洗濯槽クリーナーのおすすめ10選!洗剤の種類と効果も紹介
洗濯槽洗浄を行うために、槽クリーナーは何を使用すればよいのか疑問に持つ方は多いです。
洗濯槽クリーナーには種類があり、その種類によって効果やお掃除の手順も異なってきます。
本記事では、槽クリーナーの種類と効果についてと、おすすめの槽クリーナーTOP10を紹介します。
せひ最後までご覧ください。
この記事は、長年洗濯機のクリーニングに携わるプロが監修しています。
私たちの経験を生かして、洗濯機のお手入れ方法について分かりやすくお伝えします。
この情報があなたの洗濯機を清潔に保ち、日々の洗濯をもっと快適にするお手伝いができれば幸いです。
洗濯槽クリーナーについて
洗濯槽クリーナーとは
洗濯槽クリーナーとは、洗濯機内部のカビや汚れを取り除く専用の洗剤です。
湿気が多くカビが生えやすい洗濯槽を洗濯槽クリーナーを使用することで、簡単に洗濯機の内部を綺麗にすることができます。
洗濯槽の汚れと掃除の必要性
洗濯機は洗剤と水を使用しているため清潔に保たれていそうですが、実際は衣類についた汚れや、石鹸カス、ホコリ、水アカ、そしてカビ(黒カビ)などが蓄積されています。
なぜなら、洗濯機内部は湿気とホコリが溜まりやすく、これらはカビや雑菌の成長に最適な環境で、まさにカビの遊園地だからです。
カビや汚れを放っておくと、洗濯機の故障に繋がる可能性があるほか、洗った洗濯物から皮膚炎やアレルギー反応などに繋がる恐れもあります。
洗濯機を綺麗に保つことで、快適な生活を送れるため、次に洗濯槽クリーナーの選び方を解説します。
洗濯槽クリーナーの選び方と種類
洗濯槽クリーナーの選び方
洗濯槽クリーナーを選ぶ際は、大きく塩素系か酸素系かで選びます。
重曹とクエン酸(酢)で掃除も可能ですが、洗濯機の掃除には適しておらず、どうしても塩素系クリーナーか酸素系クリーナーを選択できない場合は、重曹とクエン酸を組み合わせることも可能です。
以下の表で種類のまとめを行っており、次にそれぞれ種類の詳細を説明します。
塩素系クリーナー | 酸素系クリーナー | 重曹 | クエン酸(酢) | |
メリット | 短時間で強い洗浄効果 | たしかな洗浄力と掃除のやりがい | 軽度な汚れやカビ、臭いの除去 | 軽度な水アカや石鹼カス、臭いの除去 |
デメリット | 臭いが強い | 手間と時間がかかる | 洗浄力が弱く、固まりやすい | 洗濯機の金属腐食を招く |
槽洗浄 | 約1時間 | 約2~6時間 | 約8時間~(非推奨) | 約8時間~(不適) |
洗濯機の槽洗浄コース | 約2〜3時間 | 約5〜11時間 | 約5〜11時間(非推奨) | 約5〜11時間(不適) |
水温 | 冷水~ぬるま湯 | ぬるま湯 | ぬるま湯 | ぬるま湯 |
縦型洗濯機 | オススメ | 使える | 非推奨 | 不適 |
ドラム式洗濯機 | オススメ | 使える | 非推奨 | 不適 |
塩素系
洗濯機掃除は塩素系クリーナーを使用することをおすすめします。
塩素系クリーナーは非常に強い殺菌力で、洗濯槽内の頑固なカビやバクテリアを効率的に除去します。
他の種類のクリーナーと比べて1~3時間と短時間で洗濯機の掃除が可能なため、時間効率も高い点がポイントです。
また、水温も冷水でも洗浄効果を期待できるため、温水機能付き洗濯機ではない場合でも手軽に掃除が可能です。
しかし、塩素特有の臭いや、漂白効果による衣類への影響を避けるため、使用後は洗濯槽を十分にすすぎ、換気を行うことに注意が必要です。
酸素系
酸素系クリーナーは、衣類や肌に対する影響が少ないため、敏感肌の方や小さな子どもがいる家庭でも安心して使用できます。
過炭酸ナトリウムを主成分としており、その発泡作用によって洗濯槽に付着したカビや汚れを剥がします。
掃除中はプクプクと泡がたくさん発生するため、掃除のやりがいを感じたい方や、塩素系の臭いが苦手な方におすすめです。
しかし、泡が大量に吹き出るため使用量に注意が必要で、塩素系クリーナーと比べると洗浄効果に劣り、洗浄時間も約2〜11時間と長いです。
また、水温もぬるま湯(45〜50℃)に設定しなければなりませんので、温水機能付き洗濯機ではない場合はバケツやホースでぬるま湯を洗濯槽に入れる手順が必要になります。
重曹
重曹は弱アルカリ性の性質で軽度の汚れやカビ、臭いなどの除去に有効です。
素肌に優しく、洗濯機以外の掃除でも活用できるため、手ごろなクリーニングには向いています。
しかし、重曹単体では頑固なカビや汚れ、臭い対策には限界があり、塩素系と酸素系のクリーナーと比較して洗浄力は弱いです。
クエン酸(酢)
クエン酸は酸性の性質で軽度な水アカや石鹼カス、臭いなどのヌメリの除去に有効です。
重曹と同じく、手ごろなクリーニングには向いていますが、クエン酸単体では頑固な汚れや臭い対策には限界があり、塩素系と酸素系のクリーナーと比較して洗浄力は弱いです。
また、クエン酸は、洗濯機の金属を腐食させる効果があり、これによって洗濯機内部のサビや故障に繋がる可能性もあるため、クエン酸単体での洗浄はあまりおすすめできません。
注意点
塩素系と酸素系のクリーナーを混ぜない
塩素系のクリーナーと酸素系のクリーナーを混ぜるのは絶対にしないでください。
商品パッケージに「まぜるなキケン」の文字があり、これらを混ぜ合わせると化学反応によって有毒ガスが発生してしまいます。
人体への影響が極めて高いため、塩素系と酸素系のクリーナーは絶対に混ぜないでください。
重曹とクエン酸を混ぜる効果は薄い
重曹とクエン酸を混ぜて洗浄剤を調合することは可能ですが、洗濯機の洗浄にはあまり効果がありません。
なぜなら、混ぜると化学反応によって二酸化炭素の気泡を発生させますが、互いの性質(酸性とアルカリ性)を打ち消し合っており、瞬間的な効果しか期待ができないためです。
洗濯槽の掃除は最低1時間以上をかけて行うため、塩素系のクリーナーか酸素系のクリーナーのどちらかを選択することをおすすめします。
洗濯機メーカーは塩素系クリーナーを推奨
多くの洗濯機メーカーは、槽洗浄のクリーナーを酸素系クリーナーよりも塩素系クリーナーの使用を推奨しています。
その理由は、酸素系のクリーナーを使用すると洗濯機の故障や水漏れの原因になる場合があるためです。
たとえば、酸素系のクリーナーは洗浄中に泡が多量に発生し吹きこぼれたり、洗浄後も槽内に泡が残る場合があります。
そうなってしまうと、洗濯機の電気系統に異常をきたし故障や水漏れの原因になるため、よほどの理由がない限り塩素系クリーナーの使用をおすすめしています。
おすすめの洗濯槽クリーナーTOP10
塩素系クリーナー(1位~5位)
塩素系クリーナーは短時間で非常に強い殺菌力を持ち、水温も冷水でも洗浄効果を期待できるためおすすめです。
人気で効果のある商品を5つ紹介します。
酸素系クリーナー(6位~10位)
酸素系のクリーナーは、長時間のお手入れになりますが、素肌に優しく、掃除中はプクプクと泡がたくさん発生するため、掃除のやりがいを感じたい方や、塩素系の臭いが苦手な方におすすめです。
人気で効果のある商品を5つ紹介します。
【7位】洗たく槽クリーナー|アリエール
【8位】洗濯槽の 激落ちくん|レック
【9位】洗濯槽クリーナー|arau
【10位】洗たく槽カビトルデス|UYEKI
洗濯槽の掃除方法
洗濯機の槽洗浄には2通りの掃除方法があります。
1つ目が槽洗浄コースを使用しないで「槽洗浄」する方法で、2つ目が洗濯機のパネルにある「槽洗浄コース」で行う洗浄方法です。
どちらの掃除方法でも可能ですが、塩素系のクリーナーを使用する場合は1時間ほどで完了するため槽洗浄コースを使用しない槽洗浄を行うことをおすすめします。
槽洗浄(槽洗浄コースを使用しない)
槽洗浄コースを使用しない槽洗浄では、塩素系クリーナーを使用する場合は、クリーナーを入れて洗濯機を回します。洗浄後はすすぎ洗いで完了です。
酸素系のクリーナーを使用する場合は、途中に「つけ置き」を行います。
槽洗浄の詳細な手順は以下の記事で解説しているため参考にしてください。
【洗濯機掃除の教科書】洗濯槽クリーナーの使い方をプロが徹底解説
槽洗浄コースの掃除方法
洗濯機のパネルについている「槽洗浄コース」は、クリーナーを洗濯機に入れて、槽洗浄コースのボタンを押すだけです。
時間が経過しましたら、最後にすすぎ洗いも行います。
槽洗浄コースの詳細な手順は以下の記事で解説しているため参考にしてください。
【洗濯機掃除の教科書】槽洗浄コースの使い方や効果をプロが徹底解説します
まとめ
いかがだったでしょうか。
洗濯槽クリーナーの種類を理解し、適切な選び方と使用方法を把握することで、洗濯機内部のカビや汚れを効果的に取り除き、衣類を清潔に保つことが可能です。
この他にも洗濯機清掃に関するコンテンツが多くあるため、気になる方はチェックしてください。
投稿者プロフィール
- 洗濯機クリーニングのスペシャリスト。毎月50台以上の洗濯機を新品同様に蘇らせることで顧客からの絶大な信頼を築いています。単に清掃を行うだけでなく、お客様とのコミュニケーションを重視し、日々のお手入れ方法について専門的なアドバイスを提供。期待を超えるサービスで、お客様に感動と笑顔をお届けします。