ドラム式洗濯機の掃除方法をプロが解説!掃除すべき10箇所と頻度は?
ドラム式洗濯機の掃除を行いたいけど、「どこをどのように掃除すればよいのか」、「どのくらいの頻度で掃除すればよいのか」など分からない方が多いかと思います。
結論から言うと、ドラム式洗濯機の掃除箇所は主に10個あり、掃除方法や頻度はパーツによって異なります。
本記事では、ご自身で行えるドラム式洗濯機の掃除方法や頻度を解説し、おすすめアイテムもパーツごとに分かりやすく説明します。
また、ドラム式洗濯機の掃除を楽にする、ちょっとした日々の工夫ポイントも紹介しますので、最後までぜひご覧ください。
Contents
なお、この記事は、月間50台以上の洗濯機をクリーニングしている「洗濯機のまじん」スタッフが監修しています。
経験に基づき、洗濯機のお手入れ方法を分かりやすく解説!
この記事が洗濯機を清潔に保ち、日々の洗濯を快適にする手助けになれば幸いです。
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ドラム式洗濯機を掃除する10箇所と頻度
掃除パーツ | 掃除の頻度 | |
洗剤・柔軟剤投入口 | 洗濯時毎回を目安 | |
乾燥フィルター | 洗濯時毎回を目安 | |
乾燥ダクト | 月に1回を目安 | |
排水フィルター(糸くずフィルター) | 月に1回を目安 | |
ゴムパッキン | 月に1回を目安 | |
排水ホース | 月に1回を目安 | |
洗濯パン | 月に1回を目安 | |
排水口 | 月に1回を目安 | |
給水ホース | 年に1回を目安 | |
洗濯槽 | 月に1回を目安に槽洗浄年に1回を目安に分解洗浄 |
ドラム式洗濯機の掃除はなぜ必要?
一見、洗濯機は綺麗に保たれていそうですが、実際は汚れやカビなどが蓄積しており、定期的な掃除が必要です。
その原因は、衣類についた汚れやホコリ、石鹸カス、水アカ、そしてカビ(黒カビ)などが日々蓄積されていくこと。
洗濯機内部は湿度が高く暗い環境であるため、カビの繁殖に最適です。
そのため、洗濯機のお手入れを怠ると、以下の問題が生じてしまいます。
- 洗濯物が臭くなる
- 洗いたての洗濯物にホコリが付着する
- 洗濯機(排水口)から異臭がする
- 洗濯機が故障する
- 洗浄能力や乾燥能力が低下する
- 洗濯時間が長くなり、電気代・水道代が上がる
「洗濯機を洗う」という考えが一般的でないせいか、長年お掃除を行っていない方は非常に多いです。
次は具体的な掃除方法をパーツごとに分かりやすく解説していきます!
【パーツ別】ドラム式洗濯機の掃除方法
ドラム式洗濯機の掃除箇所は主に10箇所あります。
洗濯機メーカーには、パナソニック製や日立製、東芝製、シャープ製などがありますが、基本的な掃除方法は同じです。
しかし、洗濯機の部品によって掃除方法や頻度、使用アイテムが異なるため、パーツごとに紹介していきます!
洗剤・柔軟剤投入口
洗剤投入口や柔軟剤投入口はホコリや洗剤などが混ざりあい、固まることで生じるヌメリ汚れやカビが発生します。
見て見ぬふりをしがちな箇所ですが、洗濯機を綺麗に保つために、毎回こまめな掃除をおすすめします。
<必要なアイテム>
- 濡れ雑巾
- 浴室用洗剤
- 歯ブラシ(スポンジ)
<掃除方法>
- 洗濯機の中身を空にし、ぬるま湯を少量かける
- ふやかした汚れを雑巾で拭き取る
- 浴室用洗剤と歯ブラシなどでこすり洗いをする
- ぬるま湯をかけ、雑巾で拭き取る
- 排水をする
洗剤投入口や柔軟剤投入口の掃除方法について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
【洗濯機掃除の教科書】洗剤投入口や柔軟剤投入口の掃除方法を解説
乾燥フィルター
乾燥フィルターはドラム式洗濯機の上部に設置されており、乾燥時に衣類から出る糸くずや小さなゴミを集める役割があります。
乾燥フィルターにホコリが溜まると、カビの発生や乾燥時間の増加に繋がります。
そのため、掃除頻度の目安は乾燥機を使用する度に、お手入れすることをおすすめしています。
特に、乾燥時間が長くなったと感じる方は、初めに乾燥フィルターの掃除から行いましょう。
<必要なアイテム>
- 濡れ雑巾
<掃除方法>
- 洗濯機の電源を消し、乾燥フィルターを取り外す
- 乾燥フィルター表面のゴミを濡れ雑巾で取り除く
- ぬるま湯で水洗いをして乾かす
- 乾燥フィルターを元の位置に戻す
<注意点>
手順2の乾燥フィルター表面のゴミを取り除く際は、優しく拭き取るように!
フィルターは非常にデリケートで破れやすいため、ブラシを使用したり、爪を立ててしまわないようにしてください。
乾燥フィルターの掃除方法について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
乾燥ダクト(手前)
乾燥ダクトは乾燥フィルターの奥にあり、乾燥機内の熱い空気と湿気を外に送り出す役割があります。
乾燥ダクトは、乾燥フィルターを通過した微粒なゴミや湿気が蓄積しやすいため、掃除を怠ると、乾燥フィルターと同じくカビの発生や乾燥時間の増加、悪臭の発生に繋がります。
また掃除頻度は、月に1度を目安に行うことをおすすめします。
<必要なアイテム>
- 濡れ雑巾
<掃除方法>
- 洗濯機の電源を消し、乾燥フィルターを取り外す
- 乾燥ダクト手前のゴミを濡れ雑巾で取り除く
- 乾燥フィルターを元の位置に戻す
<注意点>
綿棒や割り箸などでホコリを取り除かないように!
乾燥ダクトの奥に落としてしまうと、洗濯乾燥機を分解して取り除く必要があるため気を付けましょう。
乾燥ダクトの掃除方法について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
【乾燥ダクト】ドラム式洗濯機乾燥フィルター奥の掃除についてプロが解説
なお乾燥ダクトの奥の掃除は、ご自身で行うのは難しいです。
理由や対処方法は後述するこちらで解説します。
排水フィルター(糸くずフィルター・ゴミ取りネット)
排水フィルター(糸くずフィルターやゴミ取りネットとも呼ばれています)は、ドラム式洗濯機のドアの近くに設置されています。
洗濯時に衣類から出る糸くずや小さなゴミを集める役割があり、ここの汚れが溜まると排水口の詰まりや洗濯後の洗濯物にホコリが付着する影響などがあります。
カビも発生しやすいため、排水フィルターの掃除は月に一度は必ず行うようにしましょう。
<必要なアイテム>
- 濡れ雑巾
- 浴室用洗剤
- 歯ブラシ(スポンジ)
<掃除方法>
- 洗濯機の「脱水」コースを選択し、1~2分動かし排水フィルターの水抜きをする
- 電源をいれたまま、排水フィルターを取り出す
- 排水フィルター本体に溜まったゴミを取り除く
- ぬるま湯でふやかし、浴室用洗剤と歯ブラシなどでこすり洗いをする
- ぬるま湯で水洗いをして乾かす
- 洗濯機側の排水フィルター奥も歯ブラシなどでこすり洗いをする
- 排水フィルターを元の位置に戻す
<注意点>
こすり洗いで取り除けない汚れは、15〜30分間つけ置きするのをおすすめします!
排水フィルターの掃除方法について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
【洗濯機掃除の教科書】排水フィルターと奥側の掃除方法をプロが解説
ゴムパッキン
ドラム式洗濯機のドア部分にあるゴムパッキンは、水漏れ防止の役割を果たします。
ゴムパッキンの隙間はホコリやカビが蓄積されやすく、放っておくとこれらの汚れが洗濯物に付着してしまう恐れがあります。
ゴムパッキンの掃除頻度は、月に一度を目安に行いましょう。
<必要なアイテム>
- 濡れ雑巾
- 浴室用洗剤
- ブラシ(歯ブラシ)
<掃除方法>
- 洗濯機の中身を空にし、ゴムパッキンの表面や隙間を濡れ雑巾で拭き取る
- ゴムパッキンに浴室用洗剤を満遍なく吹きかける
- 15~30分間つけ置きする
- ブラシでこすり洗いをする
- 濡れ雑巾で拭き取る
<注意点>
竹串のような鋭利なものは、ゴムパッキンが傷つく恐れがあるため使用しないでください。
塩素系の洗剤を使用する際は、拭き残しが無いようにしましょう!
ゴムパッキンの掃除方法について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
【洗濯機掃除の教科書】ゴムパッキンのカビ・ホコリの掃除方法をプロが解説
排水ホース
排水ホースはドラム式洗濯機の下に設置されており、排水ホース内部にはカビや汚れが蓄積されています。
放っておくと排水口詰まりの原因となるため、月に一度を目安に掃除を行いましょう。
<必要なアイテム>
- 濡れ雑巾(スポンジ)
- バケツ
- ブラシ
- ラップ
- 輪ゴム
- 洗浄剤(カビキラー)
<掃除方法>
- 洗濯機の電源を消し、蛇口を閉める
- バケツを沿えて排水ホースを外す
- ぬるま湯で注ぎ、洗浄剤を排水ホース内部に注ぐ
- 排水ホース両端をラップと輪ゴムで密閉し、15〜30分間つけ置きする
- ブラシで内部や外側をこすり洗いする
- 雑巾で拭き取り、排水ホースを元の位置に戻す
<注意点>
排水ホースの取り外しは破損の恐れがあるため、力ずくで行わないように!
排水ホースの掃除方法について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
【洗濯機掃除の教科書】排水ホースの簡単な掃除方法をプロが徹底解説
洗濯パン
洗濯機の下にある台(洗濯パン)は、水漏れした際に汚水の受け皿になったり、洗濯機の振動を吸収する役割があります。
この洗濯パン周りには髪の毛やホコリが溜まりやすく、月に1度を目安に掃除するとよいでしょう。
<必要なアイテム>
- 掃除機
- ハンディモップ
- 濡れ雑巾
- 浴室用洗剤
- ブラシ(スポンジ)
<掃除方法>
- 給水栓を閉める
- 洗濯機を1分ほど運転し、水抜きをする
- コンセントと排水ホースを抜き、洗濯機を動かす
- 掃除機とハンディモップでホコリを取る
- 浴室用洗剤とブラシなどでこすり洗いをする
- 濡れ雑巾で拭き取る
- 洗濯機を戻す
<注意点>
洗濯機を動かす際はケガに気を付け慎重に行うように!
洗濯パンの掃除方法について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
【洗濯機掃除の教科書】洗濯パン(下の台)の掃除方法をプロが解説
排水口
ドラム式洗濯機の排水口掃除を怠ると、悪臭の発生や脱水機能の停止、最悪の場合は排水の逆流が起こります。
洗濯機の排水口は特にカビや汚れが蓄積しやすい箇所のため、月に1度を目安に徹底的にお手入れしましょう。
<必要なアイテム>
- パイプクリーナー(重曹+クエン酸)
- 浴室用洗剤
- ブラシ
- バケツ
<掃除方法>
- 洗濯機の電源を消し、蛇口を閉める
- 排水口のパーツを取り外す
- 各パーツを浴室用洗剤でこすり洗いする
- 排水口内にパイプクリーナーを注ぎ込む
- 15〜30分間つけ置きし水を流す
- 排水口のパーツを元の位置に戻す
<注意点>
排水口のパーツは数種類あるため、写真を撮っておくと便利!
洗濯機の排水口の掃除方法について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
洗濯機排水口の掃除方法をプロが紹介!汚れやつまりの原因も解説!
給水ホース
ドラム式洗濯機の上部にある給水ホースは、外側にホコリが被りベタつきやすいです。
手が届きにくい箇所にあるため、年に一度を目安に取り外して掃除をします。
<必要なアイテム>
- 濡れ雑巾
- 浴室用洗剤
- 歯ブラシ(スポンジ)
<掃除方法>
- 給水栓を閉める
- 洗濯機を1分ほど運転し、給水ホース内の水抜きをする
- 給水ホースを取り外す
- 浴室用洗剤と歯ブラシなどでこすり洗いをする
- 給水ホースを元の位置に戻す
給水ホースの掃除方法について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
【洗濯機掃除の教科書】給水ホースの簡単な掃除方法をプロが解説
洗濯槽(槽洗浄)
ドラム式洗濯機内部の洗濯槽は、想像以上にカビや汚れが蓄積しています。
汚れた洗濯機を使用し続けると、洗いたての洗濯物にホコリが付着したり悪臭の発生、さらには衣類にカビが付着することで健康被害に影響を及ぼす恐れもあります。
そのため、槽洗浄を月に一度は行うようにしましょう。
槽洗浄とは、専用クリーナーを使用して洗濯槽のカビや汚れ、悪臭を除去する掃除方法です。
ドラム式洗濯機の槽洗浄には「槽洗浄コースを使用しないで行う方法」と、「洗濯機のパネルにある槽洗浄コースで行う方法」の2通りがあります。
槽洗浄コースを使用しないで行う方法
<必要なアイテム>
- 洗濯槽クリーナー(塩素系)
<掃除方法>
- 塩素系クリーナーを空の洗濯機に入れる
- ぬるま湯を洗濯機の9割くらいまでの高さまで入れる
- 洗濯機の「標準コース」(洗い→すすぎ→脱水)で運転する
槽洗浄コースを使用しない「槽洗浄」の詳細手順は、下記の記事で解説しています。
【洗濯機掃除の教科書】洗濯槽クリーナーの使い方をプロが徹底解説
洗濯機のパネルにある槽洗浄コースで行う方法
<必要なアイテム>
- 洗濯槽クリーナー(塩素系)
<掃除方法>
- 塩素系クリーナーを空の洗濯機に入れる
- 洗濯機の「槽洗浄コース」で運転する
- 数時間待機する
- すすぎ洗いを行い脱水をする
洗濯機のパネルについている「槽洗浄コース」の詳細手順は、以下の記事で解説してます。
【洗濯機掃除の教科書】槽洗浄コースの使い方や効果をプロが徹底解説します
洗濯槽クリーナーは2種類あり、なかでも塩素系漂白剤の洗濯槽クリーナーがおすすめです。
その理由を次の章で解説していきます!
おすすめの洗濯槽クリーナー
洗濯槽クリーナーは主に、塩素系漂白剤クリーナーと酸素系漂白剤クリーナーの2種類があります。
ドラム式洗濯機の槽洗浄は、短時間で強い洗浄効果のある塩素系クリーナーがおすすめです。
それぞれの特徴やメリット・デメリットなどを表にまとめてみました。
塩素系クリーナー | 酸素系クリーナー | |
メリット | 短時間で強い洗浄効果 | たしかな洗浄力と掃除のやりがい |
デメリット | 臭いが強い | 手間と時間がかかる |
槽洗浄 | 約1時間 | 約2~6時間 |
洗濯機の槽洗浄コース | 約2〜3時間 | 約5〜11時間 |
水温 | 冷水~ぬるま湯 | ぬるま湯 |
ドラム式洗濯機 | おすすめ | 使える |
塩素系漂白剤クリーナー
塩素系漂白剤の洗濯槽クリーナーは、短時間でカビや汚れを溶かし落とすことが可能です。
多くの洗濯機メーカーも塩素系クリーナーの使用を推奨しており、非常に強い殺菌力があります。
独特な塩素臭に抵抗のない方は以下のクリーナーがおすすめです!
また、塩素系クリーナーについての詳細を知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
【洗濯機の掃除】塩素系の洗濯槽クリーナー(漂白剤)のメリデメをプロが解説
酸素系漂白剤クリーナー
酸素系漂白剤の洗濯槽クリーナーも使用できますが、塩素系クリーナーに比べて洗浄時間や殺菌効果が低いです。
酸素系クリーナーは、過炭酸ナトリウムを主成分としており、その発泡作用によって洗濯槽に付着したカビや汚れを剥がし落とすことで洗浄します。
塩素系の刺激臭が苦手な方や、敏感肌の方は以下のクリーナーがおすすめです!
また、酸素系クリーナーについての詳細を知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
【洗濯機の掃除】酸素系の洗濯槽クリーナー(漂白剤)のメリデメをプロが解説
重曹やクエン酸
重曹やクエン酸(酢)は、ドラム式洗濯機の槽洗浄には不向きです。
どちらも手頃な掃除には向いていますが、頑固な洗濯槽の汚れやカビを落とすには限界があるためです。
なお、クエン酸は洗濯機の金属を腐食させる効果があり、これによって洗濯機内部のサビや故障に繋がる可能性もあるため使用は避けてください。
また、重曹とクエン酸を混ぜ合わせる洗浄剤は、互いの性質(酸性とアルカリ性)を打ち消し合っており、瞬間的な効果しか期待できません。
数時間かけて洗浄する槽洗浄には不向きのため、塩素系漂白剤クリーナーか酸素系漂白剤クリーナーを使用してください!
さらに洗濯槽クリーナーについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
【人気】洗濯槽クリーナーのおすすめ10選!洗浄剤の種類と効果も紹介
【豆知識】ドラム式洗濯機を清潔に保つ方法
日々の洗濯時に次に紹介する5つを意識することで、ドラム式洗濯機の汚れは軽減できます。
洗濯機の寿命を長持ちさせるためにも、5つのコツを活用してください!
コインランドリーを活用!
極端に汚れた衣類や大きな布団などは、洗濯機に大きな負担をかける可能性があります。
無理に洗うと家庭用洗濯機の性能や容量を超えてしまい、適切な洗浄ができないばかりか、故障の原因になることもあるのです。
そのため、特に汚れた衣類や大きな布団などについては、コインランドリーの利用をおすすめします!
洗剤や柔軟剤を入れすぎない!
洗剤や柔軟剤の過剰な使用は、洗濯機内部の汚れやカビの原因になります。
すすぎ残しが洗濯機内に蓄積して排水不良を引き起こしたり、カビの成長を促したりしてしまうのです。
製品の指示に従い、洗剤や柔軟剤の使用量は必要最小限に抑えましょう!
洗濯物はすぐに干す!
洗濯機内に洗濯物を放置すると湿気がたまり、カビや悪臭を引き起こします。
また、洗濯後すぐに取り出さないと、洗濯物の生乾き臭にも繋がります。
洗濯が終わったら、できるだけ早く洗濯物を取り出して干すようにしましょう!
洗濯後はフタを開けたままにする!
洗濯後の洗濯機は思っている以上に湿気が豊富で、湿気は言わずもがなカビや悪臭の原因となります。
そのため洗濯後は洗濯機のフタを開けておき、内部を乾燥させると良いでしょう!
週に1回は乾燥機能を使う!
乾燥機能を定期的に使用することで、洗濯機内部の湿気を除去できます。
週に1回を目安に、乾燥機能のみで運転して湿気を取り除きましょう!
特に梅雨時期のような湿気が高い季節には効果的です。
業者依頼がおすすめの3箇所
ここまでご自身で行えるドラム式掃除方法を解説してきました。
しかし、徹底的にピカピカにするためには、ドラム式洗濯機を丸ごと分解して掃除する必要があります。
ご自身では掃除が難しい3箇所をご紹介します。
洗濯槽(分解洗浄)
ドラム式洗濯機は槽洗浄では落としきれない汚れや、クリーナーが行き届かない箇所が多くあります。
これらはドラム式洗濯機を分解して丸ごとこすり洗いする必要があり、目安として1年に一度の頻度で徹底的にメンテナンスしましょう。
洗濯機の分解洗浄について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
【洗濯機掃除の教科書】分解洗浄の方法をプロが徹底解説-業者の相場も紹介
なおドラム式洗濯機の分解洗浄は、プロの作業員が行っても4時間かかることがあります。
洗濯機は複雑な部品が多く、初心者の方が挑戦しても丸一日かけても終わらなかったり、途中で元に戻せなくなったりするケースがあります。
電気と水を扱う家電で危険なため、ドラム式洗濯機の分解洗浄はプロの業者へ依頼をおすすめします。
洗濯機クリーニングの料金相場
洗濯機本体のクリーニングの料金と時間は、クリーニング方法によって大きく異なります。
薬剤投入洗浄では、洗濯槽やゴムパッキンの表面の汚れを特殊な洗剤や高温水で洗い、分解せずにカビや汚れを除去します。
以下は料金相場をまとめた図で、洗濯機の機種やオプション箇所によって多少変動します。
ドラム式洗濯機 | 所要時間 | |
薬剤投入洗浄 | 約17,000円 | 約2.5時間 |
分解洗浄 | 約30,000~40,000円 | 約3時間 |
洗濯機本体のクリーニング料金相場や失敗しない洗濯機掃除業者の選び方について解説していますので参考にしてください。
【料金】洗濯機分解クリーニングの相場と失敗しない業者の選び方を解説
排水口(分解洗浄)
洗濯機の排水口掃除もプロの業者に依頼をおすすめします。
排水口にはパーツが複数あり、掃除の工程も多く難しいです。
また、悪臭もひどいためコストパフォーマンスを考慮すると、業者依頼が賢明なケースが多いです。
以下の記事で長年、排水口掃除を行っていない洗濯機の様子を紹介しているため、気になる方はチェックしてください。
洗濯機の掃除を10年していない洗濯槽の状態は?!掃除方法を紹介
乾燥ダクト(奥)
乾燥ダクトの奥は、ネジを外し専門の道具で掃除する必要があるためご自身で掃除は難しいです。
また、乾燥ダクトの奥に掃除道具を落としてしまった場合、乾燥機の分解が必要になります。
プロの業者だと、しっかりした手順で徹底した掃除が可能なため、乾燥ダクトの奥側の掃除は洗濯機クリーニング業者へ依頼を行いましょう。
【おすすめ業者】洗濯機のまじんについて
本記事を提供する「洗濯機のまじん」は、ドラム式洗濯機の分解洗浄を得意とする業界初の“洗濯機クリーニング専門業者”です。
あらゆるメーカー・タイプの洗濯機に対応し、細部の汚れも徹底的に清掃します。
サービス満足度96%とたくさんの方に高評価をいただいておりますので、洗濯機に異変を感じる方やピカピカにしたい方はぜひお気軽にご相談ください!
専門業者である強みを活かし、確かな技術力で、あなたの洗濯機を新品同様によみがえらせます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、ご自身で行えるドラム式洗濯機の掃除方法を10箇所パーツ別で解説し、業者依頼がおすすめの3箇所までご紹介しました。
洗濯機の掃除は、パーツごとに掃除方法と掃除頻度が異なります。
また、日々の洗濯時にもご紹介した5つのコツを意識し、汚れの蓄積を減らしましょう!
当サイトには他にも洗濯機清掃に関するコンテンツが多くあるため、気になる方はチェックしてください。
投稿者プロフィール
- 洗濯機クリーニングのスペシャリスト。洗濯機クリーニングの深い専門知識と高度な技術力を誇り、月に50台以上の洗濯機を新品同様に蘇らせます。教育係としても活動し、チームの技術向上をリード。その明るく前向きな対応は顧客から高く評価され、感動と笑顔をもたらしています。