ドラム式洗濯機の乾燥フィルター奥の掃除方法をプロが解説

ドラム式洗濯機の乾燥フィルターに汚れは溜まっていませんか?
乾燥フィルターの掃除を行わないと、ホコリが蓄積してしまい乾燥機能が不十分になります。
本記事では、ドラム式洗濯機の乾燥フィルターの掃除方法や頻度、4つの注意点について紹介します。
丁寧に解説するため、最後までご覧ください。

なお、この記事は、月間50台以上の洗濯機をクリーニングしている「洗濯機のまじん」スタッフが監修しています。
経験に基づき、洗濯機のお手入れ方法を分かりやすく解説!
この記事が洗濯機を清潔に保ち、日々の洗濯を快適にする手助けになれば幸いです。

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乾燥フィルターのお掃除方法

乾燥フィルターを雑巾で掃除している様子
乾燥フィルターは優しくお手入れ!

乾燥フィルターは、乾燥時に衣類から出る糸くずや小さなゴミを集める役割があります。
ホコリが溜まりやすい構造になっているため、掃除頻度は乾燥機を使用する度に行いましょう!
ここにホコリが溜まりすぎると、乾燥機能が不十分になってしまったり、乾燥機内のカビ発生に繋がります。

また、洗濯機側にある乾燥フィルターの奥側にもホコリが溜まりやすく、奥の掃除も行う必要があります!
次は、乾燥フィルターと乾燥フィルター奥の掃除方法を解説していきます。

STEP1:事前準備

初めに必要なアイテムを紹介します。

①必要なアイテム

雑巾

乾燥フィルターと乾燥フィルター奥の掃除に使用します。

STEP2:乾燥フィルターの掃除手順

ここからは実際に掃除をしていきます。
まずは乾燥フィルター本体の掃除を行い、次に乾燥フィルター奥の掃除の手順を紹介します。
正しい手順で乾燥フィルターを外し、奥側も綺麗にしていきましょう!

②乾燥フィルターを取り出す

ドラム式洗濯機の電源を消し、洗濯機上部に設置されている乾燥フィルターを取り外します。

③溜まったゴミを取り除く

乾燥フィルターに付着しているホコリを雑巾で取り除きます。
雑巾で取り除けないホコリは、手や掃除機などで取り除いてください。

この時、歯ブラシなどで取り除くのは止めてください。
乾燥フィルターは破れやすいため、爪を立てずに手や雑巾などで優しく取り除くようにお願いします。

④ぬるま湯で洗う

ぬるま湯(45〜50℃)で乾燥フィルターを水洗いします。
爪を立てずに、手や濡れ雑巾でゆすいでください。

⑤洗濯機側の乾燥フィルター奥を掃除する

乾燥フィルター本体のお手入れが終わりましたら、次は乾燥フィルター奥の掃除です。
手や雑巾、手持ち用の掃除機を使用してホコリを取り除きます。

この時、ドラム式洗濯機用のお掃除ブラシなどを使用する際は、奥に落とさないように注意してください。
万が一、落としてしまった場合は、洗濯機の分解を行う必要があるため注意しましょう。

⑥乾燥フィルターを洗濯機に取り付ける

フィルターが乾燥し、洗濯機側の乾燥フィルター奥の掃除が完了しましたら、外し方と逆の手順で、本体側に乾燥フィルターを取り付けます。

⑦確認

ドラム式洗濯機の電源を入れ、洗濯機のパネルにエラーが表示されないことが確認できましたら乾燥フィルターの掃除は完了です。

乾燥フィルター掃除の注意点4つ

乾燥フィルターの場所を示す画像
乾燥時に毎回掃除!

ここまで、乾燥フィルターの掃除方法について紹介してきました。
手順の中でも紹介している点もありますが、改めて乾燥フィルター掃除の注意点をまとめます。

ゴシゴシこすらない

乾燥フィルターはデリケートで破れやすいため、歯ブラシや爪を立ててのお手入れは行わないでください。
ブラシを使用する際は、ドラム式洗濯機用のお掃除ブラシなど先端が柔らかいものを使用するようにしてください。

ブラシ等を落とさない

洗濯機側の乾燥フィルター奥を掃除している際に、ドラム式洗濯機用のお掃除ブラシなどを使用する際は内部に落とさないように注意してください。
万が一、落としてしまった場合は、洗濯機の分解を行う必要があるため、できれば手や手持ち用の掃除機を使用してそうじを行ってください。

洗剤は使用しない

洗剤は使用しないで下さい。
もし、ひどいカビなどがあった場合は乾燥フィルターの交換をおすすめします。
また、破損していると確認できた場合も買い替えを行ってください。

奥の乾燥ダクトは分解が必要

乾燥フィルターの奥には乾燥ダクトがあります。
乾燥フィルター奥にある乾燥ダクトは自分で掃除できる箇所とできない個所があります。
乾燥ダクトのお手入れ方法は以下の記事で解説しておりますので、参考にしてください。

【乾燥ダクト】ドラム式洗濯機乾燥フィルター奥の掃除についてプロが解説

その他のお掃除箇所

乾燥ダクトを掃除している画像
乾燥ダクトの掃除後

ここまで、乾燥フィルターの掃除方法について紹介してきました。
しかし、一見、綺麗に保たれていそうな洗濯機ですが、実際は汚れやカビなどが蓄積しており、定期的な掃除が必要な家電です。
洗濯機のお手入れを怠ると、洗濯物にホコリが付いたり、臭くなったり、洗濯時間が長くなり電気代・水道代が上がったりしてしまいます。
そのため、この機会に簡単に掃除ができる箇所を紹介します!

乾燥ダクト(乾燥フィルターの奥)

乾燥フィルターを取り外した奥にあり、乾燥機内の熱い空気と湿気を外に送り出す役割がある乾燥ダクトも一緒に掃除が必要です。
乾燥フィルターは比較的簡単にお手入れができますが、乾燥フィルター奥にある乾燥ダクトは自分で掃除できる箇所とできない個所があります。
乾燥ダクトのお手入れ方法は以下の記事で丁寧に解説しておりますので、参考にしてください。

【乾燥ダクト】ドラム式洗濯機乾燥フィルター奥の掃除についてプロが解説

排水フィルター

洗濯時に衣類から出る糸くずや小さなゴミを集める役割がある洗濯機の排水フィルターの掃除頻度は1週間に1度を目安に行う必要があります。
排水フィルターの汚れが溜まりすぎると、フィルターを通過したゴミが排水管の詰まりに影響したり、糸くずが再び洗濯物に付着してしまいます。
排水フィルターのお手入れ方法は以下の記事で丁寧に解説しておりますので、参考にしてください。

【洗濯機掃除の教科書】排水フィルターと奥側の掃除方法をプロが解説

ゴムパッキン

ゴムパッキンは、ドラム式洗濯機の扉部分にあるゴム製の密封材です。
水漏れ防止の役割を果たしますが、ゴムパッキンの隙間にはカビが溜まりやすいです。
竹串などでカビの除去を行う方もいますが、ゴムパッキンを傷つけてしまう恐れがあるため、浴室用の洗剤などで取り除くようにしてください。
ゴムパッキンのお手入れ方法は以下の記事で丁寧に解説しておりますので、参考にしてください。

【洗濯機掃除の教科書】ゴムパッキンのカビ・ホコリの掃除方法をプロが解説

洗濯パン

洗濯機の下にある台の洗濯パン(防水パン)もカビが発生しやすいです。
洗濯パンの掃除方法は2種類あり、1つ目は洗濯機を動かせる場合の掃除方法、2つ目は洗濯機を動かさずに掃除する方法です。
10分ほどで簡単に完了しますが、正しい手順で行う必要があるため、洗濯パンの掃除方法について詳細を以下の記事で解説しています。

【洗濯機掃除の教科書】洗濯パン(下の台)の掃除方法をプロが解説

まとめ

いかがだったでしょうか。
本記事では、ドラム式洗濯機の乾燥フィルターと奥側の掃除方法や頻度と注意点、その他のお手入れ箇所について紹介しました。
当サイトには他にも洗濯機清掃に関するコンテンツが多くあるため、気になる方はチェックしてください。

投稿者プロフィール

三浦 拓真
三浦 拓真
洗濯機クリーニングのスペシャリスト。洗濯機クリーニングの深い専門知識と高度な技術力を誇り、月に50台以上の洗濯機を新品同様に蘇らせます。教育係としても活動し、チームの技術向上をリード。その明るく前向きな対応は顧客から高く評価され、感動と笑顔をもたらしています。