【保存版】プロが教える洗濯機の掃除方法!自分でする手入れ方法を徹底解説します
洗濯機内のカビや汚れに悩んでいませんか?
自分で洗濯機を掃除したい!と考えた時、洗濯機の掃除箇所はどれくらいあるのか、掃除を怠るとどうなるのか、洗濯機の掃除は簡単にできるのかなど、気になりますよね。
この記事では、洗濯機クリーニング専門業者のプロが自分で出来る洗濯機の掃除やお手入れ方法、洗濯機の汚れの原因から対策まで徹底的に解説します。また、プロの洗濯機クリーニング会社へ掃除を依頼する目安も厳選して紹介します。
洗濯機を自分で掃除したい、洗濯機の掃除方法を知りたい人はぜひ最後までご覧ください。
- 1. 洗濯機の主な汚れについて
- 1.1. 衣類についた汚れ
- 1.2. 石鹸カス
- 1.3. ホコリ
- 1.4. 水アカ
- 1.5. カビ(黒カビ)
- 2. 洗濯機の掃除をしないと生じる悪影響とは
- 2.1. 洗濯物が臭くなる
- 2.2. 洗濯機の故障の原因になる
- 2.3. 電気代が余計にかかる
- 3. 【掃除箇所別】自分でできる洗濯機の具体的な掃除方法を紹介
- 3.1. 洗濯槽(洗濯機の中)のお手入れ
- 3.1.1. 槽洗浄
- 3.1.2. 洗濯機に槽洗浄(そうせんじょう)コースがついている場合
- 3.1.3. 分解洗浄のやり方
- 4. 洗濯槽掃除に使うクリーナーの種類
- 4.1. 塩素系の洗剤クリーナー
- 4.2. 酸素系の洗剤クリーナー
- 4.3. 重曹やクエン酸
- 5. 自分で出来る洗濯機周辺の掃除方法を紹介
- 5.1. 洗剤投入口のお掃除方法
- 5.2. ゴムパッキンのお掃除方法:ドラム式洗濯機
- 5.3. 洗濯パンのお掃除方法
- 5.4. 給水ホースのお掃除方法
- 5.5. フィルターのお掃除方法
- 5.5.1. 排水フィルターのお掃除方法:ドラム式洗濯機
- 5.5.2. 糸くずフィルター(ゴミ取りネット)のお掃除方法:縦型洗濯機
- 5.6. 排水口・排水ホースのお掃除方法
- 5.6.1. 排水口のお掃除方法
- 5.6.2. 排水ホースのお掃除方法
- 5.7. その他のお掃除方法
- 5.7.1. 洗濯物がティッシュまみれになった際のお掃除方法
- 5.7.2. 二槽式洗濯機のお掃除方法
- 5.7.3. 穴無し洗濯機のお掃除方法
- 6. 【豆知識】日々のお手入れ方法を紹介
- 6.1. とくに汚れた洗濯物はコインランドリーを活用!
- 6.2. 洗剤や柔軟剤を多く入れすぎない
- 6.3. 洗濯物はすぐに干す
- 6.4. 洗濯後、フタは開けたままにする
- 6.5. 週に1回程度、乾燥機能を使う
- 7. 【こんな場合はプロに相談】業者依頼が必要なポイントとは?
- 7.1. 分解洗浄
- 7.2. 排水口掃除
- 7.3. 実際にあった洗濯機掃除の失敗事例…
- 7.3.1. ケース1:自分で分解すると部品を元に戻せなくなり、結局、業者へ依頼することに…
- 7.3.2. ケース2:漏電や火災につながり、お部屋の修繕費が…
- 7.3.3. ケース3:丸一日かけても終わらず翌日の洗濯ができない…
- 8. まとめ
この記事は月間50台以上の洗濯機をクリーニングしている「洗濯機のまじん」スタッフが監修しています。
洗濯機を清潔に保ち、日々の洗濯を快適にする手助けになれば幸いです。
洗濯機の主な汚れについて

洗濯機を日々使用する中で、多くの人が見落としがちなのが、洗濯機内に蓄積する様々な種類の汚れです。
洗剤と水を使用しているため清潔に保たれていそうですが、実際は衣類についた汚れや、石鹸カス、ホコリ、水アカ、そしてカビ(黒カビ)などが蓄積されています。
なぜなら、洗濯機内部は湿気とホコリが豊富に存在し、これらはカビや雑菌の成長に必要な条件を満たしているからです。
以下に主な洗濯機に蓄積する汚れの種類を紹介します。
衣類についた汚れ
洗濯物には日常生活で付着した汗や皮脂、外出先での汚れ、食べこぼしや飲みこぼしの食品汚れ、毛玉や繊維くず、そしてポケットに忘れたティッシュや紙類など、多岐にわたる汚れが含まれます。
衣類についた汚れは洗濯機内に残り、他の汚れの原因にもなります。
石鹸カス
洗濯用洗剤や柔軟剤の溶け残りが固まり、石鹸カスとして洗濯槽に付着します。
実は、粉末タイプやオーガニックタイプの洗剤は特に溶け残りやすく、カビの成長を促す一因となっています。
ホコリ
洗濯機の後ろ側や壁との隙間、洗濯パンなど普段目につきにくく、手の届きにくい場所にホコリは溜まりがちです。
ホコリが乾燥していれば除去しやすいですが、湿気を含むと取り除きにくくなります。
水アカ
水道水に含まれるカルシウムやその他のミネラル成分が乾燥して蓄積すると、固い汚れとなります。
洗濯物には直接影響しませんが、石鹸カスと共に蓄積すると除去が困難になります。
カビ(黒カビ)
洗濯機内の高湿度環境はカビの遊園地です。
なぜならカビは、湿気やホコリ、うす暗い場所で繁殖する性質を持っているからです。
特に洗濯槽の裏側や底、洗剤投入口や内フタなどにカビは発生しやすく、洗濯機本体や衣類に不快な臭いをもたらします。せっかく洗った洗濯物がカビや雑菌まみれだと、心地よくないですよね。
次に、洗濯機の掃除をしないと生じる悪影響について解説します。
洗濯機の掃除をしないと生じる悪影響とは

洗濯物が臭くなる
カビや汚れだらけの洗濯機で洗濯を行うと、汚れが洗濯物に付着し、衣類の悪臭の原因になります。
洗濯物がカビや雑菌まみれだと、カビを着たまま生活しているのと同じです。また、皮膚炎やアレルギー反応など健康上の影響のおそれもあります。
参考:エステー株式会社「洗濯機のカビ汚染度に関する調査結果」について洗濯時の"洗い水"に見えないカビ汚染 洗濯機の使用年数や使用頻度とカビ汚染との相関性はなし、浜町センタービルクリニック「カビ」や「ダニ」によるアレルギー
洗濯機の故障の原因になる
洗濯機内部の汚れが蓄積されると、機械の動作に影響を及ぼし故障の原因となります。
洗濯機が故障してしまうと修理費用や、新しい洗濯機を購入する必要が出てくるため、こまめな清掃が大切です。
電気代が余計にかかる
汚れが蓄積された洗濯機は、効率が低下し、通常よりも多くの電力を消費します。
これは、月々の電気代の無駄遣いにつながるため、注意が必要です。
【掃除箇所別】自分でできる洗濯機の具体的な掃除方法を紹介

ここからは、洗濯機を清潔に保ち、最適な性能を維持するための具体的な掃除方法を、掃除箇所ごとに分けて紹介します。
定期的なお手入れは、洗濯物の清潔さを保つだけでなく、洗濯機自体の寿命を延ばすことにも繋がりますので参考にしてください。
洗濯槽(洗濯機の中)のお手入れ
洗濯槽のお手入れ方法は大きく3つあるため、それぞれのお掃除方法の概要を紹介します。
また、槽クリーナーを使用した洗浄方法は2パターンあり、それぞれのお掃除方法とクリーナーについても紹介します。
槽洗浄
槽洗浄は、洗濯機内部の細菌や汚れを根本から除去するためのお掃除方法です。
ご自宅の洗濯機に槽洗浄専用のコースがある場合はそれを利用し、なければぬるま湯と槽クリーナーを使用して洗浄できます。
月に1度を目安におこなえば、洗濯機内部を清潔に保ち、カビや悪臭の発生を防げます。
槽洗浄の手順
- 洗濯機にぬるま湯を入れ、槽クリーナーを入れます。
- 酸素系クリーナーを使用する場合は、洗濯機を標準コースで運転し、クリーナーが満遍なく行き渡るようにします。
- つけ置きが必要な場合は、運転を一時停止し、2〜6時間放置して洗剤の効果を最大限に発揮させます。
- その後、再度運転を再開し、ゴミや汚れを洗い流します。
- 最後に、洗濯機をすすぎ、脱水して、内部を乾燥させれば槽洗浄は完了です。
塩素系クリーナーを使用する場合は、クリーナーを入れ、洗濯機の「標準コース」(洗い→すすぎ→脱水)で運転します。
脱水後に、まだ洗濯槽の内側に汚れがある場合は「すすぎ→脱水」を行ってください。
槽洗浄のやり方については以下の記事で詳細を解説しているため、参考にしてください。
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洗濯機に槽洗浄(そうせんじょう)コースがついている場合
おおよその洗濯機には槽洗浄(そうせんじょう)コースがついています。
洗濯機の「槽洗浄コース」とは、専用のクリーナーを用いて洗濯槽のカビや汚れを取り除く洗浄コースを指します。
槽洗浄コースのボタン一つで、洗濯槽を清潔に保ち、洗濯物に嫌な臭いがつくのを防げるため、自分でできる手軽な洗濯機掃除方法です。
おすすめ頻度:月に1回
手順としては、槽洗浄クリーナーを洗濯機の中に入れ、洗濯機の操作パネルにある槽洗浄コースのボタンを押します。
時間が経過したら、すすぎ洗い(空運転)をして完了です。
槽洗浄コースのやり方については以下の記事で詳細を解説しているため、参考にしてください。
槽洗浄コースの詳細
分解洗浄のやり方
洗濯槽の掃除には「分解洗浄」と呼ばれる掃除方法があります。
分解洗浄とは、洗濯機内の隠れた汚れを根こそぎ落とす方法です。
掃除前には、安全のため、電源を抜き、水道を閉じ、配管を外して作業を始めます。次に、ドライバーで洗濯機のフタとパルセーター(回転盤)を取り外し、中心のナットを外して洗濯槽を本体から引き上げます。
パルセーター掃除の詳細
取り外したパーツは温水とブラシで擦り、必要に応じて漂白剤で洗浄します。乾燥後、アルコールで消毒し、元に戻してから空運転をして掃除完了です。
作業手順は大まかに以上ですが、基本的には自分での掃除をおすすめしません。実際に作業をすると、プロでも4時間かかる場合があるからです。
分解洗浄の目安は年に1度です。
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洗濯槽掃除に使うクリーナーの種類

槽洗浄コースと槽洗浄の洗濯槽掃除に使うクリーナーの種類は大きく3つあります。
適切なクリーナーを選べば、効率的かつ安全に洗濯槽の掃除ができますので、ご参考にしてください。
塩素系の洗剤クリーナー
塩素系クリーナーは非常に強い殺菌力で、洗濯槽内のカビやバクテリアを効率的に除去します。
特に見えない細菌やカビの繁殖を心配する家庭におすすめです。
強力な漂白と殺菌効果がありますが、塩素ガスの発生や衣類への影響を避けるため、使用後は洗濯槽を十分にすすぎ、換気をおこなう注意が必要です。
ご家庭で使用可能な代表的な塩素系クリーナーに、「洗たく槽カビキラー塩素系液体タイプ」と、「激落ちくん泡立つ洗濯槽クリーナー」があります。
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酸素系の洗剤クリーナー
酸素系クリーナーは、塩素系に比べて環境に優しく、使用後の臭いが少ないのが特徴です。
過炭酸ナトリウムを主成分としており、その発泡作用によって洗濯槽に付着したカビや汚れを剥がします。
衣類や肌に対する影響が少ないため、敏感肌の方や小さな子どもがいる家庭でも安心して使用できますが、カビや汚れがひどい場合は、塩素系クリーナーと比較して効果が見込めないことがあるため、状況に応じて選択することが推奨されます。
ご家庭で使用可能な代表的な塩素系クリーナーに、「オキシクリーン 」と、「洗たく槽クリーナー|アリエール 」があります。
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重曹やクエン酸
重曹は、家庭で手軽に入手できる自然派の洗浄剤です。
アルカリ性の性質を持ち、油性の汚れや酸性の汚れを効果的に中和し、消臭効果もあります。
重曹で簡単なお手入れは可能ですが、実は槽洗浄で重曹を用いての掃除はおすすめできません。
クエン酸は酸性の性質で重曹と同じく、手ごろなクリーニングには向いていますが、クエン酸単体では頑固な汚れや臭い対策には限界があります。
また、クエン酸には洗濯機の金属を腐食させるおそれや洗濯機内部のサビや故障に繋がる可能性もあるためおすすめできません。
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洗濯槽の清潔を保つためには、家庭のニーズや洗濯槽の状態に合わせて、適切な洗浄剤の選定が重要です。
それぞれの洗浄剤にはメリットとデメリットがあるため、安全な使用方法を理解し適切に活用すれば、洗濯機を長く清潔に保てます。
おすすめの洗濯槽クリーナー
また、塩素系のクリーナーを他の洗剤と混ぜると、有害なガスが発生してしまう可能性があるため、絶対に混ぜないようにしてください。
自分で出来る洗濯機周辺の掃除方法を紹介

今まで洗濯機の中の掃除方法について紹介してきましたが、ここからは洗濯機周辺のお掃除方法を紹介します。
洗剤投入口のお掃除方法
洗剤投入口は洗剤や柔軟剤の残りが溜まりやすいため、洗濯時に毎回掃除をすれば洗剤本来の洗浄力をしっかり引き出せます。
掃除方法は、まず洗剤ケースを機種に応じて取り外し、ぬるま湯で浸して汚れを柔らかくします。
次に、取り外した洗剤ケースと洗濯機本体側の汚れた部分に、歯ブラシを使用して擦ります。
特に頑固な汚れには、浴室用洗剤を少量スプレーしてから歯ブラシで擦ると効果的です。ただし、洗剤が残らないように最後はしっかりとすすぎ、キッチンペーパーで水分を拭き取ります。
洗剤ケースと本体側のお掃除が完了したら、洗剤ケースを元に戻し、洗濯機の周りも清潔な状態に保ちましょう。
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ゴムパッキンのお掃除方法:ドラム式洗濯機
ドラム式洗濯機のゴムパッキンは、湿気とホコリが溜まりやすく、定期的なお手入れが必要です。月に1回程度行えば、カビの発生を防ぎ、清潔な洗濯環境を維持できます。
掃除を始める前に、キッチンペーパーに中性洗剤を吹きかけてゴムパッキンの表面を拭きます。これにより、ホコリや汚れが取り除かれます。
次に、濡れた布で洗剤が残らないように丁寧に拭き取ります。
最後に、乾いた布で水気を完全に取り除きます。
パッキンの奥や細かい部分にホコリが残っている場合は、柔らかいブラシを使って取り除くと良いです。
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洗濯パンのお掃除方法
洗濯機の下、特に洗濯パン(防水パン)は、日々のお手入れで見過ごされがちな部分ですが、定期的に掃除をする必要があります。
月に1回程度おこないましょう。
掃除方法はまず、掃除機で大きなゴミやホコリを吸い取ります。
次に、針金ハンガーをひし形に折り曲げ、ストッキングをかぶせてハンガーストッキングを作り、洗濯機の下や隙間に差し込んでゆっくり動かし、細かいホコリや髪の毛をキャッチします。
この際、ハンガーストッキングに静電気を起こすとホコリが付きやすくなります。
最後に、排水口周りのヌメリや汚れを雑巾で拭き取ります。
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給水ホースのお掃除方法
給水ホースもまた、洗濯機の性能に影響を与える重要な部位で、年に1〜2回の掃除が望ましいです。
給水ホースのお手入れには、ホースを洗濯機から取り外し、内部に溜まったカルキや汚れを除去するために、水道水をホースに通して洗い流します。
ホースの両端や接続部分にも汚れが溜まりやすいため、スポンジや布を使用して外側を拭き、接続部分の汚れを清掃してください。
給水ホースのお掃除方法の詳細は以下の記事で解説しているため、詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
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フィルターのお掃除方法

フィルターが詰まると排水効率が低下し、洗濯機の故障や悪臭の原因にもなります。
ここでは、排水フィルターと、糸くずフィルター(ゴミ取りネット)のお掃除方法を紹介します。
排水フィルターのお掃除方法:ドラム式洗濯機
排水フィルターは洗濯機からの排水過程で大きなゴミや異物を捕捉し、排水管の詰まりを防ぐ役割を持ちます。月に1回の目安で掃除をおこなうと、詰まりを防げます。
お手入れは、まず洗濯機の電源を切り、フィルターが設置されている箇所を確認します。
多くの場合、洗濯機の底部や背面にアクセスできるカバーがあり、その内側にフィルターがあります。
カバーを開け、フィルターをゆっくりと回して取り外し、溜まったゴミを除去します。
フィルターが特に汚れている場合は、ぬるま湯と歯ブラシを使って汚れを優しく擦り落とし、乾燥させてから元の位置に戻します。
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糸くずフィルター(ゴミ取りネット)のお掃除方法:縦型洗濯機
糸くずフィルター(ゴミ取りネット)は、洗濯物から出る細かい糸くずやゴミを集めます。ゴミ取りネットの清掃は洗濯物を洗う度におこない、月に1回は、より徹底的に洗浄することをおすすめします。
糸くずフィルターは、洗濯槽内またはドア近くに設置されている場合が多く、使用するたびにチェックし、ゴミを取り除きましょう。
掃除をする際は、フィルターを取り外し、ゴミを捨てた後、ぬるま湯でフィルターをすすぎます。
汚れがひどい場合は、中性洗剤をつけた歯ブラシで軽く擦り、洗浄後はしっかり乾燥させてから再度設置します。
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排水口・排水ホースのお掃除方法

洗濯機の排水効率を維持し、悪臭や詰まりを防ぐためには、排水口、排水ホースの定期的なお手入れが重要です。
排水口、排水ホースの汚れは、洗濯機の性能低下や衛生問題を引き起こす可能性があるため、以下に具体的なお手入れ方法を紹介します。
排水口のお掃除方法
排水口は洗濯機の使用によってホコリや糸くず、洗剤の残りかすが溜まりやすい部分です。月に1回程度おこなうと、排水のスムーズさを保てます。
お手入れには、まず排水口のフィルターを取り外し、溜まったゴミを除去します。
次に、ぬるま湯に浸したスポンジやブラシを使って、フィルターと排水口周りの汚れを丁寧に擦り洗いします。
特に頑固な汚れの場合は、中性洗剤を使用してください。
清掃後は、フィルターと排水口をしっかり乾燥させてから元の位置に戻します。
排水口のお掃除方法の詳細は以下の記事で解説しているため、詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
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排水ホースのお掃除方法
排水ホースは、洗濯機と排水口を繋ぐ重要な部位で、詰まると洗濯機の排水不良の原因になります。年に1〜2回お掃除しましょう。
ホースのお手入れには、ホースを洗濯機から取り外し、端から端まで水を流して内部の汚れを洗い流します。
ホース内部に汚れが詰まっている場合は、長いブラシを使用して内部を擦り洗いしてください。
また、ホースの接続部分も確認し、汚れがあれば清掃します。
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その他のお掃除方法

最後に、その他のお掃除方法について紹介します。
洗濯物がティッシュまみれになった際のお掃除方法
衣類のポケットに残っていたティッシュが原因で、洗濯物がティッシュでまみれてしまった経験はありませんか?洗濯物は洗い直さないといけないし、洗濯機はティッシュだらけになるし、思わずがっかりしてしまいすよね。そんな時の洗濯機の掃除方法を紹介します。
まずは洗濯物を乾燥機で乾燥させ、ティッシュを可能な限り取り除きます。
柔軟剤やお酢を少量加えて再洗濯すれば、残りのティッシュを取り除けます。また、野菜ネットを利用しても、ティッシュを物理的に取り除けますよ。
洗濯機自体にティッシュが残っている場合は、内部を水で充分にすすぎ、フィルターを清掃してください。
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二槽式洗濯機のお掃除方法
二槽式洗濯機は、槽洗浄コースがないため、過炭酸ナトリウムを用いた手動での清掃が効果的です。
一般的な洗濯機の掃除方法で洗浄が可能ですが、一部手順が異なるところがあるため注意が必要です。
高水位で熱めのお湯を用意し、過炭酸ナトリウムを溶かして1〜2時間放置した後、洗濯機を数分間回して汚れを落とします。
排水後、清潔な水で数回すすぎ、槽内の湿気が残らないように乾燥させます。
穴無し洗濯機のお掃除方法
穴無し洗濯機は内部の構造が異なるため、特に槽内の清掃に注意が必要です。
洗濯槽クリーナーを用いて「毛布コース」で洗浄する方法が推奨されます。
クリーナーを加えた後、機械を数分間運転させてから数時間放置し、その後排水と脱水を行います。
最後に、清潔な水で槽をすすぎ、十分に乾燥させてください。
穴無し洗濯機のお掃除方法の詳細は以下の記事で解説しているため、詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
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【豆知識】日々のお手入れ方法を紹介

ここまで洗濯機のお掃除方法を部位ごとに紹介してきました。
次は日常的に気を付けることで洗濯機を清潔に保てる豆知識を紹介します。
とくに汚れた洗濯物はコインランドリーを活用!
極端に汚れた衣類や、大きな布団などは自宅の洗濯機で洗うと洗濯機に負担がかかります。
そんな時ははコインランドリーを利用しましょう。自宅の洗濯機を保護し、効率的に清潔に保てます。
洗剤や柔軟剤を多く入れすぎない
洗剤や柔軟剤の過剰な使用は、洗濯機内部の汚れやカビの原因になります。
使用量は製品の指示に従い、必要最小限に抑えましょう。
洗濯物はすぐに干す
洗濯が終わったら、できるだけ早く洗濯物を取り出して干しましょう。洗濯機内に洗濯物を放置すると、湿気が原因でカビや臭いの発生を招きます。
洗濯後、フタは開けたままにする
洗濯終了後は、洗濯機のフタやドアを開けて内部を乾燥させましょう。
湿気がこもりにくくなり、カビや臭いの発生を防げます。
週に1回程度、乾燥機能を使う
乾燥機能を定期的に使用すれば、洗濯機内部の湿気を取り除き、清潔に保てます。
特に梅雨時期などジメジメした季節には効果的です。
【こんな場合はプロに相談】業者依頼が必要なポイントとは?

ここまで自分でできる洗濯機のお掃除方法を紹介してきましたが、洗濯機の汚れのなかには自分で掃除するのが難しい箇所もあります。
ここでは自分で掃除する時間や手間、コストパフォーマンスを考慮した上で、洗濯機クリーニング業者に依頼したほうが良いポイントを紹介します。
分解洗浄
洗濯機の分解には専門的な知識と適切な道具が必要で、間違った方法でおこなうと洗濯機を破損させるおそれがあります。
業者による分解洗浄サービスでは、洗濯槽の内部はもちろん、通常の清掃では手が届かない部分まで徹底的にクリーニングされます。
10年間、洗濯機の掃除をしていないご家庭の分解洗浄の様子を以下の記事で紹介しているため、気になる方はチェックしてください。
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排水口掃除
洗濯機の排水口は、汚れやカビがとても溜まりやすく、とくにニオイの原因になります。
槽洗浄だけでは排水口の汚れは除去できないため、しっかりと洗浄しましょう。
重い洗濯機を動かしたり、排水口を取り外す手間や苦労があるためプロに頼んで綺麗にしてもらうのがおすすめです。
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実際にあった洗濯機掃除の失敗事例…

ケース1:自分で分解すると部品を元に戻せなくなり、結局、業者へ依頼することに…
洗濯機はとても複雑なため、自分で分解すると部品を元に戻せなくなってしまうケースが多くあります。
実際に、分解した後に元に戻せなくなったというお問い合わせも少なくないため、プロに依頼するのが良いです。
ケース2:漏電や火災につながり、お部屋の修繕費が…
洗濯機は電気も水も扱う家電のため、場合によっては漏電や火災につながるおそれがあります。
専門業者は適切な工具と正確な手順でクリーニングを実施するため、自分で試みるよりもはるかに安全です。
加えて、作業中のトラブルや故障に対する保証サービスも充実しているため、万が一の事態にも対応が可能です。
ケース3:丸一日かけても終わらず翌日の洗濯ができない…
分解洗浄はプロの作業員が行っても4時間かかることがあります。
初心者の方が挑戦すると、丸一日終わらず翌日の洗濯に間に合わないと想定されます。
ケース1にも関連しますが、コストパフォーマンスを考慮して業者への依頼をおすすめします。
まとめ
いかがだったでしょうか。
本記事では、洗濯機クリーニング専門業者が、洗濯機のお手入れ方法や汚れの原因から対策まで徹底的に解説しました。
また、専門業者に依頼すべき洗濯機のお手入れ箇所についてピックアップして紹介しました。
洗濯機は一見綺麗に見える家電ですが、定期的なお手入れが必須です。
ご自身での掃除やプロへ依頼して、ピカピカな状態で日々の洗濯を行えるようにしましょう。
この他にも洗濯機清掃に関するコンテンツが多くあるため、気になる方はチェックしてください。
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投稿者プロフィール

- 洗濯機クリーニングのスペシャリスト。毎月50台以上の洗濯機を新品同様に蘇らせることで顧客からの絶大な信頼を築いています。単に清掃を行うだけでなく、お客様とのコミュニケーションを重視し、日々のお手入れ方法について専門的なアドバイスを提供。期待を超えるサービスで、お客様に感動と笑顔をお届けします。
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