洗濯機の槽洗浄は水だけでも効果はある?よくある疑問にプロが解説します
洗濯機の槽洗浄クリーニングは洗濯槽内部のカビや汚れ、嫌な臭いをクリーナーの力で除去してくれます。
しかし、「水だけでの槽洗浄は効果があるのか?」や「適切な水温は何度なのか?」といった疑問を持つ方も多いです。
本記事では、洗濯機クリーニング専門業者が槽洗浄の効果的な方法と、槽洗浄の水の適温、さらに槽洗浄後の適切な対応について解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
Contents
この記事は、長年洗濯機のクリーニングに携わるプロが監修しています。
私たちの経験を生かして、洗濯機のお手入れ方法について分かりやすくお伝えします。
この情報があなたの洗濯機を清潔に保ち、日々の洗濯をもっと快適にするお手伝いができれば幸いです。
水だけで槽洗浄は効果が薄い
クリーナーを使用せず、槽洗浄を行ってもあまり効果は見込めません。
なぜなら、槽洗浄は洗濯槽のカビや汚れを取り除くお手入れ方法のため、水だけだと通常の洗濯コースと大した差がないためです。
たとえば、カビが洗濯槽のゴムパッキンの裏側に発生している場合、水圧だけでは取り除くことは難しく、カビの栄養源である洗剤カスや繊維くずも同様に残ってしまいます。
洗濯用の洗剤は、衣類の汚れを落とすための効果はありますが、カビを除去する成分が含まれていないため、専用の洗濯槽クリーナーを使用することをおすすめします。
洗濯槽クリーナーを使用することで初めて、洗濯槽内にこびりついたカビや細菌、洗剤カスなどの汚れを分解し除去することができるため、水だけの槽洗浄はおすすめできません。
槽洗浄の手順とおすすめクリーナーについて
洗濯機の槽洗浄をすることによって、目が届きにくい洗濯槽内部のカビや汚れ、嫌な臭いをクリーナーの力で除去してくれます。
槽洗浄後は洗濯槽内が綺麗になりますので洗濯物にカビが付着しなくなり、洗濯後の嫌な臭いもなくなります。
槽洗浄コースについては、以下の記事で徹底解説しているため、参考にしてください。
【洗濯機掃除の教科書】槽洗浄コースの使い方や効果をプロが徹底解説します
また、槽洗浄コースではないクリーナーを使用しての掃除方法は、以下の記事で徹底解説しているためご覧ください。
【洗濯機掃除の教科書】洗濯槽クリーナーの使い方をプロが徹底解説
槽洗浄の水の適温について
槽洗浄時の水の適温については、ぬるま湯(45〜50℃)がおすすめです。
これはカビが死滅しやすい温度に近く、さらに、槽洗浄剤の効果を最大限に発揮させるためにも適しているためです。
水でもクリーナーで洗浄効果は見込めますが、可能であればバケツでぬるま湯を注いだり、温水洗濯機能がついている場合は、ぬるま湯で槽洗浄を行いましょう。
また、熱湯はクリーナーの種類によってはガスが発生する場合があり危険なため、注意してください。
槽洗浄後は水だけでOK
槽洗浄後は、すすぎ洗い(空運転)を行いましょう。
すすぎ洗いの階数については、洗濯機の状態によって異なるため、詳しくは以下の記事をご覧ください。
槽洗浄を行う頻度
槽洗浄を行う頻度は月に1回をおすすめしています。
なぜなら、洗濯機は日光の届かない暗い場所にあることが多く湿気が発生しやすいため、カビの繁殖に適した環境のためです。
カビの発生を事前に予防することで、洗濯機を綺麗な状態でキープすることができ、寿命が延びるため月に1回の槽洗浄をおすすめしています。
槽洗浄では落ちない汚れの対処法
洗濯機クリーニングを1年以上したことない場合は、槽洗浄をご自身で行っても、こびりついて取り切れないカビや汚れが出てきます。
そのような場合は、繰り返し槽洗浄を行うか、栓や茎の分解洗浄をする必要があります。
分解洗浄は自分で行うと想像以上に時間と労力がかかり、さらにはリスクも伴いますので、洗濯機クリーニング業者へ依頼することをおすすめします。
洗濯機の分解洗浄について解説している記事は以下の記事で丁寧に紹介しておりますので参考にしてください。
【洗濯機掃除の教科書】分解洗浄の方法をプロが徹底解説-業者の相場も紹介
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、水だけでは効果が薄い槽洗浄についてや、水の適温は45~50℃であること、さらには槽洗浄ではとれない汚れの対処法まで紹介しました。
定期的な月1回の槽洗浄は洗濯機の寿命を延ばし、衣類を清潔に保つためにも重要です。
この他にも洗濯機清掃に関するコンテンツが多くありますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
投稿者プロフィール
- 洗濯機クリーニングのスペシャリスト。洗濯機クリーニングの深い専門知識と高度な技術力を誇り、月に50台以上の洗濯機を新品同様に蘇らせます。教育係としても活動し、チームの技術向上をリード。その明るく前向きな対応は顧客から高く評価され、感動と笑顔をもたらしています。