やりすぎ注意!洗濯槽クリーナーで起こるよくあるトラブルと解決法

洗濯槽の汚れや臭いが気になって、つい洗濯槽クリーナーを多めの量で使ったり、高頻度で使いすぎたりした経験はありませんか?

洗濯槽クリーナーをやりすぎてしまうと洗濯機にトラブルが起きないか、不安になりますよね。

この記事では、洗濯槽クリーナーのやりすぎで起こる代表的なトラブルや、誤った使い方を詳しく紹介します。

さらに、洗濯槽クリーナーを使った正しい洗浄手順、症状別の対処法、日常的なケア方法も解説します。

正しいケア方法を身につけてご自宅の洗濯機を清潔にキープしたい人は、ぜひ続きをお読みください。

この記事は月間50台以上の洗濯機をクリーニングしている「洗濯機のまじん」スタッフが監修しています。

洗濯機を清潔に保ち、日々の洗濯を快適にする手助けになれば幸いです。

洗濯槽クリーナーのやりすぎで起こる代表的なトラブル

洗濯槽クリーナーのやりすぎで起こる代表的なトラブル

洗濯槽クリーナーの使用は、1ヶ月に1度の頻度がおすすめです。

洗濯機周辺などにカビや汚れを見つけたり、臭いが気になった際にはすぐに洗濯槽クリーナーの掃除をしましょう。

ただし、定期的にクリーナーを使う頻度が多すぎたり、量を多くいれすぎると、洗濯機内で別のトラブルが起きやすくなります。   

ここでは洗濯槽クリーナーのやりすぎによって起きる代表的なトラブルを紹介します。  

泡あふれや排水詰まり

酸素系の洗濯槽クリーナーを規定より多く投入すると、大量の泡が発生する場合があります。もともと排水口にゴミが詰まっていた場合、泡がポンプやホースに入り込み、さらに排水詰まりや排水不良を起こして故障につながることも

洗濯槽クリーナーの使用量は製品の指示を守り、泡が多い場合は追加のすすぎや排水部分を念入りに確認しましょう。

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臭いの悪化

塩素系の洗濯槽クリーナーを1度に規定より多い量で使用すると、クリーナーが洗濯機内に残ってしまい、化学臭を発するおそれがあります。

また、洗濯槽クリーナーと別の薬剤を一緒に使うと、化学反応で強い臭いが発生する場合もあります。  

洗浄直後に十分にすすがないと洗剤やクリーナーの残留が原因で臭いが残り、衣類にもにおいが付着するおそれがあり、注意が必要です。

原因結果
クリーナーの過剰投入残留による臭い発生と洗濯物への付着
薬剤の混合化学臭や有害ガスの発生リスク

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洗濯機本体や部品の劣化・故障リスク

頻繁に洗濯槽クリーナーで洗浄すると、ドラムやゴムパッキン、糸くずフィルターやパルセーターなどの樹脂部品や配管が劣化しやすくなります。  

とくに塩素系の成分は金属やゴムへのダメージが大きく、長期的にみると故障や水漏れを引き起こす原因にもなります。  

衣類や肌への影響

洗濯槽内に残った洗剤や洗濯槽クリーナーが衣類に付着すると、服を着たときに肌荒れやかぶれを引き起こすリスクがあります。  とくに塩素系の洗濯槽クリーナーは酸素系に比べて刺激が強く、敏感肌の人や子ども用の衣類は注意が必要です。

こんな行動には注意!誤った使い方を紹介

こんな行動には注意!誤った使い方を紹介

洗濯槽クリーナーを使う際に誤った行動をすると、かえってカビや臭いの発生、故障トラブルを招きます。  

ここでは具体的に注意したい行動と理由を解説します。  

規定より多い量の洗剤を投入

使用方法欄に書かれているより多い量のクリーナー投入はやめましょう。

クリーナーが多すぎると泡残りやすすぎ不足の原因となり、洗濯槽や衣類への汚れ付着やカビの温床をつくるおそれがあります。 また、排水時にゴミと混ざって排水口やホースを詰まらせる原因にもなります。

クリーナーを入れすぎた場合の悪影響と対策

  • 悪影響:泡あふれ、排水詰まり、臭いやカビの助長
  • 対策:クリーナー量は規定を守る。定期的に洗濯槽洗浄をおこなう。

放置時間が長すぎる

洗濯槽クリーナーを投入して放置時間以上に放置をすると、化学反応で部品を痛めるおそれがあります。  

放置する時間を超えてしまうとかえって臭いや劣化の原因となるため、説明書に書かれた放置時間を守りましょう。  

異なる成分の洗剤を混ぜて使う

洗剤を混ぜれば汚れ落ちがよくなると誤解する方がいますが、実際は期待した効果が得られないだけでなく危険をともないます。とくに酸性洗剤と塩素系(次亜塩素酸ナトリウム含有)を混ぜると有毒な塩素ガスが発生するので、注意が必要です。
<注意点>

  • 塩素系と酸性洗剤は混ぜない。
  • 洗濯槽クリーナーは1種類の製品だけを使う。
  • 換気や手袋の着用をしておこなう。

万が一混合して咳やめまいなどの症状が出た場合はただちにその場を離れ、新鮮な空気を取り入れつつ専門機関に相談してください。

正しい洗濯槽クリーナーの使い方(ステップ別)

正しい洗濯槽クリーナーの使い方

洗濯槽クリーナーは正しい手順で使えばカビや汚れをすっきりできます。

ここでは洗濯槽クリーナーの使い方について準備からすすぎ、乾燥までの具体的な手順をわかりやすく説明します。  

準備と注意点

使用前に洗濯機の取扱説明書を確認し、洗濯槽の掃除機能の内容や掃除頻度を確認しましょう。  

洗濯物は取り出し、フィルターや排水口のゴミを除去してから作業を始めましょう。  

事前準備チェック

  • 洗濯機の取扱説明書を確認し、洗濯槽機能・掃除頻度をチェック
  • 洗濯物が入ってる場合は取り出す
  • フィルターや排水口にたまったホコリやゴミの除去
  • 周囲の防水対策(バスタオルの準備など)

注意点

  • 塩素系クリーナー使用時は換気とゴム手袋を着用し、他の薬剤と混ぜない。

クリーナーの投入方法と運転設定

洗濯槽クリーナーは規定量を守って投入しましょう。  

運転はメーカー推奨のコースを選び、温水機能を備えた洗濯機の場合はお湯を用いた設定にしたり、必要に応じて長めの洗浄コースを使用したりすると汚れ落ちの効果が高まります。  

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すすぎ・排水・乾燥の手順

洗浄後は十分にすすぎをおこない、洗剤やクリーナーの残留を防ぎましょう。  

排水が終わったらドアやフタを開けて乾燥させ、ゴムパッキンの拭き取りやフィルター掃除も忘れずにおこなうと汚れの再付着や臭いを予防できます。  

すすぎ・乾燥のポイント

  • すすぎ規定よりプラス1回多くおこなえると安心です。とくに塩素系クリーナーを使った場合は念入りにおこないましょう。
  • 乾燥後:扉を開放して湿気を飛ばしましょう。

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トラブル発生時の対処法(症状別)

トラブル発生時の対処法

万が一洗濯槽クリーナーのやりすぎでトラブルが起きてしまった場合、まずは早めの対処が肝心です。

ここでは代表的なトラブル内容別に応急処置を説明します。  

泡があふれてしまった場合

洗濯槽内に泡があふれてしまった際には、洗剤の入れすぎか、排水口のつまりが原因と考えられます。

まずは電源を切り、大き目のバスタオルやモップで床や周囲の水分を拭き取りましょう。  

溢れてしまった泡や洗剤を取り除き、フィルターや排水口のゴミをチェックしてきれいにしたら再すすぎをして流してみてください。

強い臭いが残った場合

臭いが残る場合は、ぬるま湯で追加のすすぎを数回おこなって残留物を取り除きましょう。  

また、見えない部分のカビが臭いの原因になっている場合も考えられるので、換気を十分におこない、パッキンの隙間や見えない部分のカビをブラシで除去すると臭いの再発を防げます。  

残留洗剤や白い粉が残る場合

洗濯機内に白い粉や斑点が見られる場合、クリーナーや洗剤の石鹸カスなどの汚れが残留していたり、硬水による成分が個体になって出てきた可能性が考えられます。  

空の状態で温水すすぎをおこなう、ティッシュや布で優しくふき取るなどしましょう。 

異音・振動・水漏れが発生したときの応急対応

異音や振動が起きた場合、内部にたまったゴミや部品の劣化、ホースの緩みや亀裂などが考えられます。

まずは運転を停止し、ドラム内を確認してフィルター掃除をおこないましょう。

水漏れは配管接続部や給排水ホースの破損、ポンプ故障などが原因として挙げられます。放っておくと感電と漏電の危険もあるため、被害を防ぐためにも電源を切り、修理専門会社へ相談をしてみてください。  

日常的にできる洗濯機のケアは?

日常的にできる洗濯機のケアは?

洗濯機は日々のちょっとした習慣でカビや臭い、故障の予防につながります。  

ここでは洗濯機の毎日の生活に取り入れたいケア方法を紹介します。

習慣にして自宅の洗濯機と衣類を長持ちさせてくださいね。  

運転後の乾燥と扉の開放習慣

洗濯後は扉やフタを開けて内部を乾燥させましょう。それだけで湿気とカビの発生をおさえられます。  

とくにドラム式は内部が乾きにくいので、使用後の乾燥とゴムパッキンの拭き取りを習慣化しましょう。  

フィルターや排水口の定期チェック

フィルターにたまったゴミや糸くずは排水不良や臭いの原因となるため、毎回洗濯機を使用する前に取り外して掃除しましょう。  

排水口やホースの詰まりチェックは、月に一度を目安にして簡単な点検と掃除をおこなうのがおすすめです。  

衣類の前処理と洗剤の量を守る

泥汚れや油汚れなど、汚れのひどい衣類はあらかじめ部分洗いやブラッシングをおこなえば洗濯槽への負担を減らせます。  また洗剤は水量や衣類量に合わせた適量を守ると、泡あふれや残留の予防になり、結果として洗浄効果を高めます。  

洗濯機洗浄はプロに依頼するのがおすすめ

洗濯機洗浄はプロに依頼するのがおすすめ

家庭での定期的な洗濯槽の掃除は洗濯機を清潔に保つのに大事な習慣です。

ですが、市販の洗浄剤や自己流の方法では落としきれない目に見えない汚れやカビ、洗剤カスが残りがちです。

洗濯機は構造が複雑な家電で、クリーニングするには高度な技術と専門的な知識が必須であり、自分での対応を続けるとかえって故障を引き起こす原因にもなるリスクがあるため、分解洗浄のできるプロの洗濯機洗浄会社に依頼したほうが確実です。

こんな症状が出たらプロの洗濯機洗浄会社へ相談しましょう

こんな時はプロに相談

  • 洗濯後に黒いカスがつく、繰り返し出てくる
  • 洗濯物が生乾き臭・カビ臭い
  • 排水詰まりやエラー表示が頻発
  • 長年一度も内部を分解していない

プロに依頼するメリット(確実な汚れ除去・部品点検・トラブル予防)

プロの洗濯機クリーニング会社は洗濯機を分解し、目視で確認しながら高圧洗浄や薬剤処理をおこなうため、家庭では落とせない汚れや菌を取り除けます。

劣化部品やホースの亀裂、接続部の緩みも発見でき、故障や水漏れを未然に防げる点が大きなメリットです。さらに洗剤残留やカビ胞子の除去により衣類への付着や健康リスクも低減します。

プロに頼むメリットまとめ

  • 確実な汚れ除去:市販の洗浄剤では落としきれない洗濯槽裏や細部の汚れを、高圧洗浄や専用薬剤で徹底除去。
  • 部品点検:分解時に内部の部品やパッキンを点検できるため、劣化や異常を早期に発見できる。
  • トラブル予防:排水不良や異音、振動などの不具合を未然に防げるため、長期的に洗濯機を安心して使える。

使用頻度や家族構成によりますが、一般家庭なら2~3年に1回が目安です。

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作業の流れと作業時間の目安

洗濯機洗浄をプロへ依頼した場合、一般的な作業の流れと時間の目安は以下のとおりです。

  1. お問い合わせ
  2. 事前点検・動作確認(30〜60分)
     フィルターや周囲の状態をチェック。必要に応じて分解をおこないます。
  3. 洗浄・すすぎ・乾燥(60〜120分)
     専用の薬剤や高圧洗浄機を用いて、槽内部や部品を徹底的に洗浄。その後、すすぎ・乾燥までおこないます。
  4. 組立・最終確認(30分前後)
  5. 分解した部品を組み直し、試運転で正常に動作するかを確認して作業完了です。

所要時間は縦型洗濯機・ドラム式洗濯機、他機種や汚れ具合によって前後します。

料金の目安と問い合わせ方法

料金は機種や作業範囲によって異なりますが、縦型・ドラム式で料金差があり、オプションの分解清掃や交換部品が追加される場合もあります。

  • 縦型洗濯機:薬剤洗浄 約11,000円〜、分解洗浄 約20,000円〜
  • ドラム式洗濯機:薬剤洗浄 約17,000円〜、分解洗浄 約30,000〜40,000円

まずは問い合わせフォームや電話で見積もりを依頼するのがおすすめです。料金は機種や設置状況によって変動するため、事前に相談しておくと安心です。

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まとめ

洗濯槽クリーナーを高頻度または多すぎる量でやりすぎると、泡あふれや排水詰まり、臭いの悪化、部品劣化などのトラブルに直結します。

クリーナーは適量を投入し、放置時間の遵守や薬剤を混ぜないなどの扱いが基本です。日常の乾燥習慣やフィルター点検が洗濯機をカビから守る予防になりますが、頑固な汚れや異音発生があるときにはプロのクリーニング会社へ依頼を検討しましょう。

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