ドラム式洗濯機のゴムパッキンのカビ・ホコリの掃除方法をプロが解説

ドラム式洗濯機のゴムパッキンの隙間にはホコリやカビが多く発生していることをご存じでしょうか?
ゴムパッキンはデリケートなため、正しい手順でお掃除する必要があります。
本記事では、ドラム式洗濯機のカビやホコリのお掃除方法や注意点、他の掃除箇所について解説します。
カビ取りの正しい方法を知ることで、洗濯機を綺麗にすることができるため、最後までぜひ最後までご覧ください。

この記事は、長年洗濯機のクリーニングに携わるプロが監修しています。
私たちの経験を生かして、洗濯機のお手入れ方法について分かりやすくお伝えします。
この情報があなたの洗濯機を清潔に保ち、日々の洗濯をもっと快適にするお手伝いができれば幸いです。

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ゴムパッキンの汚れについて

ドラム式洗濯機の扉部分にあるゴム製の密封材としてあるゴムパッキンは、洗濯機本体と扉を密閉することで水漏れ防止の役割を果たします。
しかし、ゴムパッキンの隙間をよく見てみると、ホコリやカビが隙間に溜まっていることが多いです。
ゴムパッキンは湿気と暗い箇所のため、カビが発生しやすい環境のため、放っておくとカビが洗濯物に付着してしまう恐れもあります。

ゴムパッキンのお掃除方法

ゴムパッキンの掃除は月に一回を目安に行う必要があります。
ゴムパッキンは柔らかいゴム製のため、少し拭いただけではカビを除去しにくく、また、竹串などを使用してはいけません。
徹底したゴムパッキンの掃除方法は、洗濯機を分解して掃除する必要がありますが、ここでは簡単にできるゴムパッキンの掃除方法を紹介します。
分解洗浄のやり方については以下の記事で詳細を解説しているため、参考にしてください。

【洗濯機掃除の教科書】分解洗浄の方法をプロが徹底解説-業者の相場も紹介

STEP1:事前準備

ゴムパッキンの掃除方法については、まず事前準備について紹介し、次に掃除方法と注意点を解説していきます。

①必要なアイテム

浴室用洗剤(塩素系)

ゴムパッキンのカビを掃除する際に使用します。
ゴムパッキン専用の商品もあり、ゴムパッキン用カビキラーがおすすめです。

ブラシ(歯ブラシ)

ゴムパッキンの隙間や、カビをこすり洗いするために使用します。

雑巾

ゴムパッキンの汚れをふき取るために使用します。

保護用ゴム手袋

洗浄剤や汚れから手を守るために装着します。

STEP2:ゴムパッキンの掃除方法

ここからは実際に掃除をしていきます。
正しい手順でゴムパッキンを綺麗にしていきましょう!

②ホコリをブラシで取る

ゴムパッキンの表面を乾いた雑巾で軽くふき取ります。
隙間をめくるとホコリがあるためブラシで取り除きます。

③洗剤を吹きかける

ブラシでホコリ取り除いたら、洗剤をゴムパッキンの隙間に満遍なく吹きかけます。

④15~30分間つけ置きをします

洗剤をかけましたら、そのまま15〜30分間放置してつけ置きをします。

⑤雑巾でふき取ります。

時間が経ったら、洗剤を濡らした雑巾でふき取ります。
塩素系の洗剤は特に洗剤が残ったままだと、洗濯物を変色させてしまう恐れがあるため、水拭きはしっかりと行いましょう。
また、この時にウェットティッシュは使用しないようにしてください。
もし、雑巾でも取れないカビがありましたら、再度、洗剤を吹きかけて、ブラシでこすり洗いを行ってください。

お手入れの注意点

竹串などでの使用は厳禁

ゴムパッキンのホコリやカビを取り除く際に、竹串のような鋭利なものを使用してゴシゴシとこすり取らないようにしてください。
ゴムパッキンのゴムに穴が空いたり、接合している部分が外れてしまう原因になります。
もし、ゴムパッキンにダメージを与えてしまうと水漏れや故障に繋がるため、先ほど紹介した手順の通り、雑巾やブラシで掃除を行ってください。

他のカビ発生箇所

洗濯機の分解洗浄専門業者「洗濯機のまじん」

洗濯機のカビの発生個所は、ゴムパッキンの他にも発生しやすい箇所があります。
それぞれの対処方法について紹介するため、洗濯槽の掃除と同時にお手入れすることをおすすめします。

洗剤投入口

洗濯機の洗剤投入口や柔軟剤投入口もホコリやカビが発生しやすいです。
こちらは普段目につきやすい箇所ですが、ついつい後回しにしてしまうことも多いため、この機会にぜひ一緒にお手入れすることをおすすめします。
洗剤投入口の掃除方法は、洗剤ケースを機種に応じて取り外し、ぬるま湯で浸して汚れを柔らかくします。
その後、取り外した洗剤ケースと洗濯機本体側の汚れた部分に、歯ブラシを使用して擦ります。
洗剤投入口のお掃除方法の詳細は以下の記事で解説しているため、詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

【洗濯機掃除の教科書】洗剤投入口や柔軟剤投入口の掃除方法を解説

糸くずフィルター

洗濯槽内またはドア近くに設置されている糸くずフィルターは、洗濯物から出る細かい糸くずやゴミを集める役割があり、こちらもカビが発生しやすいです。
糸くずフィルターのお手入れ方法は、洗濯機からフィルターを取り外し、ゴミを捨てます。
その後、ぬるま湯と歯ブラシ等で浴室用洗剤を使用しフィルターをこすり洗いします。
洗浄後はしっかり乾燥させてから再度設置します。
ゴミ取りネットの清掃は、洗濯物を洗う度にゴミ取りを行い、月に1回は徹底的に洗浄することをおすすめします。
糸くずフィルター(ゴミ取りネット)のお掃除方法の詳細は以下の記事で解説しているため、詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

【洗濯機掃除の教科書】糸くずフィルターの掃除方法をプロが解説

洗濯パン

洗濯機の下にある台の洗濯パン(防水パン)もカビが発生しやすいです。
洗濯パンの掃除方法は2種類あり、1つ目は洗濯機を動かせる場合の掃除方法、2つ目は洗濯機を動かさずに掃除する方法です。
10分ほどで簡単に完了しますが、正しい手順で行う必要があるため、洗濯おパンの掃除方法について詳細を以下の記事で解説しています。

【洗濯機掃除の教科書】洗濯パン(下の台)の掃除方法をプロが解説

まとめ

いかがだったでしょうか。
本記事では、ドラム式洗濯機のカビやホコリのお掃除方法や注意点、他の掃除箇所について解説しました。
正しいカビ取り手順で定期的に洗濯機のお手入れを行い、綺麗な状態をキープしていきましょう。
この他にも洗濯機清掃に関するコンテンツが多くあるため、気になる方はチェックしてください。

投稿者プロフィール

森藤 永太郎
森藤 永太郎
洗濯機クリーニングのスペシャリスト。毎月50台以上の洗濯機を新品同様に蘇らせることで顧客からの絶大な信頼を築いています。単に清掃を行うだけでなく、お客様とのコミュニケーションを重視し、日々のお手入れ方法について専門的なアドバイスを提供。期待を超えるサービスで、お客様に感動と笑顔をお届けします。