【洗濯機の掃除】酸素系の洗濯槽クリーナー(漂白剤)のメリデメをプロが解説
洗濯槽掃除で、クリーナー選びに迷うことないでしょうか?
槽洗浄は酸素系と塩素系の槽クリーナーがあり、それぞれのメリットとデメリットがあります。
本記事では、酸素系の槽クリーナーに注目して解説するとともに、おすすめの酸素系クリーナも紹介します!
本記事を読むことで、槽クリーナーへの理解が深まり、安心して槽洗浄が可能になります。
ぜひ最後までご覧ください!
Contents
なおこの記事は、月間50台以上の洗濯機をクリーニングしている「洗濯機のまじん」スタッフが監修しています。
経験に基づき、洗濯機のお手入れ方法を分かりやすく解説!
この記事が洗濯機を清潔に保って、日々の洗濯を快適にする手助けになれば幸いです。
洗濯槽クリーナーの種類

初めに、洗濯槽クリーナーの主な種類とその特徴を解説します。
洗濯槽クリーナーには、酸素系クリーナーの他に、塩素系クリーナー、重曹、クエン酸(酢)があります。
酸素系の槽クリーナーは、時間をかけ洗濯機内のカビや汚れをしっかり剥がし取る効果があります。
塩素系の槽クリーナーは、短時間で最も効果が高く、多くの洗濯機メーカーが使用を推奨しています。
しかし、重曹とクエン酸は洗濯機の槽洗浄にあまり効果が期待できません。
洗濯槽クリーナーの種類と効果については、以下の記事で徹底解説しているため参考にしてください!
【人気】洗濯槽クリーナーのおすすめ10選!洗浄剤の種類と効果も紹介
酸素系槽クリーナーのメリット

酸素系槽クリーナーのメリットは大きく3つあります。
1つ目は「たしかな洗浄効果」があること、2つ目は「衣類や肌に優しい」こと、3つ目は「掃除のやりがい」を感じられることです。
それぞれのメリットを1つずつ解説していきます!
たしかな洗浄効果
酸素系の槽クリーナーは、カビや汚れを浮かせて除去する洗浄効果があります。
主成分の「過炭酸ナトリウム」が水と反応することで酸素の泡を発生させます。
この泡が洗濯槽の隅々まで行き渡り、カビや汚れを剥がし取ることで、洗濯機内を綺麗にするのです!
衣類や肌に優しい
酸素系の槽クリーナーは、敏感肌の方やお子様の衣類を洗濯する家庭にも安心して使用できます。
これは、歯磨き粉の成分にも使用されている「過炭酸ナトリウム」が主成分のためです。
また、塩素系クリーナーに比べて刺激臭がないため、臭いに敏感な方は快適に使用可能です!
掃除のやりがい
酸素系の槽クリーナーは、泡がブクブクと汚れを剥がし取る様子を直接確認できます。
そのため、洗濯機が洗浄されている実感を感じられ、掃除のやりがいと満足感を得られます!
塩素系の槽クリーナーは泡が発生しないため、掃除のやりがいを感じたい方は特におすすめです。
酸素系槽クリーナーのデメリット

酸素系クリーナーは、主に3つの特徴がある一方でデメリットもあります。
主に塩素系の槽クリーナーとの比較になりますが、デメリット3つを解説します。
塩素系クリーナーと比べて洗浄効果は低い
酸素系の槽クリーナーは、塩素系の槽クリーナーと比較すると洗浄効果が劣ります。
塩素系の槽クリーナーは、汚れを溶かして洗浄する効果で強力な漂白や殺菌作用があります。
そのため、汚れを剝がし落とす酸素系の槽クリーナーでは、十分に洗浄が行き届かない可能性があるのです。
特に、頑固なカビや長年の汚れは、塩素系の槽クリーナーの方が効果的です。
洗浄時間が長い
酸素系の槽クリーナーは、槽洗浄に時間を要します。
槽洗浄コースを使用しない掃除方法だと、塩素系の槽クリーナーのつけ置き時間が約1時間に対して、酸素系の槽クリーナーは約2〜6時間かかります。
また、洗濯機のパネルにある槽洗浄コースの場合は約5〜11時間の時間を要します!
この間は洗濯機を回すことができなく、電気代もかかってくるため注意が必要です。
ぬるま湯を給水する手間
酸素系の槽クリーナーを最大限に効果を出すには、ぬるま湯(45〜50℃)での使用が必要です。
これは、主成分の「過炭酸ナトリウム」が効果を高めるためです。
温水機能がついていない洗濯機をご使用の方は、ぬるま湯を給水する手間がかかります。
酸素系槽クリーナーの注意点

泡が大量に吹き出る
酸素系の槽クリーナーは、化学反応で大量の泡が発生するため、クリーナーの使用量に注意が必要です。
使用量を大きく上回ると、洗浄中に吹きこぼれのリスクや、洗浄後の槽内に泡が残る可能性があります。
そうした場合、洗濯機本体の故障や水漏れの原因に繋がる恐れがあるため、商品の使用量をチェックし適量で洗浄しましょう!
ワカメ状の汚れ処理
酸素系の槽クリーナーを使用すると、洗濯槽内にワカメ状の黒いものが浮いてきます。
このワカメ状の正体は、洗濯槽から剥がれ出てきたカビや汚れです!
洗浄後に、これらをそのまま排水すると、排水口のつまりを引き起こす可能性があるため、手作業で取り除く必要があります。
塩素系クリーナーと混ぜると危険
塩素系の槽クリーナーと酸素系の槽クリーナーを混ぜるのは絶対にやめてください。
混ぜて使用すると、化学反応により有害ガスが発生します。
安全に槽洗浄を行うためにも、商品の指示に従い、正しい使用方法を守ることが重要です。
他の洗剤と混ぜない
他の洗剤と混ぜないことが大切です。酸素系漂白剤と他の化学成分が反応すると、予期せぬ化学反応を起こし、有害なガスが発生する場合があります。安全に使用するために、単一の漂白剤だけを使うよう心掛けましょう。
決められた量を守る
次に、使用する際は決められた量を守ることが重要です。
酸素系漂白剤は効果が高いため、過剰使用は不要ですし、むしろ逆効果となることがあります。メーカーの指示に従って適切な量を使用し、洗濯槽や衣類にダメージを与えないようにすることが大切です。
換気をしっかり行う
使用中は換気をしっかり行うことを心掛けましょう。
酸素系漂白剤を使用すると、発泡によるガスが発生することがあります。十分な換気を行い、窓を開けるなどして屋内の空気を新鮮に保つことで、安全に作業ができます。
洗濯機掃除で使える酸素系漂白剤の選び方

いざ酸素系漂白剤を使おうと思っても、種類が多くてどれを選べばいいか迷ってしまいますよね。 そこで、酸素系漂白剤の選び方のポイントを2つお伝えします。
粉末タイプと液体タイプの違い
酸素系漂白剤には、「粉末タイプ」と「液体タイプ」の2種類があります。
粉末タイプは、液体タイプに比べて洗浄力が高く、コストパフォーマンスに優れているという特徴があります。しかし、強力な発泡効果で汚れを落とす反面、水に溶かす手間があります。
一方、液体タイプは、粉末が溶け残る心配がなく、色柄物にも安心して使用できます。しかし、効果がやや穏やかです。それぞれの特徴を考慮して選ぶことをおすすめします。
洗濯槽掃除に最適な酸素系漂白剤の量と濃度
洗濯槽掃除に使用する酸素系漂白剤の量は、洗濯機の容量や汚れ具合によって異なりますが、一般的には水10Lに対して約100gが目安です。
濃度が低すぎると効果が薄れてしまい、高すぎると洗濯機に負担がかかってしまう可能性があるので、注意が必要です。
お使いの洗濯機により適切な量が異なるため、必ず製品の使用説明書を確認してください。適切な使用方法を守ることで効果的に清掃できます。
おすすめの酸素系 洗濯槽クリーナー

酸素系の槽クリーナーは長時間のお手入れになりますが、たしかな洗浄効果で素肌に優しいです。
以下に、おすすめの酸素系槽クリーナーを紹介します!
【2位】洗たく槽クリーナー|アリエール
【3位】洗濯槽の 激落ちくん|レック
【4位】洗濯槽クリーナー|arau
【5位】洗たく槽カビトルデス|UYEKI
酸素系槽クリーナーの槽洗浄方法

洗濯機の槽洗浄には2通りの掃除方法があります。
1つ目が槽洗浄コースを使用しないで「槽洗浄」する方法、2つ目が洗濯機のパネルにある「槽洗浄コース」で行う洗浄方法です。
どちらの掃除方法でも可能ですが、槽洗浄コースを使用しないで「槽洗浄」する方法は約2~6時間で完了し、「槽洗浄コース」で行う洗浄方法は約5〜11時間かかります。
槽洗浄(槽洗浄コースを使用しない)
槽洗浄コースを使用しない槽洗浄では、酸素系の槽クリーナーとぬるま湯を入れてつけ置きをします。
つけ置き時間は約2~6時間で、時間が経過したら浮いた汚れを手作業で取り除きます。
その後、排水してすすぎ洗いを行い完了!
槽洗浄の詳細な手順は以下の記事で解説しているため参考にしてください。
【洗濯機掃除の教科書】洗濯槽クリーナーの使い方をプロが徹底解説
槽洗浄コースの掃除方法
洗濯機のパネルについている「槽洗浄コース」は、酸素系の槽クリーナーを洗濯機に入れて、槽洗浄コースのボタンを押すだけです。
つけ置き時間は約5〜11時間で、時間が経過しましたら、最後にすすぎ洗いを行います。
槽洗浄コースの詳細な手順は以下の記事で解説しているため参考にしてください。
【洗濯機掃除の教科書】槽洗浄コースの使い方や効果をプロが徹底解説します
酸素系 洗濯槽クリーナーでよくある質問

洗濯機掃除に関する疑問について詳しく解説していきます。
市販の洗濯槽クリーナーと酸素系漂白剤の違いは?
市販の洗濯槽クリーナーと酸素系漂白剤は、どちらも洗濯機掃除に利用ができます。しかし、それぞれ異なる特性があります。
市販の洗濯槽クリーナーには「酸素系」「塩素系」の2種類があります。洗濯槽内に投入し、一定時間放置することで効果を発揮します。
酸素系漂白剤は、ぬるま湯で使用することで効果が高まりますが、洗濯槽クリーナーよりも放置時間が必要になります。
市販の洗濯槽クリーナーを購入する場合には、酸素系なのか塩素系なのかを確認して選びましょう。
洗濯槽クリーナーについては、こちらの記事がおすすめです↓
洗濯槽クリーナーのおすすめ10選!
洗濯機掃除にキッチンハイターを使える?
洗濯機の掃除にキッチンハイターは使用できます。
キッチンハイターの主要成分である次亜塩素酸ナトリウムには、強力な漂白作用と除菌効果があります。そのため、洗濯槽内の黒カビやヌメリを分解し、効果的に取り除くことが可能です。
ただし、キッチンハイターは衣類の色落ちや、生地を傷めるなどの可能性もあるので注意してください。
また、利用する時には念のため、洗濯機の取扱説明書を確認してください。
洗濯槽クリーナーは逆効果ですか?
洗濯槽クリーナーが逆効果になることは基本的にはありません。ただ、洗濯槽クリーナーは定期的に使用することが重要です。
使用頻度が低いと内部のカビや雑菌が繁殖し、効果が薄れてしまいます。汚れが目立ってからクリーナーを使用する場合もあるかと思いますが、これでは効果的な清掃ができません。
長年掃除をしておらず、急に洗濯槽クリーナーを使用した場合には、汚れやカビが落としきれずに残ってしまう可能性があります。
洗濯槽クリーナーでワカメが出てこないのはなぜ?
洗濯槽クリーナーを使用しても、目に見える汚れが出てこない場合があります。 これは、汚れが洗濯槽の裏側や見えない部分に付着していることが原因として考えられます。
また、塩素系漂白剤を使用した場合、強力な殺菌力でカビや汚れを溶かしているのでワカメが出にくくなります。
汚れの蓄積を防ぐには、定期的に洗濯槽クリーナーを使用することが大切です。
洗濯機掃除をしても綺麗にならないときは?
洗濯機掃除をしても綺麗にならない場合は、専門業者による分解洗浄を検討しましょう。
長年使用した洗濯機は、市販の洗剤では落としきれない汚れが蓄積している可能性があります。 専門業者による分解洗浄は、洗濯機内部を徹底的に洗浄できるため、より効果的に汚れを落とせます。
頑固な汚れは洗濯機掃除専門業者がおすすめ

洗濯機を長年使用していると、内部にこびりついた頑固な汚れが落ちにくくなることがあります。
そんなときには酸素系漂白剤を使ったセルフ掃除も効果的ですが、専門業者に依頼することをおすすめします。なぜ洗濯機掃除専門業者の利用がおすすめなのかを紹介します。
プロによる徹底的な洗浄が可能
専門業者を利用する最大のメリットは、プロによる徹底した洗浄が可能になることです。
頑固な汚れは、洗濯槽の見えない部分に溜まりやすく、市販の洗剤や漂白剤だけでは取り切れない場合があります。
専門業者であれば、専用の機器を用いて細かな部品に至るまで徹底的に洗浄し、洗濯槽の内部全体をキレイにしてくれます。
専門業者ならではの高い安全性と効率性
専門業者をおすすめするもう一つの理由は、安全性と効率性です。
セルフ掃除で誤って洗剤を過剰に使用したり、適切な作業手順を守らなかったりすると、洗濯機自体にダメージを与える恐れがあります。
その反面、専門業者は経験豊富で、機種ごとの適切な掃除手順を熟知しているため、洗濯槽や他の部品を傷める心配がありません。結果的に、短時間で効率よく掃除が完了します。
日常の簡単なメンテナンスは自身で行えますが、定期的に専門業者に依頼することで洗濯機の寿命を延ばすことができます。
酸素系漂白剤でのセルフケアと専門業者によるプロの掃除を組み合わせることで、常に清潔な状態を保つことも可能です。
洗濯機のまじんの概要

当サイト「洗濯機のまじん」は、業界初の洗濯機クリーニング専門業者です。
洗濯機の分解洗浄を専門とし、数多くの洗濯機クリーニングを手がけてきました。
関東地域のクリーニング対応数No.1、サービス満足度も96%と高い評価を受けています。
現在は東京に本店、大阪に支店があり、関東、関西どちらからも多くのお客様に利用していただいています。
【対応エリア】
関東エリア | 東京・神奈川・埼玉・千葉 |
関西エリア | 大阪・兵庫・奈良・京都(一部エリアのみ対応不可)・和歌山(一部エリアのみ対応不可)・滋賀(一部エリアのみ対応不可) |
「洗濯機のまじん」の対応エリア
洗濯機のまじんの料金体系
全自動洗濯機のクリーニング時間や料金は以下のとおりです。
クリーニング内容 | 全自動洗濯機の料金・時間 | ドラム式洗濯機の料金・時間 |
薬剤投入洗浄 | 料金:7,700円~(税込)作業時間:2h~ | 料金:14,300円~(税込)作業時間:2h~ |
分解洗浄 | 料金:19,800円~(税込)作業時間:3h~ | 料金:29,700円~(税込)作業時間:3h~ |
「洗濯機のまじん」のクリーニング料金・作業時間
対応エリアであれば出張費、駐車料金無料ですので、お気軽にお問い合わせください
まとめ
いかがだったでしょうか。
本記事では、洗濯槽クリーナーの種類と酸素系クリーナーのメリットとデメリットについて詳しく解説しました。
酸素系の槽クリーナーを適切に使用することで、洗濯機の衛生状態を保ち、日々の洗濯をより快適にできます!
当サイトには他にも洗濯機清掃に関するコンテンツが多くあるため、気になる方はチェックしてください。
投稿者プロフィール

- 洗濯機クリーニングのスペシャリスト。洗濯機クリーニングの深い専門知識と高度な技術力を誇り、月に50台以上の洗濯機を新品同様に蘇らせます。教育係としても活動し、チームの技術向上をリード。その明るく前向きな対応は顧客から高く評価され、感動と笑顔をもたらしています。
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