長く維持するには定期的な掃除が欠かせません。放置することでどのようなリスクがあるのか解説します。
洗濯物の嫌なニオイが発生する
洗濯槽やゴムパッキン部分は、湿気や汚れがたまりやすいため、カビや雑菌が繁殖します。
その結果、衣類に生乾き臭が移ってしまいます。
乾燥機能が低下する
フィルターやダクトにホコリが詰まり、温風が通りづらくなることで乾燥不良を起こします。
電気代が高くなる
内部に汚れや詰まりがあると、乾燥時間が長くなります。
消費電力が増え、月々の電気代が上昇します。
本体が故障する
詰まりや異物が原因で、ポンプやモーターに負荷がかかり、最悪の場合は故障につながります。
このように、掃除を怠ると、修理や買い替えが必要になるリスクが高まります。
見えない内部にカビや汚れが蓄積する
洗濯機の外観がきれいに見えても、内部にはほこりや汚れが蓄積していることがあります。
とくに洗濯槽や排水経路は湿気が多く、カビが発生しやすい環境です。
こうした見えない部分の汚れは、表面的な掃除では取り除くことができず、ニオイや乾燥不良といったトラブルの原因になります。
そのため、定期的な槽洗浄をすることで改善できます。
こうしたトラブルを未然に防ぐには、日頃のケアが大切です。次に、自分でできるお手入れ方法をご紹介します。
簡単4ステップで掃除を行っていきましょう!
パナソニック製ドラム式洗濯機の掃除方法
パナソニック製のドラム式洗濯機の掃除は、正しい順番で掃除を行う必要があります。
次に、掃除手順とお手入れ頻度を分かりやすく紹介していきます!
①細かいパーツを手洗い

ここで掃除する箇所は以下4点です。
掃除パーツ | 掃除の頻度 | |
![]() | 洗剤・柔軟剤投入口 | 洗濯時毎回を目安 |
![]() | 乾燥フィルター | 洗濯時毎回を目安 |
![]() | 排水フィルター | 月に1回を目安 |
![]() | 乾燥ダクトの手前 | 月に1回を目安 |
洗剤・柔軟剤投入口
濡れ雑巾でホコリや固まった液体を取り除きます。
その後、スポンジと浴室用洗剤で洗剤・柔軟剤投入口周辺のカビやヌメリを掃除しましょう。
最後に濡れ雑巾で拭き取れば完了です!
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乾燥フィルター、排水フィルター
初めに、それぞれのパーツを取り出し、濡れ雑巾でホコリを取り除きます。
次に、ぬるま湯や浴室用洗剤を使用し、手洗いもしくは歯ブラシなどでこすり洗いします。
カビや汚れがひどい場合は、15〜30分間つけ置きがおすすめです!
※乾燥フィルターは非常にデリケートで破れやすいため、手洗いで掃除するようにしてください
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乾燥ダクトの手前
乾燥フィルターを取り外した奥にある乾燥ダクトの手前は、スポンジと浴室用洗剤でこすり洗いします。
この時に歯ブラシなどを使用すると、奥に落とすリスクがあるため、スポンジや雑巾で掃除しましょう。
こすり洗いが終わりましたら、乾燥させた乾燥フィルターを元の位置に戻して完了です!
※乾燥ダクトの奥は専用の道具が必要なためプロへ依頼しましょう
※なお、歯ブラシなどを奥に落とすと分解作業を行い取り除く必要があります
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②洗濯機の裏側

ここで掃除する箇所は以下3点です。
掃除パーツ | 掃除の頻度 | |
![]() | 排水ホース | 月に1回を目安 |
![]() | 給水ホース | 年に1回を目安 |
![]() | ゴムパッキン | 月に1回を目安 |
排水ホース・給水ホース
排水ホースと給水ホースは、洗濯機から取り外し外部のホコリやヌメリを掃除します。
洗濯機から取り外す際は、ホース内に溜まった水をこぼさないよう注意しましょう。
排水ホース内部は特にカビが蓄積しやすいため、ぬるま湯や浴室用洗剤を使用し30分間つけ置きすると良いでしょう!
※固い場合は無理やり外さないようにしましょう
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ゴムパッキン
ドラム式洗濯機のゴムパッキンは、濡れ雑巾と浴室用洗剤を使用し表面や隙間を掃除していきましょう。
ひどいカビを確認された場合、浴室用洗剤を使用し30分間つけ置きすると良いでしょう!
※ゴムパッキンはデリケートなため、竹串など鋭利なもので隙間のゴミを取り除かないでください
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③槽洗浄

洗濯槽は槽洗浄を定期的に行うことで、カビや汚れの除去、防カビ効果があります。
ここでは槽洗浄を行っていきましょう!
掃除パーツ | 掃除の頻度 | |
![]() | 洗濯槽 | 月に1回を目安に槽洗浄 年に1回を目安に分解洗浄 |
槽洗浄コース
槽洗浄は専用の洗濯槽クリーナーを使用して、洗濯機内部のカビや汚れを根本から除去するための掃除方法です。
パナソニック製のドラム式洗濯機のパネルには「槽洗浄コース」が付いているため、洗濯槽クリーナーを使用して槽洗浄を行います。
手順は以下の3ステップで行えます。
- 洗濯槽クリーナーを空の洗濯機に入れる
- 洗濯機の「槽洗浄」コースを選択し「スタート」ボタンで運転開始
- ドアを閉め、数時間待機する
機種によって槽洗浄コースの時間は異なり、約3~11時間で仕上がります。
「約30 ℃槽洗浄」コースが付いている場合は、通常の「槽洗浄コース」よりも同等の効果で所要時間が短縮可能です。

なお、おすすめの洗濯槽クリーナーは、パナソニック社の「N-W2洗濯槽クリーナー(ドラム式洗濯機用)」か、KAO社の「洗たく槽ハイター 」をご使用ください!
洗濯機のパネルについている「槽洗浄コース」の詳細手順は、以下の記事で解説してます。
分解洗浄
洗濯機には槽洗浄では落としきれない汚れや、クリーナーが行き届かない箇所が多くあります。
これらは洗濯機を分解して丸ごとこすり洗いする必要があり、目安として1年に一度の頻度で徹底的にメンテナンスしましょう!
なお、洗濯機の分解洗浄はプロの作業員が行っても4時間かかることがあります。

洗濯機は複雑な部品が多く、初心者の方が挑戦しても丸一日かけても終わらなかったり、途中で元に戻せなくなったりするケースがあります。
電気と水を扱う家電で危険なため、洗濯機の分解洗浄はプロの業者へ依頼をおすすめします!
洗濯機の分解洗浄について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
【洗濯機掃除の教科書】分解洗浄の方法をプロが徹底解説-業者の相場も紹介
④洗濯機下

槽洗浄が完了しましたら、最後に洗濯機下の掃除を行いましょう!
具体的な掃除箇所は下記です。
掃除パーツ | 掃除の頻度 | |
![]() | 洗濯パン | 月に1回を目安 |
![]() | 排水口 | 月に1回を目安 |
洗濯パン
洗濯パンは、洗濯機を動かして洗濯機下に溜まっているホコリを取り除きます。
その後、カビなどを浴室用洗剤を使用して拭き取り完了です。
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排水口
排水口は、パーツを取り出し浴室用洗剤でこすり洗いします。
そして、排水口内にパイプクリーナーを注ぎ込み、15〜30分間つけ置きしてから水を流しましょう。
最後に取り外したパーツと洗濯機を元に戻して洗濯機掃除の完了です!
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自力での掃除に限界を感じたら?プロに任せるべきタイミングと箇所
日常的にお手入れをしていても、「乾燥時間が長くなった」「ニオイが取れない」といった症状が続く場合は、プロに依頼するタイミングかもしれません。
順番に解説します。
掃除しても臭いや乾きにくさが解消しない場合
洗濯物のニオイがなかなか取れなかったり、乾燥に以前よりも時間がかかると感じる場合は、乾燥ダクトやモーター付近に汚れがたまっている可能性があります。
たとえば、フィルターを掃除しても乾燥時間が短くならなかったり、洗濯物に嫌なニオイが残ったり、乾燥時の風量が弱くなっているような場合は、内部に汚れが溜まっているサインです。
表面だけの掃除では改善しにくく、見えない部分の清掃が必要なため、プロによるクリーニングが効果的です。
乾燥ダクトの奥や内部パーツなど自分で掃除が難しい箇所
ドラム式洗濯機には、自分では届かない箇所にあるパーツも多いです。
たとえば、乾燥ダクトの奥を掃除するには、ネジを外して分解する必要があります。
内部は複雑で、工具を落としたり部品を傷つけたりするリスクが高いです。
とくに送風ファンや排気経路などは繊細な構造になっているため、詳しいプロに任せるのをおすすめします。
自分で分解洗浄を試みるリスクとは?
分解洗浄は、カビや汚れがたまりやすい洗濯機の内部をしっかりとキレイにできる方法です。
見えない部分までスッキリ洗えるため、高い効果が期待できます。
ただし、洗濯機の構造を理解したうえで分解し、きちんと元通りに組み立てる手間も考えなくてはなりません。
また、万が一部品を破損してしまった場合、メーカー保証の対象外となる可能性があります。
内部のセンサーやコードを傷つけてしまうと、修理に数万円かかることもあるため、無理せずプロの業者に相談してみましょう。
業者に頼むときの相場と選び方のポイント
プロに依頼する際は、サービス内容と料金を事前に確認しておきましょう。
一般的な料金相場は、ドラム式洗濯機の分解洗浄で20000円~40000円です。
その他オプションがある場合が多く、サービス内容は業者ごとに異なるので、どんなことで困っているのか相談して決めるのもおすすめです。
せっかく依頼するなら、機種ごとの構造をよく理解しているプロに任せたいですよね。
公式サイトの情報で、実際のクリーニングの流れが詳しく紹介されているかどうかもチェックしておくと安心です。
パナソニック製ドラム式洗濯機をきれいに保つ日々の工夫

日々の使い方を少し工夫するだけで、洗濯機を長く清潔に使い続けられます。
順番にみていきましょう。
コインランドリーを活用!
極端に汚れた衣類や大きな布団などは、洗濯機に大きな負担をかける可能性があります。
無理に洗うと家庭用洗濯機の性能や容量を超えてしまい、適切な洗浄ができないばかりか、故障の原因になることもあるのです。
そのため、特に汚れた衣類や大きな布団などについては、コインランドリーの利用をおすすめします!
ドアを開けて内部を乾燥させる
洗濯が終わったあとは、ドアを開けて内部を乾燥させるようにしましょう。
ドアを閉め切ったままにしておくと、湿気がこもってカビが発生しやすくなります。
開けっ放しにするだけなら30秒もかからず、簡単にできる習慣です。
乾燥フィルターのホコリを取る
乾燥フィルターにたまったホコリは、毎回取り除くのが理想です。
ホコリが奥にたまってしまうと、お手入れが大変になるだけでなく、乾燥効率も下がってしまいます。
使い終わったタイミングで掃除し、清潔な状態と乾燥力をキープしましょう。
週1回の乾燥機能活用でカビや臭いを予防
乾燥機能を定期的に使用することで、洗濯機内部の湿気を除去できます。
週に1回を目安に、乾燥機能のみで運転して湿気を取り除きましょう!
特に梅雨時期のような湿気が高い季節には効果的です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、ご自身で行えるパナソニック製ドラム式洗濯機の掃除方法を4ステップで解説し、洗濯機をきれいに保つ日々の工夫もご紹介しました。
洗濯機の掃除は、パーツごとに掃除方法と掃除頻度が異なるため、定期的な掃除で常に綺麗な状態を保ちましょう!
自力での掃除が難しい場合には、プロに相談してみるのも一つの手です。
当サイトには他にも洗濯機清掃に関するコンテンツが多くあるため、気になる方はチェックしてください。
投稿者プロフィール

- 洗濯機クリーニングのスペシャリスト。洗濯機クリーニングの深い専門知識と高度な技術力を誇り、月に50台以上の洗濯機を新品同様に蘇らせます。教育係としても活動し、チームの技術向上をリード。その明るく前向きな対応は顧客から高く評価され、感動と笑顔をもたらしています。
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